更新日:2022年7月2日
司法書士の通信講座・予備校は、各社それぞれに特徴があるため、どの講座を受講すればいいのかとても迷うと思います。
そこで、司法書士の合格者の管理人が、人気予備校10社の通信講座について、それぞれの特徴を比較し、総合的に評価したうえで、司法書士のおすすめ通信講座をランキング形式でご紹介します!
【執筆者】 |
![]() 執筆者紹介 |
- 司法書士の通信講座おすすめランキング!
- No.1:アガルート
フルカラーテキストならアガルートがおススメ!
- No.2:スタディング
スマホで学習するならスタディングがおススメ!
- No.3:LEC
カリスマ講師陣ならLECがおススメ!
- No.4:伊藤塾
本気の本気で勉強するなら伊藤塾がおススメ!
- No.5:クレアール
- No.6:TAC(Wセミナー)
- No.7:辰巳法律研究所
- No.8:東京法経学院
- No.9:東京司法書士学院
- No.10:ユーキャン
- 【販売終了】資格スクエア
- No.1:アガルート
- 通信講座を徹底比較!あなたにおすすめの司法書士講座は?
- 予備校・通信講座のメリット・デメリット【vs独学】
- 司法書士試験情報
- 司法書士の通学講座はこちら⇒司法書士の学校・専門学校ランキング【通学講座を探そう!】
資格試験の通信教育を牽引する「フォーサイト」が、2021年、ついに司法書士講座を開講しました!
まだ当ページのランキング対象には含めていませんので、フォーサイト司法書士通信講座を徹底レビュー!のページをご参照ください。
司法書士の通信講座おすすめランキング!
当ページでは、司法書士のおすすめ通信講座をランキング形式でご紹介するにあたり、以下の基準を客観的な指標としています。
客観的な指標
- 受講料〔価格の安さ、返金制度など〕
- 講義のわかりやすさ〔講義時間数(カリキュラム)・講義スタイル〕
- テキストのわかりやすさ〔テキストの刷色/オリジナル or 市販〕
- 利用のしやすさ〔Webテキスト・Web問題集などeラーニングシステムの充実度〕
- 挫折しにくさ〔質問対応その他サポート体制の充実度〕
- 合格実績〔公表実績 or 合格者の声〕
そして、これらの客観的指標に加えて各社の特長(セールスポイント)も、選択の決め手になる場合も多いと思いますし、逆に、弱点(ウィークポイント)も見過ごすわけにはいきませんので、下記の基準を評価に加味しました。
特長(セールスポイント)
- カリスマ講師・看板講師
- オリジナルカリキュラム
- オリジナルテキスト
弱点(ウィークポイント)
- 各評価項目の中で、明らかに他社より下回っている点
以下では、上記の客観的指標・特長(セールスポイント)・弱点(ウィークポイント)を全て表形式に整理して比較しながら、予備校各社の司法書士通信講座のおすすめをランキング形式でご紹介します!
ランキング/予備校名 | |
---|---|
初心者向け通信講座の比較項目 |
|
おすすめ通信講座 No.1
|
|
アガルートの通信講座比較項目 |
通信講座名/受講料@司法書士 入門総合カリキュラム(ライト)【2024年向け】 A司法書士 入門総合カリキュラム【2023年向け】
|
講義時間(カリキュラム)/講義スタイル
@[講義]約330時間 A[講義]約320時間 講義は通信講座専用に収録。適宜、背景にテキストやスライドを表示して解説 |
|
教材(テキスト・問題集)
【テキスト】フルカラー冊子版テキスト/オリジナル |
|
教材(eラーニング)講義視聴(スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可) |
|
合格実績
公表なし |
|
サポート体制
・Facebookグループによる質問対応(講師が直接回答) |
|
総合評価
![]() アガルートは、業界最低水準の低価格を維持しながら、冊子版のフルカラーテキストと、Facebookを利用したスピーディーで回数無制限の質問対応という、これまでにない画期的な司法書士講座を開講してくれました! また、合格への最短ルートを実現する必要十分な凝縮した講義とテキスト! さらに、合格者には受講料を全額返金してもらえる上に、合格祝い金3万円までもらえます! ただ、開講して年数が浅いため、目に見える合格実績はまだありませんが、期待度はNo.1です! eラーニングは講義の受講のみで、冊子版のテキスト・問題集を使用しますので、次にご紹介するスタディングのようなオンライン学習が苦手な方でも、安心して受講できます! |
|
公式サイト/管理人による詳細解説![]() ![]() |
|
おすすめ通信講座 No.2
|
|
スタディングの通信講座比較項目 |
通信講座名/受講料司法書士 合格コース<コンプリート>【2023年向け】
|
講義時間(カリキュラム)/講義スタイル
[講義]150時間 講義は通信講座専用に収録。大画面の前に立ち、スライドを表示して解説 |
|
教材(テキスト・問題集)【テキスト】フルカラーWebテキスト/オリジナル 【問題集】Web問題集 |
|
教材(eラーニング)
すべての教材をオンラインで利用する形態(スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可) 講義視聴、テキスト参照、問題演習、要点暗記ツール、雛形暗記ツールなど ※専用アプリを使ってWi-Fiで事前に動画をダウンロードすれば、外出先でも通信料を気にせず講義を受講可能 |
