2021年度(令和3年度)司法書士試験を受験した私の勉強時間と勉強法、その受験結果の体験談をご紹介します。

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2021年度(令和3年度)司法書士試験の勉強時間と勉強法&受験結果【体験談】

2021年度司法書士試験の勉強時間と勉強法

 2021年7月4日(日)、2021年度(令和3年度)の司法書士試験を、前年度に引き続いて受験しました。これで4回目の受験になります。

 昨年(2020年度)は、総合得点では合格点を13点も上回りながら、記述で足切りになるという非常に悔しい思いをしました。。(午前32問、午後32問、記述26.5点)

 その敗因は、明らかでした。

 模試を一度も受験せず、年度別過去問も一度も解かずに本試験に臨むなど、午後の時間配分を甘く見ていたこと。その結果、午後の択一に時間をかけ過ぎたことでした。

 2021年度は、午後択一の解答スピードアップを最優先課題として認識し、克服することを肝に銘じて、再チャレンジを誓いました。

 そして、その結果はというと、午前35問、午後29問で、択一は余裕で基準点をクリア。ただし、記述が5〜6割程度、、今年こそは記述の足切りを突破したい。。超えてくれー!!

⇒ 10月11日、筆記試験合格しましたー!!

⇒ 2020年度 司法書士試験の受験記録(勉強時間・勉強法)はこちら

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。在職中に、土地家屋調査士、宅建士、行政書士、マンション管理士などの資格試験に合格し、10年以上にわたって当サイトで情報発信している。現在、司法書士の猛勉強中。

執筆者 大西雅明のプロフィール写真(宅建士、行政書士、マンション管理士、土地家屋調査士などの合格証書)
執筆者紹介

2021年度 司法書士試験に向けた勉強時間

 2020年度の司法書士試験を受験した後、2021年1月4日から専業受験生として勉強を再スタートしました。

 1月4日から7月3日までですので、ちょうど半年間の勉強期間になります。

 2020年度はちょうど半年間で1,000時間の勉強時間を確保できましたので、2021年度も同じペースで勉強することにしました。

 しかし、勉強を再開した1月当初はなかなか気合が入らず、朝も起きれず、日中もダラダラしてしまう、、という状態だったので、これではいけないと思い、平日は毎日9時〜17時まで、コワーキングオフィスで勉強することにしました。

 これで、会社員がオフィスに出社するのと同様、まさに専業受験生!

 前半3ヶ月間は、平日の日中6時間、土日3時間後半3ヶ月間は、平日の日中6時間+夜2時間、土日4時間 のペースで勉強しました。

 ちなみに、午前の2時間記述対策で、それ以外の時間択一対策です。

時期 1日当たりの勉強時間
1月〜3月 平日 6時間(午前2時間:記述、午後4時間:択一)
土日 3時間(択一)
4月〜6月 平日 8時間(午前2時間:記述、午後4時間+夜2時間:択一)
土日 4時間(択一)

 この半年間の勉強時間は、およそ1,000時間ですので、司法書士の勉強を始めてから合計3,000時間の勉強時間を達成したことになります。

  • 2008年〜2013年の5年間で1,000時間
  • 2020年の半年間(4月〜9月)で1,000時間
  • 2021年の半年間(1月〜7月)で1,000時間

 一般に、司法書士に合格するためには3,000時間の勉強時間が必要と言われていますので、まさにその3,000時間です。

2021年度 司法書士試験に向けた勉強計画

 では、2021年度 司法書士試験に向けた勉強計画について、記載していきたいと思います。

 最優先課題は、「午後択一の解答スピードを上げること」です。

 そして、択一対策としては、昨年「必出3300選(→実際には、このベースになっている「伊藤塾 択一クイックマスター総整理講座のテキストを使用)」と「でるトコ一問一答」だけで、9割正答することができましたので、今年も同様の勉強方法で進めることにしました。

 ちなみに、基本テキストについては、9年ほど前にオートマを読んだっきり読んだことがありません。昨年、6年のブランクを経て勉強を再開した際も、「クイックマスター」と「でるトコ」だけで択一の対策をしました。

 もちろん、何か調べものをする際は、基本書を引っ張り出して確認しますが。(手元には、古い版ですがオートマが全巻揃っていますし、一部の科目だけリアリスティック、Vマジック、合格ゾーンテキストもあります。)

