歌おう
最近、「涙活(るいかつ)」という言葉が使われています。これは、疲れやすく、またストレスを解消しにくい現代社会において、涙を流すことにより良く眠れるようになる、つまり涙には自律神経を整える効果があるということだそうです。
また、人が誕生した時の赤ちゃんの泣き声は「産声」といいますが、泣き声であるにもかかわらず、母を呼ぶ声となり、まわりの人々を幸せにするはたらきがあります。ある作曲家は、この「産声」を、人間が最初に発する「歌」であると言われています。
これらのことをいただきますと、歌にはストレスを解消するはたらきと人を幸せにするはたらきがあるようであります。私がカラオケで下手な歌を歌っているのは一つのストレスを解消方だったようであります。(周りの人を幸せにしているとは思えませんが!)
かのベートーベンは、
「音楽とは、知恵よりも哲学よりも、更に高度の啓示である」
とおっしゃいました。
私たちは、歌うことにより、広い世界に導かれて、いろんなしがらみから解放されていくのかもしれません。
疲れたとき、いや!歌いたいとき、歌おうじゃありませんか。
そういえば、正信偈・和讃も歌である。聖書よりも早く開版(印刷して配布)した蓮如上人はなんとすごい人なんだろう。頭の下がる思いです。
合 掌(禿)