|
合格実績公式サイトには、2021年度試験において、7名の合格者の声の掲載あり(2020年度:6名)
|
|
サポート体制
質問対応なし |
|
総合評価
![]() スマホのみで学習できるため、まとまった勉強時間を確保できない方でも安心して受講できます!しかも、ダントツの圧倒的な低価格! 講義は、元Wセミナーのベテラン講師が担当しますので、低価格だからといって講義の質が劣るなどという心配は無用です! さらに、大手予備校の約3分の1の講義時間数で、工夫されたスライドを駆使してコンパクトに解説してくれます! その他、過去問演習をはじめ、要点暗記ツール、記述式雛形暗記ツールなど、革新的なeラーニングシステムにより、すべての学習をスマホで完結させることができ、画面に沿って進めればいいように学習システムが組まれています。 ※ オプションで冊子版テキストを購入すれば、机に向かってメモを取りながら学習することもできます。その他問題演習等はすべてオンライン学習です。 ただし、まだ合格実績が積み上がっていない点と、サポート体制(質問対応)が用意されていない点が弱点ではありますが、社会人の方など、まとまった勉強時間を確保できない方には、破格の安さで、スマホのみで学習できるスタディングを一番におススメします! |
|
公式サイト/管理人による詳細解説![]() ![]() |
|
おすすめ通信講座 No.3
|
|
LECの通信講座比較項目 |
通信講座名/受講料@ 司法書士 新15ヵ月合格コース【2024年向け】 A 司法書士 9ヵ月合格速修コース【2023年向け】
|
講義時間(カリキュラム)/講義スタイル
@[講義]390時間 A[講義]282時間 講義は通学講座を収録。 適宜、画面にテキストを表示して解説 |
|
教材(テキスト・問題集)
【テキスト】 A白黒冊子版テキスト/9月合格速修コース専用のオリジナルテキスト 【問題集】冊子版問題集 |
|
教材(eラーニング)[受講形態でWebを選択した場合] |
|
合格実績
・毎年上位合格者を輩出しているほか、一発合格者、最年少合格者、在学中合格者など多数の合格者を輩出(過去10年で、5位以内の上位合格者34名、一発合格者141名)
|
|
サポート体制インターネットフォローシステム(教えてチューター)による質問対応 |
|
総合評価
![]() LECの魅力は、なんと言っても、カリスマ講師「森山和正」先生を筆頭にした充実の講義です! そして、必要な情報がすべて網羅された業界ナンバーワンテキスト「ブレークスルーテキスト」!(復習用に森山クラスでは「ケータイ司法書士」、海野クラスでは「セルフレクチャー」を使用) いずれをとっても他社の講座を寄せ付けません! 森山講師の講義は、サンプル講義を聴くとすぐわかると思いますが、流れるような喋りの中で、重要ポイントはハッと目が覚めるような強弱をしっかりつけて説明してくれます! また、ベストセラーの「ケータイ司法書士」や「暗記の力技100」などの著者であることからもわかるように、何が重要なのか、どこを覚える必要があるのかを完璧に把握し、そして、講義をしっぱなしではなく、どうやって覚えればいいのか、まで全部含めて指導してくれます! 受講料は高額になりますが、優れた合格実績を誇るカリスマ講師陣に、合格まで導いてもらいたい方にはLECをおすすめします! |
|
公式サイト/管理人による詳細解説![]() ![]() |
|
おすすめ通信講座 No.4
|
|
伊藤塾の通信講座比較項目 |
通信講座名/受講料@司法書士 入門講座 スリーステップコース【2024年向け】 A司法書士 入門講座 スピード&フリーコース【2023年・2024年向け】
|
講義時間(カリキュラム)/講義スタイル
@[講義]510時間 A[講義]399時間 講義は通学講座を収録。適宜、画面に資料を表示して解説 |
|
教材(テキスト・問題集)【テキスト】白黒冊子版テキスト/オリジナル 【問題集】冊子版問題集 |
|
教材(eラーニング)講義視聴(スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可) |
|
合格実績
2021年度試験において、全合格者613名中344名(56%)が伊藤塾の有料講座を受講(2020年度:59%) |
|
サポート体制・Webサービスによる質問対応(伊藤塾マイページ) |
|
総合評価
![]() 司法書士受験界のエースと評される山村拓也講師による「記述式答案構成力メソッド」を最大の武器に、確かな合格実績に裏付けられた「段階的学習システム」、「らせん式反復学習法」など独自の方法論に基づく講義が伊藤塾の最大の強みです! そして何より、驚異の5割を誇る合格占有率には目を見張るものがあります。この合格実績に間違いはありません! 受講料は通信講座専門の予備校に比べると高額になりますが、それでも構わない!絶対に合格したい!という方は、覚悟を決めて伊藤塾を受講するしかありません! |
|
公式サイト/管理人による詳細解説![]() ![]() ![]() |
|
おすすめ通信講座 No.5
|
|
クレアールの通信講座比較項目 |
通信講座名/受講料@司法書士 合格ルート1.5年スタンダードコース【2024年向け】 A司法書士 合格ルート超短期コース【2023年向け】
|
講義時間(カリキュラム)/講義スタイル
@[講義]576時間 A[講義]357時間 講義は通信講座専用に収録。適宜、背景にスライド等を表示して解説 |