 なお、今回の会社法の法改正対策のために、オートマ会社法だけは新たに購入して法改正部分だけ読みました。

 そして、記述対策としては、こちらも昨年同様、オートマ雛形集と、オートマ記述式を使用しました。

 さらに、答練についても、昨年同様、伊藤塾の答練を申し込みました。

 そして、今回の最優先課題である「午後択一の解答スピードアップ」については、LEC森山講師の「司法書士試験 解法テクニック50」を読んだり、ネットで情報を集めたりしたうえで、模試を受験しながら解法の実戦演習を積むことにしました。詳細については、後述します。

2021年度 司法書士試験に向けた勉強法

2021年度司法書士試験の勉強記録

それでは、具体的な勉強法を記録していきます。

択一対策

【T-1@A】1月頭〜3月半ば

クイックマスターを2周(上記の表では「必出3300選」と記載していますが、実際に使用したのはクイックマスター総整理講座のテキストです。)

一問一答部分(左ページ)を解きながら、順次、テキスト部分(右ページ)を確認

1周目は、去年書き込んでいたメモを書き写しながら進めました。(関連ページへのリンクや、でるトコから補充した知識のメモなど)

2周目の段階で、知識があいまいな問題や間違えた問題にチェック。

【T-2@】3月半ば〜4月半ば

でるトコ一問一答を1周

知識は、できるだけ全てクイックマスターに落とし込むように、あいまいな知識はクイックマスターのページを開いて確認し、載っていない知識は書き込んでいきました。

【T-3】4月半ば〜5月半ば

伊藤塾の答練(択一実戦力養成答練)

時間を測り、制限時間内で解けるように取り組みました。昨年は、いくら時間オーバーしても、「本試験では、もっと急いで解けば大丈夫だろう。」という致命的な戦略ミスを犯しましたので。。

【T-1B】【T-2A】5月半ば〜6月半ば

クイックマスターのチェックが入っている問題を復習。さらに全体を1周(3周目)

平行して、でるトコ一問一答のチェックを入れた問題のみを復習

【T-2B】6月半ば〜7月頭

でるトコ一問一答の全体を1周(2周目)

<暗記対策>

昨年と同様に、特に抜き出して暗記する必要がある事項(類似論点、関連論点など紛らわしい知識や数字もの)については、別途メモを作成して、スキマ時間で暗記することにしました。

スキマ時間というのは、具体的には、毎日出社しているコワーキングオフィスへの道中(借りている駐車場に車を停めてからオフィスまで約10分歩きます)。

それと、1時間ごとにタバコ休憩を取りますので、喫煙所への道中(約2分ほど歩きます)。

この時間を使って歩きながら暗記しました。1日に1枚のメモを持っていき、歩きながら完全に暗唱できる状態にまで暗記しました。

このメモについては、「司法書士択一式【知識の横断整理】」のページで公開していますので、興味のある方は、ご覧ください。

記述対策

【K-1】2月〜3月半ば

記述式の答案構成や問題文の読み方などをもう少し改善できないかと思い、リアリスティック記述式を購入し、読んでみました。

リアリスティックでは、様々な手法が提案されていましたが、最終的に、「問題文を読む順番」のみを採用し、答案構成その他については、これまで通りいくことにしました。

※ 私の答案構成については、司法書士記述式【答案構成用紙の使い方】のページでご紹介しています。

【K-2】3月半ば〜3月末

オートマ雛形集

雛形部分を目隠ししながら、読み進めていきました。雛形は、各社で微妙な違いがあるため、「ケータイ司法書士」と見比べたりしながら、書きやすそうな雛形で覚えていきました。

ちなみに、オートマ商登法では、「年月日次のとおり変更」や「年月日次の者就任」などの書き方をしていますが(ケータイ司法書士も同様)、伊藤塾では「年月日変更」「年月日就任」とだけ書きますので、私は、書く文字量が少なくて済む伊藤塾方式を採用しています。

【K-3】3月半ば〜4月半ば

オートマ記述式

去年までは、A4用紙の裏紙などを再利用しながら答案構成をしていましたが、今年は面倒くさかったため、A4ノート(罫線なし)を購入して答案構成用紙として使用しました。

【K-4@】4月半ば〜5月半ば

伊藤塾の答練(記述式答案構成力養成答練)

それにしても、伊藤塾の記述式の解説冊子って、どうしてあんなに読みにくいんでしょうか、、本当に独特ですよね(実体判断→架橋判断→手続判断の3段階)。伊藤塾の本科講座を受講している人には、しっくりくるんでしょうけれど、オートマ記述式のようにポイントを押さえた簡潔な解説に慣れてしまうと、伊藤塾の解説冊子は読む気になれない、、解説講義も面倒くさくて聴けない。。

