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司法書士のテキスト「必出3300選」を使って、択一9割を超えた私の活用法をご紹介します!

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司法書士 必出3300選
うかる!司法書士必出3300選の活用法!【これで択一9割超え!】

更新日:2022年11月19日

必出3300選のテキスト4冊の写真

 私は、令和2年度(2020年度)の司法書士試験において、午前の択一は35問中32問午後の択一は35問中32問という結果を残すことができました(ただし、記述で足切りになりましたが)。

 さらに、令和3年度(2021年度)は、午前35問・午後29問という結果を残し、ついに司法書士試験に合格することができました。

 つまり、2年連続で、択一に関しては、9割を超える点数を取ることができたわけです

 この択一9割超えの結果を生み出すことができたのは、伊藤塾のベストセラーテキスト「うかる!司法書士 必出3300選」のお陰でしたので、その有効な活用法について、ここでご紹介していきたいと思います。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。宅建士、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの資格試験に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
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執筆者 大西雅明のプロフィール写真(宅建士、行政書士、マンション管理士、土地家屋調査士などの合格証書)
執筆者紹介

必出3300選の経緯

 司法書士試験を受験するにあたり、私が使用したメインテキストは、伊藤塾の「うかる!司法書士 必出3300選」です。ただし、正確に言うと、そのベースとなっている伊藤塾の「択一クイックマスター総整理講座」の教材を使用しました。

 そもそも必出3300選というテキストは、伊藤塾の伝説の講師、向田恭平講師が作り上げた「択一クライマックス総整理講座」で使用されていた教材をベースにして、2011年に一般向けに市販が開始されたものです。

 その後、2014年向け講座を最後に向田講師は伊藤塾を退社され、司法書士法人JAPAN-UP代表、司法書士試験ハイブリッド合格塾 塾長、資格スクール大栄に講義提供など、各方面でご活躍されています。

 択一クライマックス総整理講座は、その後、小山晃司講師が後を引き継ぎ、「択一ハイブリッド講座」に講座名が変わり、さらに「択一クイックマスター総整理講座」へと生まれ変わりました。そして、その教材は、担当講師により、適宜更新されていっています。

 一方、必出3300選は、2011年の初版当時は必出3000選でしたが、2015年に必出3300選に改題され、小山講師とは別の講師により修正されながら、改訂版が出版されています。

 そのため、初版当時は、ほぼ同一の内容でしたが、それぞれ異なる講師が改訂作業を行っていることにより、若干の違いが生じてきていることは確かです。

 択一クイックマスターには載っていないけれど、必出3300選には載っている事項や、逆に、必出3300選には載っていないけれど、択一クイックマスターには載っている事項もあります。

 このように、若干の違いはありますが、大部分は同一ですので、このページでは、択一クイックマスターの教材についても、「必出3300選」と表記させていただくこととします。

 ただし、必出3300選は、改訂版が出版されるタイミングがあまり早くないため、最新版の教材を使って勉強するには、択一クイックマスターの教材を使用せざるを得ない場合もあります。

 この場合には、少々お値段が上がってしまいますが、伊藤塾の択一クイックマスター総整理講座(※例年11月に開講。64,800円)を受講するということも視野に入れていただく必要があるかもしれません。

必出3300選を使用する前提条件

 ということで、少し前置きが長くなってしまいましたが、この必出3300選を活用して、司法書士の択一試験で9割を超える結果を残すことができた勉強方法について、ご紹介していきたいと思います。

 まず、必出3300選を利用するには、択一知識について一通りの学習をしたことがある、というのが前提になります。

 というのは、必出3300選は、理解するためのテキストではなく、知識を整理するためのテキストだからです。

 ですので、「オートマシステム」や「リアリスティック」などの基本テキストを、一度は読んだことがある人が対象となってきます。

必出3300選とはどんなテキストなのか

 では、オートマシステムなどで、司法書士択一試験の基礎知識を一度は入れたことがあることを前提として、話を進めていきたいと思います。

 必出3300選というテキストは、左ページ一問一答式の問題集、その右ページ表形式で知識の総整理(要点整理)がなされているというテキストです。

 そして、択一の全11科目がたったの4冊にまとめられているというコンパクトさです。

 書籍のタイトルからは、問題集を連想しますが、実質的には「要点整理テキスト」(暗記本・まとめ本)の要素が強いテキストです。

 非常にコンパクトでありながら、合格に必要な知識が網羅されており、コンパクトであるがゆえに反復学習が可能となり、効率的に知識の定着を図ることができるというのが最大の特長です。

 また、表形式でまとめられているため、頭の中で想起しやすいというのも、私は気に入っています。

※画像・書籍タイトルは、Amazonへリンクしています。
必出3300選 うかる! 司法書士 必出3300選/全11科目 [1] 民法編(第3版)新刊!