|
教材(テキスト・問題集)
【テキスト】2色刷冊子版テキスト(PDF版あり)/オリジナル 【問題集】冊子版問題集(PDF版あり) ※Web問題集あり |
|
教材(eラーニング)」
講義視聴、Web確認テスト、過去問1000本ノックWebテスト、PDF化された教材(テキスト、過去問、六法など)を参照可(スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可) |
|
合格実績公表なし 公式サイトには、2021年度は20名の「合格者の声」の掲載あり(2020年度は17名) |
|
サポート体制Eメール、FAX(質問用紙)による質問対応 |
|
総合評価
![]() クレアールは、「非常識合格法」に基づく講義・教材が最大の特長とされていますが、私が見る限りでは、それよりも、2色刷りのテキストや択一六法、そしてeラーニングの過去問1000本ノックWebテストなど、司法書士講座としてはナンバーワンと言っても過言ではないと感じるほどの非常に充実した教材群が最大の特長となっています! しかも、それら各種教材が冊子で提供されるだけでなく、Webでも配信されるため、移動時間などのスキマ時間を活用した学習にもバッチリ対応しています。また、カリスマ講師と呼ばれるような目立った講師は在籍していませんが、とにかくきめ細かい丁寧な講義も特徴的です。 さらに、これら教材と講義は、クレアール独自のVラーニングシステムと呼ばれる考え抜かれたカリキュラム(単元別講義、講義連動型の復習講義、解法パターン別の対策、三位一体のマイカリキュラム)に従って提供されます。 このため、わかりやすい教材と丁寧な講義で、考え抜かれたカリキュラムにより合格まで導いてもらいたい方には、クレアールをおススメします!受講料も、大手資格予備校の半額です! |
|
公式サイト/管理人による詳細解説![]() ![]() |
|
おすすめ通信講座 No.6
|
|
TACの通信講座比較項目 |
通信講座名/受講料@司法書士 1年総合本科生<山本オートマチック>【2023年向け】 A司法書士 8ヵ月速修総合本科生プラス<山本オートマチック>【2022年向け】
|
講義時間(カリキュラム)/講義スタイル
@[講義]462時間 A[講義]462時間 講義は通学講座を収録。黒板の前に立ち、適宜、板書して解説 |
|
教材(テキスト・問題集)
【テキスト】2色刷冊子版テキスト 【問題集】冊子版問題集 「オートマシステム」シリーズを中心としたオリジナルテキスト |
|
教材(eラーニング)[受講形態でWebを選択した場合] |
|
合格実績
一発合格者、上位合格者をはじめ、多数の合格者を輩出 |
|
サポート体制
インターネットフォローシステム(i-support)、FAX(質問カード)、電話(特定の日程)による質問対応 |
|
総合評価
![]() TACの司法書士講座は、何より、山本浩司講師のオートマチックシステムによる講義が最大の魅力です! ベストセラーテキスト「オートマシステム」シリーズをフルに活用しながら、山本浩司講師の独自の記憶法を駆使した講義により、自然に理解し、自然に記憶し、自然に合格レベルにまで導いてくれます! ただし、オートマシステムのテキストは、当サイトの「独学におすすめのテキスト」で強くおすすめしているように、独学者でも容易に学習ができるテキストのため、通信講座でこのテキストが使用されるというのは、通信講座のメリットが薄らぐように感じてしまいます。。 しかし、優れたオートマシステムを使って、著者の講義を直接聴けば、さらに理解は進むと思いますので、独学時代に「オートマシステム」が気に入った方は、TACも検討してみてください! |
|
公式サイト/管理人による詳細解説![]() ![]() |
|
おすすめ通信講座 No.7
|
|
辰巳の通信講座比較項目 |
通信講座名/受講料リアリスティック一発合格 松本基礎講座
|
講義時間(カリキュラム)/講義スタイル
[講義]372時間 講義は通学講座を収録。画面にテキストを映し出して解説 |
|
教材(テキスト・問題集)
【テキスト】2色刷冊子版テキスト(市販のリアリスティックシリーズ) 【問題集】冊子版問題集(講座オリジナルの択一過去問本) |
|
教材(eラーニング)[受講形態でWebを選択した場合] |
|
合格実績2021年度試験において、松本基礎講座から24名の合格者を輩出(2020年度:25名)。過去5年連続10名以上の合格者。 |
|
サポート体制Eメールによる質問対応、クラスマネージャーによる相談対応 |
|
総合評価
![]() 辰巳法律研究所は、5ヶ月合格法の松本雅典講師がとにかく有名です! 著書のリアリスティックシリーズも独学者から高い支持を集めていますね。 松本講師は、独自の方法論により毎年多くの合格者を輩出していますので、リアリスティックシリーズが合っていると思った方は、辰巳の受講を検討してみてください。 |
|
公式サイト/管理人による詳細解説![]() |
|
おすすめ通信講座 No.8
|
|
東京法経学院の通信講座比較項目 |
通信講座名/受講料@司法書士 新・最短合格講座 総合コース【2024年向け】 A司法書士 新・最短合格講座 総合コース【2023年向け】
|
INPUT講義時間/講義スタイル375時間 講義は通学講座を収録。黒板の前に立ち、適宜、板書して解説 |
|