それは去年も受講してわかっていたんですが、やはり記述といえば伊藤塾、という意識が抜けないもので、、、それに、「答案構成」を確立するには最適そうな出題をしてくれますし。

ということで、いつも最初のページに載っている「主要な判断の分かれ目」だけ確認し、どうしてもわからない論点だけ本文の解説を確認していました。

【K-5】5月半ば〜5月末

記述式過去問(過去5年分)(LEC合格ゾーン)

去年は、本試験の問題文量の多さに戸惑ってしまったため、そうならないように過去5年分の記述式過去問に取り組みました。(伊藤塾の答練の問題は、本試験よりもコンパクトなため)

【K-4A】6月

伊藤塾の答練(2周目)

2周目として、オートマ記述式か伊藤塾答練のどちらを回すか迷い、最初はオートマをやり始めたのですが、やはり本試験形式の問題を解いた方がいいのではないかと思い直し、伊藤塾の答練をすることにしました。

午後択一の解答スピードアップ対策

そして、今年最大の課題である「午後択一の解答スピードアップ対策」です。

スピードアップ対策としては、以下のとおり取り組みました。

【S-1】4月上旬

LEC森山講師執筆の「司法書士試験 解法テクニック50

【S-2】4月末〜6月中旬

LECの模試4回(在宅受験)

【S-3】6月後半

年度別過去問(午後択一のみ過去5年分)
アガルート模試(午後択一のみ)

まず、LEC森山講師の「司法書士試験 解答テクニック50」を読んだり、ネットで情報を集めたりして、いくつかの手法を検討しました。

とりあえず、「わからない肢はサッと飛ばし、確実に判断できる肢を軸にして解答を絞り込み、検討する肢を減らす」という方針でいくことにしました。

まぁ、ネットで検索すれば出てくる、ごく当たり前の手法ですね。

ただし、少し違ったのが、「確実に判断できる肢」に関しては、「絶対に×」と判断できる肢だけを使って絞り込みをすることにしました。

なぜかというと、「絶対に〇」というのは、判断誤りが生じる可能性が高いからです。

この方針に基づき、伊藤塾の答練を受験してみたところ、制限時間内に解くことができましたので、これで行こうと決めました。

そして、LECの公開模試・スーパー公開模試を受験しました。合計4回の模試になります。

ところが、午後択一は、いくら頑張っても75分かかってしまいます。

目標は、2分×35問=70分で択一を解き終わり、不登法記述55分、商登法記述55分の時間配分です。

さらに言えば、理想は択一60分で、記述も60分・60分です。

どうにかならないものかと必死で解きますが、結局、4回の模試いずれも、75分かかってしまいました。

う〜ん、、、このままでいいものか、それとも、さらにスピードアップを図るべきなのか、悩みました。

実際のところ、択一の最後の方に来ると、もう時間が差し迫ってきて、落ち着いて問題を検討する余裕もなくなってきます。

さらに、記述の時間がどうしても不足してしまい、最後まで全て書き切ることができません。

ということは、このままの方針ではダメなんじゃないかと思い、「絶対に×」と判断できるものだけでなく、「絶対に〇」と判断できる肢も使って、解答を絞り込んでいく必要があるのではないか、と思い始めました。

ただ、すでに模試は4回分すべて受け終わっています。

ということで、ここで急遽、年度別過去問を購入することにしました。本試験2週間前のことです。

LECの合格ゾーンの年度別過去問集を注文しようとしたところ、Amazonも楽天も既に在庫切れ、、万事休すか、、と思いましたが、なんとか伊藤塾の年度別過去問を、伊藤塾の直販で購入することができました。

それと、アガルートの模試(2回分)も購入しました。

これらを使って、午後の択一問題を、毎日30分程度ずつ(17〜18問)、時間を測りながら試してみることにしました。

するとやはり、「絶対に〇」と判断した肢で、判断ミスが発生しました。

これは、ヤバい、、どうしよう、、と悩みました。。

ただ、その判断ミスを分析すると、単なる読み違いや勘違いです。用語の意味を、別の用語に読み違えるパターンや、勘違いで、できる・できないを逆に判断してしまうなどです。

ですので、そもそも、このパターンなら「〇」であろうと「×」であろうと同じです。

それにそもそも、「絶対に〇」と判断できるケースは、「絶対に×」と判断できるケースよりも少ないです。「〇」に関しては、それだけ慎重に判断しているということです。

ということで、そのままの方針で続けることにしました。徐々に「絶対に〇」に関する判断ミスも減ってきました。

時間も、およそ60分〜70分程度で解けるようになってきました。

ということで、これで午後択一の戦略は確定です!

