建築に関する雑多な話

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ガス or オール電化

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一長一短がコレにもあります。考え方や生活スタイルで変わってきます。
オール電化の最大のメリットは経済的、デメリットは時にお湯切れなど使用感の悪さ。
ガスの最大のメリットはいつでも湯切れがなく使いやすい。デメリットはオール電化よりもランニングコストが高くつく。

家族構成、家を建てる地域や床暖房を含めた住宅設備の使い方、仕様など総合的に考えて検討してください。何もこだわりがなけばガス仕様でいいのではないかと思います。

標準のガス仕様が多いですし、中に標準が選択できる場合やオール電化仕様ということもあるので、こだわりがなければ標準仕様ままでいいでしょうし、選択式でこだわりがないようでしたら使いやすいガス仕様を選べばいいですね。

我が家は標準のガス仕様。

理由は・・・

2013年5月、関西電力(関電)は夜間電力3割アップということで、オール電化が本当に得かどうかわからなくなった。
今後、同居家族が増える可能性があるので、今後お湯切れの心配がある。
エコキュート(電気給湯器)が置くスペースを考える必要がありそのスペースがない。

の、2点です。
料理好きの妻は「夏は暑いけどやっぱりガスがいい」と言うこともあって、ウチは標準のガス仕様&ガスコンロです。

比較 メリット デメリット
オール
電化
  • ガス料金がない分、経済的(これには多少の疑問は残りますが)。
  • 火を使わないので安心。
  • 夏場キッチンの気温上昇が押さえられる。
  • IHクッキングヒーターは凹凸がないので掃除がしやすく、火による二酸化炭素が発生しない。
  • ソーラーパネルとの相性が良い。
  • 使い方を考えないとお湯切れの心配がある。追い焚きが使えるエコキュートでも使いにくい。
  • 設置初期・交換時に費用がかかる(設置・工事費)。
  • 調理に使う器具が限られる(IH対応の調理器具しか使えない)。
  • メンテナンスがいる。
  • エコキュートの設置場所が必要。
  • タンクの小さいサイズを選べば後で人数が増えた時にお湯切れが起こることが想定される。大きいタンクを選べば電気代が多くかかるなどが生じる。
  • エコキュートの寒冷地仕様もありますがお湯切れが発生すれば寒冷地では特に最悪。
ガス
  • 湯量や追い焚きなど使い勝手を気にしなくてもよい。
  • 調理器具を選ばない。
  • やっぱり火を使う料理はおいしい。
  • 寒冷地でも考えることなく使える。
  • オール電化よりランニングコストがかかる。
  • 空気を汚す。火を使うので危険が生じやすい。
  • 追い焚き機能がないガス給湯器は追い焚きができなくてお風呂で使いにくくなる。
  • お風呂やキッチンで同時にお湯を出すと、給湯が追いつかなくなることがある。

オール電化

オール電化は安い深夜電力でお湯を沸かしてタンクで保温するシステム。ガスの契約がないことでガスの基本料金がかからないこと。ここでは「安い深夜電力」というのがネック。2013年5月より関電管内は深夜電力が2013年5月より3割値上げでお得度が圧倒的に減る。ネット検索すると「オール電化は安い」とか出てくると思いますが、これは電気代の値上げする前の話が多いので、現在は「?」です。しかし今後、電力の自由化がすすめば電気料金が下がる可能性があります。

オール電化にすると、設置するハード面・工事費(イニシャルコスト)にはお金がかかりますが、ランニングコストが安くなるので設置コストを吸収し、後に安くつくという考え方。ガスコンロがIHクッキングヒーターになりますが、IHクッキングヒーターはガスコンロより10万円以上も高い。配線・配管にも工事費がかかります。エアコンを使えば深夜以外は高くつく。特に複数台エアコンを使う予定のご家庭は家計への負担増へ向かっているということです。さらに床暖房で立ち上がりの早い電気式を選択する場合はどんどん負担増へ向かいます。

オール電化にする場合はソーラーパネル設置の相性がいいと思います。

エコキョートでもバスタブの追い焚きできる機種あるとはいえ、使い勝手が悪いのは否めません。

ガス仕様でもシステムキッチンでIHクッキングヒーターは使用できます。その逆はできません。オール電化でガスコンロを使用したい場合は一時的な料理ならカセットコンロを使用すればいいですね。

会社の同僚はアルミな鍋に入った鍋焼きうどんが好きでよく食べるということで、オール電化住宅に住んでいるので、カセットコンロを愛用しているんだとか。

外部リンク:オール電化まるわかり

寒冷地では使いにくい。

深夜電力が安い理由:
原発は大きく出力調整ができないことから、夜間は電力供給が余ってしまうので深夜料金を安い設定にして使用を促進。そこを使ってオール電化住宅ということのようです。しかし先の原発事故で各地の原発は停止し、深夜に余った電力が少なくなったので、料金を引き上げにつながった模様です。原発事故前、関電の原発依存率が全国で最も高い約3割だったので、なおさらコストに見合わなくなり深夜電力も3割アップです。

外部リンク:関電 夜間3割増 電気料金値上げ

2015年(平成27年)4月1日以降は オール電化にしたとしても電気代の10%の値引きが適応されない。オール電化住宅を優遇する「はぴeプラン」を2015年3月で新規加入を終了。

外部リンク:家電watch 関西電力と九州電力、電気料金を値上げ

ガス給湯器(追い焚き機能つき)

人数や使い方によらずすぐに給湯・追い焚きができる。
お湯切れの心配がない。
追い焚きが気にせずできる。
火の出る調理は火力があって、やっぱりおいしい。

高効率ガス給湯器エコジョーズ。これも給湯器本体は少し高いですが、エコジョーズ料金にすることで、4人以上と家族が多いお宅はガス料金もおトクになりやすい。自宅は二人なので、ガスのたくさん使うことが現時点で少ないということで普通の追い焚き機能付き給湯器(24号)です。人数が増えた時はリーフォーム時にエコジョーズにすればいいという結論。

外部リンク:大阪ガス GAS得プラン

ただし、都市ガスが通ってない地域は必然的にLPG(プロパンガス)になると思います。LPGはランニングコスト(ガス料金)が高いので、オール電化がいいのではないかと思います。身内の話ですが、実際プロパンガス地域でリフォーム時にオール電化へ変更しさらにソーラーパネルも設置したらランニングコストが減ったそうです。

生活スタイルによって違う

家族構成や生活スタイルや地域の実情によってずいぶんと変わる部分なので、よ〜く検討してください。
生活スタイルは時間がたてば変わります。お子さんはいつまでも小さいままではありません。中学高校となり運動系クラブ活動などすれば夜のバスタイム以外にもシャワーを浴びることが出てくるでしょうし、大学生になればアルバイトで夜遅くなり夜に入れず毎朝シャワーを浴びるといったことが出てくるかもしれません。
家を建てた当の本人もいつかは年老いて職業人として引退する時が来て生活が変わります。

今後の生活スタイルが変わることも含めて考える必要があります。

ネットで調べてもガスvsオール電化は賛否両論、正解がなく堂々巡りです。その意見は参考とし、家やご家族の実情に合わせて最良の選択をしてください。

ネット検索の注意点:
中立的な立場で執筆されている文献でないと、片方に偏った内容になりがちです。検索する時は必ず中立的立場で書かれた文献を参考にしましょう。

外部リンク:エネルギーコストを比較オール電化とオールガスの徹底比較

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