教材(テキスト・問題集)【テキスト】白黒冊子版テキスト/オリジナル 【問題集】冊子版問題集
|
|
教材(eラーニング)[受講形態でWMVを選択した場合] |
|
合格実績全日制(名古屋校)の実績は、25.49%の合格率(直近14年の総受講者数 204名中、52名が合格) |
|
サポート体制Eメール、FAX(質問票)による質問対応 |
|
総合評価
![]() |
|
公式サイト![]() ![]() |
|
おすすめ通信講座 No.9
|
|
東京司法書士学院の通信講座比較項目 |
通信講座名/受講料司法書士 1年通信講座(答案練習付) |
INPUT講義時間/講義スタイル
267時間 講義は通学講座を収録。ホワイトボードの前に立ち、適宜、板書して解説 |
|
教材(テキスト・問題集)【テキスト】白黒冊子版テキスト/オリジナル 【問題集】冊子版問題集 |
|
教材(eラーニング)なし |
|
合格実績公表なし |
|
サポート体制
FAX、Eメール、電話(アポ必要)による質問対応 |
|
総合評価
![]() |
|
公式サイト![]() |
|
おすすめ通信講座 No.10
|
|
ユーキャンの通信講座比較項目 |
通信講座名/受講料司法書士講座
|
INPUT講義時間/講義スタイルなし
|
|
教材(テキスト・問題集)
【テキスト】2色刷冊子版テキスト ※デジタル版もあり/オリジナル 【問題集】冊子版問題集 ※デジタル版もあり |
|
教材(eラーニング)学びオンラインプラス(受講生専用サイト)にて、Webで各ポイントごとに2〜2.5分程度の解説動画が視聴可能、択一問題Webテストあり |
|
合格実績公表なし
|
|
サポート体制Eメール、郵便による質問対応 |
|
総合評価
![]() |
|
公式サイト![]() |
|
【販売終了】資格スクエア※2021年8月末をもって、資格スクエア司法書士講座の販売は終了となりました。 |
|
資格スクエアの通信講座比較項目 |
通信講座名/受講料
|
講義時間(カリキュラム)/講義スタイル
[講義]366時間 講義は通信講座専用に収録。ホワイトボードの前に立ち、適宜、板書して解説。画面は講義動画部分とテキスト表示部分とに分割表示 |
|
教材(テキスト・問題集)【テキスト】白黒冊子版テキスト(Webで同内容を参照可)/オリジナル 【問題集】冊子版問題集とWeb問題集 |
|
教材(eラーニング)
講義視聴、オンラインレジュメ参照、問題演習(スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可) |
|
合格実績公表なし ※資格スクエアとしての合格実績はまだ少ないかと思いますが、カリスマ講師「三枝りょう」講師としての実績は十分にあります。 |
|
サポート体制
・講義画面からワンクリックで質問送信可能(司法書士試験の合格者が回答) |
|
総合評価
![]() ※2021年8月末をもって、資格スクエア司法書士講座の販売は終了となりました。 「逆算思考の合格術」というものが2022年向け講座から採り入れられました。これは、「受験生」、「合格者」、「試験」の3つから逆算し、合理的に合格を目指すという考え方ですが、その実体は、アウトプットを十分に行うことや、満点ではなく合格点を目指すこと、同じ問題を繰り返し演習することなど、当たり前のことしか言っていないようです。。ということで、この合格術については特に気にする必要はないかと思います。 講義は、司法書士受験指導界のカリスマ講師(三枝りょう講師)が担当し、大手資格予備校並みの充実した講義時間数を確保し初学者向けに丁寧に解説してくれます! そして、全ての教材をスマホで利用でき、特許取得の「脳科学ラーニング」をはじめとしたオンライン学習サービスも大きな特長です。 さらに、質問対応やフォローアップなどのサポート体制も充実されました。 ただし、テキストが白黒で、編集も単調であるため、あまり初学者に優しい教材ではないように感じます。また、資格スクエアは、開講して年数も浅く合格実績が少ないというところも減点対象となりますが、三枝りょう講師は、カリスマ講師としてこれまでに多数の合格者を輩出していますので、その点は心配ないかと思います。 |
|
公式サイト/管理人による詳細解説![]() ![]() |
【表内の注意事項】
◆受講形態・・・
〔Web〕→Web動画により講義を視聴(パソコン、スマホ、タブレット)
〔DVD〕→DVDにより講義を視聴
〔WMV〕→WMV形式の動画ファイルをダウンロードして講義を視聴
◆講義時間・・・その通信講座において、Web又はDVDで視聴するインプット講義の時間数の総合計(例:120分×10回=1200分 → 20時間)を記載しています。
◆テキスト・・・教材のテキストが何色刷かを記載しています(白黒、2色刷り、フルカラー)。
通信講座を徹底比較!あなたにおすすめの司法書士講座は?
ここまでは、司法書士通信講座を総合的に評価して、おすすめ順にランキング形式でご紹介してきました。
総合的な評価ということは、つまり、”万人受け”するようなおすすめの講座ということになります。
しかし、通信講座をお探しの皆さんは、予備知識の有無や金銭的余裕、合格への切迫度など、人それぞれ求めるものに違いがあるはずです。
そこで、ここからは、それぞれの違いに応じ、あなたに合った司法書士通信講座を選べるよう、重視すべき項目ごと比較してご紹介していきたいと思います。
予備校のタイプ別に初心者向け講座を比較!