「絶対に×」と「絶対に〇」の両方を使って選択肢を絞り込む。です。

なお、午前択一に関しては時間的に十分な余裕がありますので、より確実に「絶対に×」だけを使って絞り込む方針にしました。

模試の成績

ちなみに、模試の成績は以下のとおりでした。

LEC 全国公開模試

【第1回】
 午前29問、午後29問、記述41点(合計215.0点) ⇒ 425位/1377人中(C判定)

【第2回】
 午前30問、午後27問、記述43.5点(合計214.5点) ⇒ 428位/1437人中(B判定)

LEC全国スーパー公開模試

【第1回】
 午前30問、午後30問、記述28.5点(合計208.5点) ⇒ 399位/1501人中(C判定)

【第2回】
 午前31問、午後31問、記述49.0点(合計235.0点) ⇒ 149位/1499人中(S判定)

2021年度 司法書士試験の受験記録

2021年7月4日(日)、いざ決戦の日です。

当日は、朝6時に起床し、7時に家を出発。試験会場に8時40分頃に到着しました。

お昼は、コンビニのおにぎり3個を用意していきました。

持ち物は、受験票、マークシート用の太字のシャープペン(0.7mm)、記述用のボールペン(ジェットストリーム0.38mm)、多機能ボールペン(記述のメモ書き用のシャープペン(0.5mm)と予備用ボールペン(0.3mm))、ラインマーカー(赤字のフリクションボールペン)、プラスチック消しゴム2個、腕時計、マスク、500mlペットボトルの水です。

午前の択一式試験

午前9時30分から11時30分までの120分間が、午前の択一試験です。

35問の問題を120分で解きますので、1問3分で解いても15分の見直しができます。

開始直後、隣の座席の60〜70代のおじいさまの動きが気になります、、鉛筆でシャーッと線を引く音、、どうしてそんな大きな音が出るのか、、、さらに、声も聞こえてきます、「ふぅー」というため息のような声。。

自分が集中できていない証拠だと思い、顔を逆方向に背けて、必死で集中しました。

午前に関しては、時間的に十分な余裕がありますので、じっくりと落ち着いて問題を検討し、「絶対に×」が出てきた時点で解答を絞り込む、という戦略どおりに進めました。

最初の方は、基礎知識で解ける問題が続き、これはみんな得点できる問題ばかりじゃないのか?、、と思ったり、それとも自分の知識レベルが上がったから易しく感じるだけなのか??と思ったりしながら解き続けました。

後半からは、難易度が高そうな問題も出てきましたが、およそ90分で解き終わったと思います。

1問あたり2.5分ぐらいですね。残りの30分で見直しです。解きながら、不安のある問題には印をつけていましたので、その問題の再検討です。

そこで、明らかに答えが変わる問題がありました。これは、かなり確信が持てるものでしたので、答えを修正しました。(⇒修正後の解答が見事に正解!)

それと、全肢を検討していない問題についても、念のために検討しましたが、修正が必要なものはありませんでした。

これで、午前択一は終了。かなりの手応えでした。しかし、ここで安心してはいけません。勝負は午後ですから。

午後の択一式試験

次は午後の部です。午後の部は、13時から16時までの3時間(180分)で、35問の択一問題と2問の記述式問題を解きます。

一般に、午後の択一は1問2分で解いて70分で解き終わり、残り110分を記述式問題に確保する必要があると言われています。

私もこれを肝に銘じて、解答スピードアップに取り組んできました。

最初の10問程度(マイナー科目)は、1問1.5分程度で進み(10問で15分ぐらい)、不登法の中盤に入った辺り(20問)で40分ぐらいになり、なんとか1問2分をキープできていました。

とは言え、不登法は、かなり厳しいです。問題文も長く、悩む問題も多い、徐々に遅れていきます。不登法が終わった段階(27問)で6分オーバーの60分経過

あとは商登法を2分弱で解けばなんとかなる、、結局、5分オーバーの75分で午後択一を解き終わりました。

ここで一口、水を飲みました。喉がカラカラです。

問題を解きながら喉の渇きを感じていました。脱水で倒れたらどうしようと一瞬頭をよぎりましたが、水を飲む余裕はありませんでした。

ひとまず、想定の70分より5分オーバーですが、なんとか許容範囲ということで、一息つきました。

記述式試験(不動産登記法)

