奈良県のご当地グルメ郷土料理
奈良県は、奈良盆地が北西部に広がるだけで、東部には大和高原が広がり、県面積の60%強は紀伊山地に属する南部山岳地帯に占められています。「国のまほろば」とうたわれた大和盆地は、わが国の歴史上、都として最も早くその形を整えて発展したところです。飛鳥・奈良時代、日本の政治文化の中心として栄えました。
古代食をしのばせる郷土料理がみられるのは、大和の国ならではの特徴でしょう。
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茶がゆ
米に、布袋に入れた番茶を加えて薄い塩味で炊いたお粥です。そのままでもお茶の風味でおいしいものですが、豆類や、サツマイモ、麦、キビ、もちなどいろいろなものを入れて食べられます。
三輪そうめん
そうめんの元祖は奈良県の三輪地方と言われています。
冬の厳しい寒さと乾燥した気候がそうめん作りに適していたことから日本有数の産地となっています。
一筋縄そうめん木箱(50g×22)入り
にゅうめん
そうめんを温かくして食べる料理です。
坂利製麺所の高級即席にゅうめん「喜養麺」
柿の葉ずし
ご飯の上に塩鯖を乗せ柿の葉でくるんで桶にぎっしり詰め、重しをしてサバの塩味と柿の葉の風味をご飯になじませた お寿司です。駅弁などでもよく見かけますね。
「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」で知られるように奈良県は昔から御所柿の本場で、そういう背景から生まれた郷土料理と言えます。
釣瓶ずし
800年ほど前、吉野川のアユを鮨にし、釣瓶形曲桶で漬けたのが始まりで、歌舞伎・義経千本桜すしやの段でも有名なアユずしです。
吉野葛
ジャガイモのでんぷんがくず粉に代わってしまった今も、奈良県では葛根から採るくず粉が作られています。長い伝統に培われた吉野くずの品質の良さは日本一と言っても過言ではないと思います。くずを使った料理は「吉野仕立て」、「吉野打ち」と呼ばれ、いろいろな料理に利用されます。また、「くず切り」、「くずもち」など、和菓子にも欠かせない材料です。
葛餅9ヶ詰め(くずもち)
飛鳥鍋
牛乳で煮る鶏肉の鍋です。具には大和かしわ(鶏肉)、野菜、きのこ、豆腐などを使います。
奈良漬
酒粕に野菜を漬け込んだ漬物です。奈良漬は下漬け、中漬け、本漬けの三段階に漬け込んで熟成させて作られるため手間隙がかかり完成まで半年以上かかるそうです。
わらびもち
奈良県はわらび餅の原料であるわらび粉の名産地です。わらびもちの歴史は思ったより古く、足利時代から奈良名物として広く好まれていたそうです。
大和かしわ
奈良県畜産試験場が名古屋コーチンとシャモなどをかけ合わせて改良した奈良特産の地鶏です。
大和肉鶏の正肉セット
奈良県特産 地鶏・大和肉鶏まるごと一羽の燻製
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