初心者の方は、上記でご紹介したおすすめランキングのうち、上位4社から選んでいただければ間違いないかと思います。
ただし、その4社から選ぶにしても、それぞれ、受講料や講義、テキスト、カリキュラムなど様々な要素があり、こっちの予備校は講義は良いけれどテキストがちょっと、、こっちの予備校はテキストは良いけれどカリキュラムがちょっと、、など結局どれを選べばいいのかわからない、、と途方に暮れてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、こういった方のために、上位4社の予備校について、タイプ別に比較してご紹介したいと思いますので、検討する際の参考にしてみてください。
まず、上位4社を一覧にすると、以下のようになります。
おすすめ順位 | 予備校名 | 通信講座名 | 受講料 |
No.1 | アガルート![]() |
司法書士入門総合カリキュラム(ライト)【2024年向け】 | 217,800円 ※合格者全額返金+合格祝い金3万円 ※分割金利手数料0円 |
No.2 | スタディング![]() |
司法書士 合格コース<コンプリート>【2023年向け】 | → 82,500円 ※合格お祝い金1万円 |
No.3 | LEC![]() |
司法書士 新15ヵ月合格コース【2024年向け】 | → 419,700円 |
No.4 | 伊藤塾![]() ![]() |
司法書士 入門講座 スリーステップコース【2024年向け】 | → 399,000円 |
このように、おすすめ予備校の上位4社は、価格の面で、アガルート・スタディングと、LEC・伊藤塾の2社ずつに、はっきりと分かれます。
アガルート・スタディングは、いずれも通学教室を持たないオンライン予備校ですので、司法書士の通信講座としては格安のお値段になっています。
一方、LEC・伊藤塾は、いずれも通学教室を運営する大手予備校ですので、相場どおり、40万円程度の費用がかかります。
また、アガルート・スタディングのようなオンライン予備校は、開講してから年数が浅いため、運営実績・合格実績はあまり多くありません。
一方、LEC・伊藤塾のような大手予備校は、長年の運営実績があり、多くの合格実績もあります。
ということで、以上の特徴に基づき、2つのタイプに分けて、それぞれの2社を比較してみたいと思います。
実績は浅いが費用は安いオンライン予備校
まずは、実績は浅くてもいいから、安い費用で合格を目指したい!という方におすすめのオンライン予備校です。
アガルートとスタディングの各予備校のポイントを簡潔に整理すると、以下の表のようになります。
比較項目 | アガルート | スタディング |
---|---|---|
受講料 | 司法書士 入門総合カリキュラム(ライト)【2024年向け】 217,800円 ※合格者全額返金+合格お祝い金3万円 ※分割金利手数料0円 |
司法書士 合格コース<コンプリート>【2023年向け】 → 82,500円 ※合格お祝い金1万円 |
インプット講義 | 330時間 | 150時間 |
演習 | ・択一(自習:平成元年以降の肢別過去問集) ・記述(過去問10年分) ・答練8回 |
・択一(Web問題集:一問一答2800問、過去問1200問) ・記述(68問、添削6問) |
講師 | -法律と映像のプロ- 浅野勇貴講師 |
-元Wセミナーのベテラン講師- 山田巨樹講師 |
テキスト | フルカラー | Webテキスト(フルカラー) |
eラーニング | ・講義 | ・講義 ・テキスト ・問題演習(一問一答、過去問) ・要点暗記ツール ・雛形暗記ツール |
合格実績 | ・公表なし | ・公表なし ・7名の合格者の声(2021年度) |
サポート体制 | Facebookグループ ※オプションで定期カウンセリングあり |
質問対応なし |
レビュー記事 | アガルート司法書士講座の評判・口コミ【徹底レビュー!】 | スタディング司法書士講座を徹底レビュー! |
公式サイト | ![]() アガルート |
![]() スタディング |
オンライン予備校は、大手予備校に比べて実績が浅いとはいえ、大手予備校からベテラン講師が次々と移籍してきていますので、講座内容自体は、大手予備校に遜色のないものになっています。
この2つの予備校の決定的な違いは、まず1点目として、アガルートは大手予備校に匹敵する充実した講義が提供されるのに対し、スタディングはとてもコンパクトな講義です。
そして2点目は、アガルートは、冊子版のテキストと問題集を使用するのに対し、スタディングは、WebテキストとWeb問題集を使うという点です。
つまり、アガルートは、しっかりと勉強時間を確保して、机に向かって勉強するスタイルに適していますが、一方、スタディングは、まとまった勉強時間を確保できない方が、スマホを使ってスキマ時間にサクサク勉強するスタイルに適しています。
ですので、この”学習スタイルの違い”を基準にして、2つの通信講座を検討してみてください。
- アガルート⇒ しっかりと勉強時間を確保して、机に向かって勉強するスタイル
- スタディング⇒スキマ時間にスマホを使ってサクサク勉強するスタイル
費用は高いが実績のある大手予備校
次は、高くてもいいから実績のある予備校で、絶対に合格したい!という方におすすめの大手予備校です。
LECと伊藤塾の各予備校のポイントを簡潔に整理した表を掲載しますので、比較検討の参考にしてください。
比較項目 | LEC | 伊藤塾 |
---|---|---|
受講料 | 司法書士 新15ヵ月合格コース【2024年向け】 → 419,700円 |
司法書士 入門講座 スリーステップコース【2024年向け】 → 399,000円 |
インプット講義 | 390時間 | 510時間 |
演習 | ・択一20回 ・記述22回 ・答練6回 ・模試4回 |
・択一16回 ・記述10回 ・模試2回 |
講師 | -カリスマ講師/効率学習コーディネーター- 森山和正講師 - 一発合格の女神 - 海野禎子講師 |
-司法書士受験界のエース/答案構成力メソッド開発者- 山村拓也講師 |
テキスト | 2色刷り | 白黒 |
eラーニング | ・講義 | ・講義 ・PDFテキスト |
合格実績 | ・過去10年で、5位以内の上位合格者34名、一発合格者141名 ・合格者の7人に5人がLECの模試を受験 ・75名の「合格体験記」(2021年度) |
・全合格者613名中344名(56%)が伊藤塾の有料講座を受講(2021年度) ・99名の「合格者の声」(2021年度) |
サポート体制 | インターネットフォローシステム(教えてチューター) | Webサービスによる質問対応(伊藤塾マイページ) |
レビュー記事 | LEC司法書士通信講座を徹底レビュー! | 伊藤塾司法書士通信講座を徹底レビュー! |
公式サイト | ![]() LEC |
![]() 伊藤塾 ![]() |
LECと伊藤塾は、司法書士の4大予備校と呼ばれるLEC・伊藤塾・TAC(Wセミナー)、辰巳法律研究所のなかで、私のおすすめの2社です。
いずれも、40万円を超える高額な受講料ですが、司法書士受験界を代表するトップ講師が在籍し、長年の蓄積した合格ノウハウにより優れた合格実績を誇っています。
このLECと伊藤塾を比較すると、私の個人的なイメージになりますが、LECは、カリスマ講師の巧みな話術と、とっつきやすい教材を使って受験生をやさしく導いていくイメージがあります。
一方、伊藤塾は、”真の法律家”を育成するという理念が貫かれていますので、まさに正攻法の講義と教材で正面突破するイメージです。
高額な受講料が必要となるLECか伊藤塾のどちらを選ぶか迷っている方は、このイメージを参考にしてみてください!
