建築に関する雑多な話

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階段は宅内で事故が多発しやすい場所。お年寄りが転倒し頭を強打する事故もニュースでよく聞きます。階段は軽視されがちですが、事故のないよう形状や付ける場所を工夫してください。

階段の形状

昭和の時代、階段はストレート階段が多かったです。その時代の作られた友人知人、身内のお宅へ伺っても本当にストレート階段が多く見受けられました。ストレート階段は一旦バランスを崩して落ちてしまうと、最下段まで行きに落ちてしまって大事故につながります。現在ではストレート階段は少なくなってきてるようです。

我が家は建物を上から見ると正方形に近いこともあり、直角に2回方向転換があるコの字階段です。最初に設計されていた間取りでは普通の回り階段でしたが、階段の重要性に認識しておりましたので、踊り場のある吹き寄せ階段にしました。吹き寄せ階段にした分、1階の廊下に10cmほど はみ出して廊下も幅90cm必要なので、隣の和室押し入れの奥行きが90cmのところ、80cmに縮みました。

手ぶらなら普通の周り階段でも問題ないでしょうが、洗濯物や掃除機を持っている時など、家事の場面で手に何か持っていることが多いものです。そういう時に少しでも安全な階段であれば、事故が起きても回避できます。

オシャレに見えるらせん階段は大型の家具が2階に運べないなどといった不都合が起こりやすくなります。

よほどの大きいお宅ではない限り、回り階段かL型曲がり階段だと思います。

階段の幅は最低75cm必要です。踏み板、蹴上げ(けあげ)、蹴込み(けこみ)、踏み面(ふみづら)など法律に最低限の規定がありますが、作り方の状況で上がり下がりしやすいしにくくなります。詳細はリンクを張っておきますので、参考にしてください。

L型曲がり階段にも曲がるところに踊り場があったほうが万一 事故があっても被害は軽減されます。

自宅は普通に別階段ですが、リビング内に取り付けるリビング階段も検討されているかたも多いのではないでしょうか。リビング階段も吹き抜けと似たようなメリット・デメリットがあります。家族の気配が感じられるということですが、階段から空気が抜ける状態にあるので、冷暖房効率が落ちます。吹き抜けやリビング階段を作らないと家族とのコミュニケーションがうまく取れないのはハード側(家)が問題なのではなく、ソフト側(人)に問題があると思います。

ちなみに階段下はトイレや物置を配置する場合がほとんどですね。

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