著者: 伊藤塾
出版社: 日経BP 日本経済新聞出版
発売日: 2022/11/17
ページ数: 304ページ
サイズ: 21 x 14.8 x 2 cm

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3,080円
司法書士3300選 うかる! 司法書士 必出3300選/全11科目 [2] 不動産登記法編(第2版)

著者: 伊藤塾
出版社: 日本経済新聞出版
発売日: 2020/4/25
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ページ数: 232ページ

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著者: 伊藤塾
出版社: 日経BP 日本経済新聞出版
発売日: 2022/8/3
ページ数: 290ページ

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司法書士 必出3300選 うかる! 司法書士 必出3300選/全11科目 [4] 憲法・刑法・民訴・民執・民保・書士・供託法編(第3版)新刊!

著者: 伊藤塾
出版社: 日経BP 日本経済新聞出版
発売日: 2022/8/3
ページ数: 304ページ

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3,080円

(参考)ケータイ司法書士との比較

 必出3000選が発刊された2年後に、コンセプトが類似する、LECの森山和正講師の「ケータイ司法書士(初版2013年)が出版されました。

ケータイ司法書士

 ケータイ司法書士は、必出3300選とは逆に、左ページに要点整理があり、右ページに一問一答形式の問題集が配置されています。

 そして、必出3300選と決定的に違うのは、必出3300選は、要点整理が表形式を中心にまとめられていることに対し、ケータイ司法書士は、すべて文章でまとめられているという点です。

 それと、赤シート(目隠しシート)に対応しているというのは、必出3300選にはないメリットですね。

 要点整理ページでは重要語句を目隠しして暗記できますし、一問一答ページでは、答えを隠しながら問題が解けるようになっています。

 ただし、私としては、必出3300選の「表形式で整理されている」というところに惹かれていますので、ケータイ司法書士に心変わりすることはありません。

 これは、好みの問題だと思いますので、表形式が自分に合わないと感じる方は、「ケータイ司法書士」を使えば、必出3300と同様の効果が得られるはずです。

必出3300選を活用するためのコツ

 では、私がおススメする必出3300選の活用法のコツについてご紹介したいと思います。

 司法書士試験の勉強をする際には、その知識が何の知識なのか、よく似た制度・混同しやすい知識を比較しながら覚えていくことがとても大切です。まさにこれが、択一の勉強法の核心部分になってくると思います。

 ですので、このテキストを利用する上では、とにかく関連する知識にリンクを張っていくことがとても重要です。

 1周目ではなかなか、どことどこが関連する部分なのかというのは気づきにくいですが、2周目、3周目と回すにつれて、あれ?よく似た知識が前にどこかで出てきたような気がする、と気が付くようになります。

 こうなってくると、しめたものです。それがどこに書いてあったのか探します。それを見つけたら、各ページの余白に、お互いのページ番号をメモします。

 このようにして、ドンドン関連ページを増やしながら、テキストを回していきます。すると、そのメモが書かれたページが来るたびに、お互いのページを確認するようになり、その知識がより深く定着するようになります。

コツA:どこにどう書いてあるか想起できるまで記憶する

 それと、もうひとつコツがあります。

 必出3300選は、左ページが一問一答、右ページが要点整理テキスト、という構成になっていますが、左ページの問題を解きながら、「右ページの内容を想起できるまで記憶する。」という方法です。

 左ページの問題を解きながら、その答えが右ページのどのあたりに、どんなふうに書いてあるのか、頭の中で思い出せるようにするんです。

 こうすることで、別の教材や模試で問題を解く際も、本試験においても、すべて必出3300選の右ページから記憶を呼び起こすことができるようになります。

 私は、他の教材(下記でご紹介する「でるトコ一問一答」)や模試で仕入れた情報もすべて右ページに書き込み、すべての知識を必出3300選の右ページから思い出せるようにしました。