ちなみに私は、LECの模試と、伊藤塾の答練・単科講座でお世話になりました。
- LEC⇒ カリスマ講師の巧みな話術・とっつきやすい教材でやさしく導いてくれる
- 伊藤塾⇒真の法律家を育成するため、正攻法の講義・教材で正面突破
学習経験者(中上級者)向け講座を比較!
以上は、初心者向けの司法書士講座のご紹介でした。
では、初心者ではなく学習経験のある方の場合は、どうでしょうか。
もちろん、上記の通信講座の中から選んでいただいても構いませんが、学習経験者の場合は、初学者向けの講座を受講すると無駄が生じる可能性があります。
ですので、このようなケースに対応するため、学習経験者向けの通信講座が、各予備校で別途用意されていますので、そちらをご紹介したいと思います。
司法書士試験に独学でチャレンジしたけれど残念ながら失敗に終わった場合など、2年目に再チャレンジする際は、イチから改めて学習をやり直すのではなく、基礎知識をザッと再確認したい!得点力を付けたい!応用力を養成したい!と思うはずです。
そんな場合に役立つのが、司法書士試験の学習経験者向け(中上級者)向けの通信講座です!
学習経験者向けの講座では、効率的にインプットを行いアウトプットを中心としたコースなどが各予備校で用意されています。
予備校名 | 通信講座名 | 料金 |
伊藤塾![]() ![]() |
司法書士 学習経験者向けExceed(エクシード)コース【2023年向け】 | 428,000円 |
アガルート![]() |
司法書士 演習総合カリキュラム【2022年向け】 | |
LEC![]() |
司法書士 ターゲット攻略合格パック【2023年向け】 | → 389,000円 |
TAC(Wセミナー)![]() |
司法書士 山本プレミアム上級本科生【山本オートマチック】【2022年向け】 | 264,000円 |
このような学習経験者向け(中上級者向け)の通信講座については、司法書士の学習経験者向け(中上級者向け)通信講座4選のページで詳しくご紹介していますので、そちらをご参照ください。
料金の安さで比較!
自分に合った、より良い通信講座を選ぼうと思っても、どうしても金銭的に難しい場合もありますよね。
通信教育を専門とするオンライン講座では概ね20万円以下の費用に収まっていますが、通学講座を開講している大手予備校では、40万円を超える高額な料金になります。
ということで、20万円以下に収まるオンライン通信講座について、料金が安い順に並べてみました。
※ フォーサイトは、上記のランキング対象ではありませんでしたが、ここでは含めています。
※ 各社の初心者向けの主力講座(オールインワンのパック講座)で比較しています。
通信講座名 | コース名 | 講義時間 | 料金 |
スタディング![]() |
司法書士 合格コース<コンプリート>【2023年向け】 | 150時間 | → 82,500円 ※合格お祝い金1万円 |
フォーサイト![]() |
スピード合格講座 バリューセット【2023年向け】 | 90時間 | →107,800円 |
アガルート![]() |
入門総合カリキュラム(ライト)【2024年向け】 | 330時間 | 217,800円 ※合格者全額返金+合格祝い金3万円 ※分割金利手数料0円 |
ご覧のとおり、料金の安さでいえば、最安値がスタディングで、次いでフォーサイト、アガルートの順になっています。
この3社はいずれも、司法書士講座を開講してから年数が浅いので、”実績”の面では大手予備校には及びません。(スタディング:2014年、アガルート:2018年、フォーサイト:2021年)
最安値のスタディングには、”質問サポートがない”という弱点もあります。
このように、料金の安さで選ぼうとすると、実績が少なかったり、サポートが手薄だったり、どこか妥協しないといけない部分が出てきてしまいます。
しかし、確かに司法書士講座ではまだ実績は少ないかもしれませんが、いずれの予備校も、他の資格(例えば、行政書士や宅建士など)では、大手予備校に劣らない実績を伸ばしています。
ですので、司法書士講座においても、受講生の数さえ増えていけば、目に見える形で実績も伸びてくるはずです。
なお、 司法書士の通信講座10社の受講料について、司法書士通信講座を受講料(価格)で徹底比較!【安い順ランキング!】のページで徹底比較していますので、興味のある方はそちらもご覧ください。
合格率・合格実績の高さで比較!
