着物、和裁、生地、染の用語を詳しく説明しています。
着物辞典
きもの用語集。
着物用語辞典

索 引

・あ ・い ・う ・え ・お

・か ・き ・く ・け ・こ

・さ ・し ・す ・せ ・そ

・た ・ち ・つ ・て ・と

・な ・に ・ぬ ・ね ・の

・は ・ひ ・ふ ・へ ・ほ

・ま ・み ・む ・め ・も

・や ・ゆ ・よ

・わ ・その他



◆きもの用語集 も
  • もじりそで[捩り袖] 半纏や仕事着に使われる袖型のこと。袖付けが広く、袖下が斜布になるので動作がしやすい。巻袖系の袖型。この袖をつけたものを単に「捩り」という。
  • もふく[喪服] 凶事に関する行事に着用する服装。哀悼や謹慎を表現するものと考えて使われる。装飾が少なく、白、黒、鈍色などの暗色のものが多い。喪服の簡略されたものとして、喪服と同じ裂地を身体の一部に付ける喪章、通常服を裏返したり、折って着る風習もある。起源は神に仕える祭服の一種であったが、葬儀または忌日祭の儀礼として着用するようになった。
  • もみ[紅絹] 紅花から採れる染料で染めた、紅色の無地の絹布のこと。羽二重に近い上等品は、本紅といわれた。最近では科学染料染が用いられている。
  • もん[紋] 文様や記号が図案化されたもの。個人・家族・同族の合標として用いられる。起源は平安中期、公家の牛車や衣服・調度にその人好みの文様をつけたところにあるいわれる。参内、退出の混雑時に自他の牛車の区別を分かりやすくするためにつけられた。それが家族、子孫に受け継がれて家紋となる。武家の紋は鎌倉初期、旗の印が起源といわれる。衣服や調度品における文様の図案化は早いが、家紋の図案化の完成は江戸時代にはいってから。明治維新、平民に苗字が許されて家紋が普及し、どの家でも紋を持つようになった。
  • もんいしょうちりめん[紋意匠縮緬] 染下生地の一種。経糸に駒撚糸を、地緯に強撚糸、絵緯に生糸諸糸などを使用した緯二重織縮緬のこと。光沢のある地紋を織り出した白生地。
  • もんちょう[紋帳] 紋をあつめた冊子。紋本ともいう。紋を付けるときに参考にする見本帳。
  • もんつき[紋付] 長着や羽織に家紋をつけた衣服の事。江戸時代までは、公家・武家に限って着用。一般は百姓でも格式高い家、ごく裕福な町人、役者でなければ着なかった。一般に礼服として定まったのは明治維新以後。
  • もんふせ[紋伏せ] 仕立中に紋が汚れるのを防ぐ為に、紋伏せ紙や小布等を紋の上に縫いしつけること。陽紋・陰紋付の反物を染める時紋の部分にゴム糊等を用いて防染すること。

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