必出3300選の活用法の実際

 では次は、具体的な必出3300選の活用法について、ご紹介していきたいと思います。

 私は、2020年度は、必出3300選を5周、回しました。(2021年度は3周)

 まず1周目は、右ページのテキスト部分を読んでから、左ページの一問一答を解きます。この一問一答の解説には、右ページのテキストの該当箇所が明記してありますので、右ページのテキスト部分を読んで解答を確認します。この際には、重要なキーワードには、赤線(消せるカラーシャープペン)を引いたり塗りつぶしたりするようにしました。

 これで1見開きが終了しますので、次の見開きに進み、同様に進めていき、1周目が終了です。

 次は2周目です。今度は、左ページの一問一答を一問ずつ解きながら、それに対応する右ページの解説を読みます。このようにして、全ての一問一答問題を解きながら、右ページのテキストを確認していきます。これが2周目の進め方です。

 次は3周目です。3周目の進め方は2周目と同じですが、ひとつ違うのは、一問一答の問題を解く際に、わからなかった問題や知識があいまいな問題について、チェックを入れることです。各問題にはチェックボックスが3つありますので、その一つにチェックを入れながら解いていきます。これで3周目が終了です。

 次の4周目は、チェックボックスにチェックがついている問題だけを解き、その問題に対応した右ページの解説だけを確認します。この際、まだ知識があいまいな問題については、2つ目のチェックボックスにチェックを入れます。

 そして次は5周目です。今度は、チェックが2つついている問題だけを解き、その問題に対応する右ページの解説だけを確認しながら、回します。

 これで5周が終了です。

 この時点で、おそらくですが、司法書士の本試験では7割程度の正答ができる知識レベルになっているのではないかと思います。つまり、これだけでは基準点にあと一歩届かない、、といったところかと思います。

 というのは、私は8年前に、同様の勉強方法で司法書士試験を受験し(この時は3周しか回していませんが)、約7割の正答で、基準点まで午前は2問不足・午後は1問不足で基準点落ちをしたからです。

 そこで、当時足りなかったのは何かと思い起こしたところ、民法・民訴系3法については、合格に必要な知識が足りなかったのではないかと思ったのです。

 このため、Wセミナーのオートマシステムの「でるトコ一問一答」を解くことにしました。この判断が、大正解でした。

「必出3300選」に「でるトコ一問一答」を組み合わせれば最強!

 「必出3300選」と「でるトコ一問一答」の組み合わせは、最強なんです!

最強である理由@

 でるトコ一問一答は、必出3300選で、漫然と覚えていた知識に気づきを与えてくれるものでした。そういう問われ方をするのか。そんなところを聞いてくるのか。と、まさに盲点を突いてきます

 確かに、必出3300選に掲載されている内容ではあるのですが、それを読んだり、左ページの問題を解いているだけでは、絶対に認識できないような部分です。そういう意味で、「必出3300選」と「でるトコ一問一答」の組み合わせが最強なのです。

 また、必出3300選に掲載されていない知識もあり、いい具合に必出3300選のスキマを埋めてくれます。このような知識については、必出3300選の余白にメモを書き込んでいきました。

最強である理由A

 それともうひとつ、最強だと感じる理由があります。でるトコ一問一答は、オートマシステムのテキストに準拠したものです。オートマシステムのテキストは、構成(テーマの掲載順)が独特なものになっているため、他社の問題集とは掲載順序がバラバラで相性が悪いと言われています。

 このため、必出3300選の掲載順と、でるトコ一問一答の掲載順も、まったく異なっています。しかし、これが良いんです。

 テキストに載っている順番どおりに問題を解くよりも、バラバラに問題を解く方が、知識を出し入れする訓練になります。これは、頭の中にある知識がどのテーマに関する知識なのかきちんと整理できていない場合にとても有効です。

 テキストの順序どおりに解いていると、どのテーマの知識なのか意識することなく解けてしまうため、よく似た知識で別のテーマと混同していることがよくありますよね。

 これが、でるトコ一問一答を使うことで、きちんと区別して、認識して、頭に整理していくことができるというわけです。

 ちなみに、最初の予定では、民法と民訴系3法だけのつもりでしたが、それを解いた段階で、他の科目についても不安が沸いてきたため、結局、全科目について「でるトコ一問一答」を解きました。