とはいうものの、「料金は高くても構わないから合格率や合格実績の高い通信講座で勉強したい。」という方もいらっしゃるかと思います。
ただし、合格率そのもの(受講生のうち何%が合格したという合格率)を公表している予備校はありませんので、合格率で比較することは難しいのが現状です。
そこで、各社で公表されている合格実績について、上位と考えられる4社(いわゆる司法書士の4大予備校)で比較してみると、以下の表のようになります。
通信講座名 | 合格率・合格実績 |
伊藤塾![]() ![]() |
・2021年度は、99名の「合格者の声」の掲載あり(2020年度:93名) ・2021年度は、全合格者613名中344名(56%)が伊藤塾の有料講座を受講(2020年度:59%) |
LEC![]() |
・2021年度は、75名の「合格体験記」(サクセスブック)の掲載あり(2020年度:80名以上) ・過去10年で、5位以内の上位合格者30名、一発合格者131名 ・合格者のうち4人に3人がLECの模擬試験を受験 |
TAC(Wセミナー) |
・2021年度は、56名の「合格体験記」の掲載あり(2020年度:25名) |
辰巳法律研究所![]() |
・2021年度は、松本基礎講座から24名の合格者を輩出(2020年度:25名) ・過去5年連続10名以上の合格者。 |
このように、合格実績の公表方法は、各社によって様々です。
唯一、直接的に比較できそうなのは、「合格体験記(合格者の声)」の人数ですね。実際の合格者の人数とは開きがあると思いますが、それはどこの講座も同じですので、各社の合格実績をおおむね示しているのではないかと推測できます。
合格体験記の人数で比較すると、2021年度実績では、伊藤塾が99名、LECが75名、TACが56名、辰巳が24名(辰巳は合格者の実数)となっています。
つまり、合格実績の面でも、伊藤塾とLECが2強といえそうですね。
答練・模試で比較!
答練や模試というのは、初心者向けや学習経験者向けのオールインワンの通信講座を受講していれば、必ずそこに含まれているものです。
しかし、こういった基礎講座を受講したけれど、残念ながらあと一歩のところで合格できなかった、、、という場合に、翌年に向けてインプット講座はもういいから答練や模試で本試験レベルの問題演習だけをやっておきたい、という場合もあります。
こういったときには、答練・模試だけを受講するという方法もアリです。
また、そもそも独学で学習を進めながら、答練や模試だけ予備校を活用するといった方法もあります。というよりも、独学の場合は、少なくとも答練や模試だけは予備校を利用すべきです。
これは特に、書式対策に関しては、独学ではどうしても本試験レベルの問題演習が不足しますし、択一対策においても、解答の時間配分のシミュレーションは必要だからです。
私自身も、基本的には独学で勉強しましたが、予備校の単科講座・答練・模試だけは、通信講座を受講しましたので。
答練・模試に関しては、やはりLEC、伊藤塾、TACなどの大手予備校が充実しています。
予備校名/受験場所/成績処理 | 模試名 | 日程 (2022年) |
回数 | 受験料 |
---|---|---|---|---|
LEC![]() 会場or自宅 成績処理あり |
全国公開模擬試験 | @4/29〜 A6/3〜 |
2回 | 17,000円 |
全国スーパー公開模擬試験 | B6/10〜 C6/17〜 |
2回 | 17,000円 | |
公開模擬試験パック | @〜C | 4回 | 25,000円 | |
伊藤塾![]() ![]() 会場or自宅 成績処理あり |
プレ模試![]() ![]() |
@3/12〜 | 1回 | 2,000円 ※会場は+300円 |
全国公開模擬試験 | A5/7〜 B6/4〜 |
2回 | 5,000円 ※会場は+600円 |
|
TAC![]() 会場or自宅 成績処理あり |
全国実力Check模試 | @4/1〜 | 1回 | 5,200円 |
全国公開模試 | A5/20〜 B6/3〜 C6/17〜 |
3回 | 26,000円 | |
全国模試フルセット | @〜C | 4回 | 29,500円 | |
アガルート![]() 自宅 自己採点 |
模擬試験 | @A随時 | 2回 | 4,400円 |
詳しくは司法書士のおすすめの模試・答練のページでご紹介していますので、そちらをご参照ください。
予備校・通信講座のメリット・デメリット【vs独学】
ここまでで、各予備校の通信講座についてご紹介してきましたが、そもそも司法書士の勉強方法としては、「独学」という選択肢もあります。
そこで、予備校・通信講座を独学と比較した場合のメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。
- 独学で合格目指す場合はこちら⇒司法書士の独学におすすめのテキスト・参考書【徹底比較!】
予備校のメリット
まずは、予備校・通信講座のメリットからです。独学と比較した場合、通信講座には以下のようなメリットがあると考えられます。
- 合格に必要な教材一式が提供される
- カリキュラムが決まっており、スケジュール管理がなされる
- 講義を受講することができる
- オリジナル教材が提供される
- サポートが受けられる
メリット@:合格に必要な教材一式が提供される
独学の場合は、自分でどのテキスト・問題集がよいのか、あれやこれやと悩みながら、試行錯誤しながら選んでいく必要があります
しかし、通信講座を受講すれば、合格に必要な教材一式がすべて揃った状態で提供されますので、教材選びという無駄な時間を省くことができ、過不足なく必要な教材を揃えることができます。
メリットA:カリキュラムが決まっており、スケジュール管理がなされる
