高知県のご当地グルメ郷土料理

四国の南西部を占める高知は、北側に険しい四国山地を背負い、南側には豊富な海の幸を蓄える太平洋に広く面した土地で、今も親しみを込めて土佐と呼ばれます。
高知を代表する大きな器に料理を盛り合わせる皿鉢料理は、まさに豪快で開放的な土佐の気質が色濃く表れた郷土食と言えます。

土佐ガツオの表面を炙って焦がしネギ、ニンニク、ショウガのみじん切りなどのたくさんの薬味をのせて食べます。

高知で人が集まる時には必ずと言ってよいほど出てくる宴会料理でさわち料理と読みます。刺身、寿司、煮物や揚げ物、汁物などを大皿に盛ったオードブルのような料理です。

かつおの酒盗はかつおの身を使った後に残る胃と腸を塩漬けにしてじっくり熟成させたものです。熟成することにより発酵の力を借りて旨味を増した酒の肴です。

土佐沖の活きの良い魚を素材に利用した干物は有名です。秋から冬にかけて沖うるめ（ニギス）を干す光景は高知の風物詩と言われるほどです。

体長２～３ｃｍのうるめ鰯などの稚魚を総称してドロメと言います。酢みそあえや塩と薄口しょうゆで味付けした汁にドロメを入れたドロメ汁などの料理が有名です。
ちなみにドロメをゆで上げたものがチリメンジャコになります。

吉尾優志さんの土佐ちりめんじゃこ

四国のうどんと言えば讃岐（香川県）の讃岐うどんともうひとつはこの土佐（高知県）の土佐うどんでしょう。

真鯛の姿蒸しは新鮮な真鯛を一尾丸ごと蒸し上げて醤油をかけた豪快な料理です。

乳脂肪分３％以下と低いさっぱり系の高知特産アイスクリームです。

高知県は日本一の柚子産地として知られ、土佐の山間部できれいな空気と美味しい水をたっぷり吸って育ったゆずは格別です。