 このように、でるトコ一問一答を解くことで、7割の知識だったものを、一気に9割まで引き上げることができたというわけです。

でるトコ一問一答の使い方

 でるトコ一問一答の使い方は、次のとおりです。

 でるトコ一問一答を、知識があいまいな問題にチェックを入れながら解き、1科目終えるごとに、チェックを入れた問題を復習。さらにあいまいな問題にチェックし、復習。

 この要領で、でるトコ一問一答の全科目終了です。

 ちなみに、でるトコ一問一答を解くうえで、正直、刑法については、必出3300選のカバー率が物凄く低く、かなり苦労しました。。その他の科目については、いい具合に必出3300選のスキマを埋めてくれるような出題が多かったように思います。

司法書士 山本浩司のオートマシステム でるトコ一問一答
新・でるトコ一問一答+要点整理

必出3300選の活用法のまとめ

 今回の司法書士試験の受験により、択一対策としては、「必出3300選」と「でるトコ一問一答」以外は、する必要がないということが明らかになりました。過去問題集も不要です。実際、私は過去問は一切解きませんでしたので。

 ただし、本試験での解答スピードを確認するため、答練や模試は必ず受験しておくことをおススメします。

 2020年度の私は、この点を軽視したがために、午後の択一に時間がかかり過ぎ、結果的に、記述式を解く時間がなくなり、散々な結果になってしまいましたので。。

 一応私も、伊藤塾の「択一実戦力養成答練」は受講したのですが、その際に、いつも制限時間をオーバーしながらも、本試験では急いで解けばなんとかなるだろう、などと楽観視してしまっていました。それが大失敗でした。。。(2021年度は、時間配分のみを注意し、同様の勉強方法で合格することができました)

 ということで、以上をまとめると、司法書士試験の択一対策は、

  • 「オートマシステム」などで、一通りを理解
  • 「必出3300選(又は択一クイックマスター総整理講座)」をベースに知識をインプット
  • 「でるトコ一問一答」でインプットした知識を強化
  • 「答練or模試」で解答スピードを上げる訓練

 というのが、私がおススメする最強の択一対策です!

(参考)択一クイックマスター総整理講座

択一クイックマスター総整理講座テキスト
出典:伊藤塾司法書士講座

たったの6cm、約980ページの中に、司法書士試験合格に必要なすべての情報が詰まっています!

択一クイックマスター総整理講座テキストの厚み

講座名 択一クイックマスター総整理講座
講師 小山 晃司 講師
目標年度/回数 2022年/全15回(45時間)
日程 2021年11月〜2022年2月
カリキュラム 民法:5回
不動産登記法:3回
会社法・商法・商業登記法:4回
民事訴訟法等・司法書士法:2回
憲法・刑法:1回
受講料 [Web通信講座] 64,800円
公式サイト 伊藤塾司法書士通信講座

(参考)学習経験者向けエクシードコース

 2023年度向けの新講座として、クイックマスター総整理講座をリニューアルし、オールインワンのパック講座に組み込んだ「司法書士 学習経験者向けExceed(エクシード)コース」が開講しました。

 クイックマスターは、これまで単科講座しかなく、講義時間が少ないことが難点でしたが、このエクシードコースに組み込まれたことで、しっかりと講義を受けながら、この珠玉のテキストを使いこむことができますね。

 さらに、記述対策についてもバッチリ対策できますので、総合的な講座をお求めの方は、こちらのエクシードコースも検討してみてはいかがでしょうか。

講座名 司法書士 学習経験者向けExceed(エクシード)コース
講師 小山 晃司 講師
目標年度/回数 2023年
カリキュラム ・戦略編(3時間)
・基礎構築編(108時間)
択一総整理編(108時間)
・記述式演習基礎編(6回)
・記述式演習実践編(10回)
・択一実戦力養成答練(12回)
・記述式答案構成力養成答練(12回)
・全国公開模擬試験(2回)
受講料 [Web] 428,000円
公式サイト 伊藤塾司法書士通信講座

司法書士のテキストを比較したページはこちら⇒「司法書士の独学におすすめのテキスト【人気テキスト徹底比較!】

独学の学習が不安な方は、おすすめの司法書士通信講座をご紹介したこちらのページをご参照ください。

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