独学の場合は、自分でテキスト・問題集を選んだとしても、さらに自分で、どの教材をいつ使って、どんな順序で学習を進めていけばよいか考える必要があります。また、自分の勉強方法が正しいのか不安になります。
しかし、通信講座を受講すれば、効率的に合格するためのカリキュラムが用意されていますので、それに沿って安心して学習を進めていくことができますね。
さらに、カリキュラムが決められていることで、勉強のモチベーション維持にも繋がります。
メリットB:講義を受講することができる
独学の場合は、テキストを自分で読んで理解していく必要がありますが、読むだけでは理解できない場合もあります。また、テキストを一人で読んでいると眠くなってくることもあります。
しかし、通信講座を受講すれば、プロの講師の解説を聴くことができますので、難しい内容であっても理解が進みます。そして、人から説明を受けていれば、眠くなるのを防ぐこともでき、学習がはかどります。
メリットC:オリジナル教材が提供される
一般に、市販の教材は、ひとりの著者が執筆しているものが多いですが、資格予備校の教材は、受講生の生の声を聴き、受講生がつまづきやすい部分を把握し、本試験に送り出した受講生の試験結果をフィードバックするなどしながら作成されますし、出題予想なども組織的に分析されます。
このため、通信講座では、市販の教材にはない、資格予備校ならではの蓄積されたノウハウが凝縮された教材を利用することができるというわけです。
メリットD:サポートが受けられる
独学では、テキストを読んだり問題集を解いたりしながら、わからないことが出てきた場合、ひとりで悩むか、ネットで調べるなどしないといけません。これはけっこう時間がかかりますし、場合によっては解決できないこともあります。
しかし、サポート体制が用意されている通信講座なら、わからない点は、メール等で質問し、解決することができますので心強いですよね。
※ このようなサポート体制(質問対応)が用意されていない通信講座もありますので、ご注意ください。
予備校のデメリット
次は、予備校・通信講座のデメリットです。
- コストがかかる
はっきり言って、予備校・通信講座のデメリットとして考えられるのは、コストがかかることぐらいではないでしょうか。まぁ、このコストというのが一番大きな問題なのかもしれませんが。
ただし、独学であっても、合格するまでに何年もかかれば、結果的に講座を受講するのと変わらないコストがかかってしまいます。
事実、私はほぼ独学でしたが、4度の受験の末の合格でしたので、80万円ものコストがかかってしまいました。。。
そう考えると、最初から覚悟を決めて予備校の通信講座を受講した方が安く済む可能性もあります。
勉強方法の比較まとめ【予備校vs独学】
このように、予備校の通信講座には多くのメリットがある一方で、デメリットがあるとすれば、コストがかかることぐらいです。
しかも、長い目で見れば、そのコストは結果的に独学よりも安上りになる可能性すらあります。
上記の内容を比較表に整理してみると、以下のようになります。
比較項目 | 通信講座・予備校 | 独学 |
---|---|---|
教材 |
|
|
カリキュラム |
|
|
講義 |
|
|
サポート体制 |
|
|
コスト |
|
|
私の場合は、あくまでも独学での合格を目指していましたので、通信講座は模試や答練、単科講座など、限定的な利用しかしませんでしたが、通信講座には上記のように多くのメリットがあります。
ですので、司法書士試験の合格を目指すなら、予備校の通信講座を受講することをおすすめします!
是非、当ページのおすすめ通信講座を参考に、受講を検討してみてください。
司法書士試験情報
それでは最後に、司法書士試験に関する情報をご紹介しておきます。
試験日・試験時間・受験資格などの概要
司法書士試験の試験日、試験時間、受験資格などの概要は以下のとおりです。
試験日・試験時間
筆記/口述 | 試験日 | 試験時間 |
---|---|---|
筆記試験 | 毎年1回、7月の第1日曜日 | 〔午前の部〕9時30分〜11時30分(2時間) 〔午後の部〕13時00分〜16時00分(3時間) |
口述試験 | (筆記試験合格者のみ) 10月後半の平日 |
ひとり10〜15分 |
受験資格
年齢、性別、学歴などの制約はありませんので、どなたでも受験できます。
申し込み
「窓口」又は「郵送」で申し込むことができます。⇒法務省(司法書士試験)
試験内容
筆記/口述 | 午前/午後 | 試験科目 | 出題形式・出題数 |
---|---|---|---|
筆記試験 | 午前の部 | 憲法、民法、商法(会社法)、刑法 | 五肢択一式(マークシート35問) |
午後の部 | 不動産登記法、商業登記法、供託法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、司法書士法 | 五択一式(マークシート35問)、記述式(2問) | |
口述試験 | 不動産登記法、商業登記法、司法書士法 | 口頭による質問に対して口頭で解答 |
難易度と必要な勉強時間
司法書士試験の合格率は、例年、おおむね4〜5%程度で推移しており、国家資格としては超難関資格と言われる難易度です。
また、合格するためには、最低でも3,000時間程度の勉強時間が必要と言われていますが、実際には、5,000〜10,000時間程度まで及ぶことが一般的です。
サイト名 | 内容 |
法務省(司法書士試験) | 法務省の公式ホームページです。司法書士試験の案内や試験結果などの情報が掲載されています。 |
日本司法書士会連合会 | 日本司法書士会連合会(司法書士法に基づき設立され、全国の司法書士会で構成されている法人)の公式サイトです。 |
<ホーム>