いよいよ、記述式です。

昨年は、不登法の問題文の長さに出鼻をくじかれましたが、今年はそんなことはありません。しっかりと過去問も解きましたし、模試も受けました。

とはいえ、気持ちが高ぶり、焦りまくっていました。しっかりと落ち着いて問題文を検討できるような精神状態ではありません。

その証拠に、答案構成用紙に登記記録をメモする段階で、「根抵当権の債務者」をなぜか書き落としていました。意味不明ですね、、こんなことあり得ないんですが、、、答案構成を進める途中で気づいて書き足しました。(⇒しかしこれが、今回の命取りになります。。

とりあえず答案構成が終わり、第1欄を記載します。名変・住変を入れてから、会社分割で所有権移転。3枠目は「登記不要」として、ここは特に問題なし。

ちょっと気になったのは、「義務者の印鑑証明書」ですね。会社法人等番号を提供しているため、法人の印鑑証明書は提供不要という理解でいいのかな?と思いました。伊藤塾の答練では注意書きがあり、しっかりと添付させていましたので、取扱いが違うのか、、とにかく添付情報の一覧に入っていないということは提供は不要なんだろうと理解しました。

次に、第2欄を記載します。債務者について名変・住変を入れてから、分割譲渡・・・。

この時点では、会社分割により共用根抵当権になることに、まだ気づいていません。なぜかというと、最初の答案構成の段階で、債務者を書き込むのを忘れていたため、債務者についての検討ができていなかったからです。

分割譲渡の大量の登記事項を必死に書き終わり、3枠目と4枠目を「登記不要」と記載し、第3欄へ。

第3欄に根抵当権の変更登記を記載するために、問題文の事実関係を改めて読み直すと、あれ??と気づきます。分割譲渡した根抵当権の債務者を「(株)はやぶさ」のみとする!?

つまり、共用根抵当権になっていることを教えてくれています。なんと!!

そういうことか!と、ここで気づきました。

しかし、もう滅茶苦茶テンパっています。焦りながら必死にリカバリーを図りました。

第2欄の分割譲渡のところに、無理やり(株)はやぶさを書き足しました。さらに、債務者の名変・住変のところにも、無理やり(株)はやぶさを書き足しました。

このときは、この修正でOKと判断しました、、OKなわけないんですが、めちゃめちゃです。。

そして、第3欄の解答を記載しました。1枠目の「追加する債権」の書き方がわかりませんでしたが、権利者義務者の部分点狙いで記載。2枠目は特に問題なく書けました。

この時点で、不登法に入ってから60分が経過しており、残り時間45分です。

第4欄を検討するかどうか一瞬迷いました。利益相反のことを問われているのだろうと気づいていましたが、ここに時間を割くよりも、商登法に入った方がいいのではないか、と判断し、第4欄は空欄で飛ばすことにしました。

記述式試験(商業登記法)

そして、商登法です。

役員も少なく、別紙も割とシンプルです。これならイケる!と思い、検討を始めました。

第1回目の申請です。うーん、、なんでこんなに登記事項が少ないんだろう、、、普通は第1回目の申請の方が登記事項は多いはずなのに、、と思い、慎重に検討しますが、他に登記事項はありません。3つだけです。

とはいうものの、新株予約権の発行がありますので、記載する文字量は大量です。書き方に迷いながら、ズラズラと根気を持って書き終えました。

正直、去年の自分だったら心が折れてしまうところですが、過去問や模試をしっかりと受験し、大量の文字を書かされるケースもある、ということを認識していましたので、大量の文字を書くことに抵抗はありませんでした。

そして、第2回目の申請に移ります。役員の選任がされたところで、単に就任の登記だけを入れればいいんだと最初は思ったのですが、あれ??公開会社になったんだから退任するんだ!と気づき、危ない危ないと思いながら、退任登記を入れていきました。

新株予約権の消滅にはバッチリ気づきましたが、支配人が選任できないことには、まったく気づきませんでした。そもそもこれは、落ち着いて検討しても気づかないと思います。(択一では当然の知識ですが、記述で気づくのは難しい。。)

ということで、「登記できない事項」に関しては、「なし」と記載しました。

これで、ジャスト16時になり、試験終了ー!!

なんとか一通り、最後まで書き切ることができました。去年は、商登法の第2回目の申請がほぼ白紙でしたので、大きな進歩です。

とにかく疲れました、、ぐったり。。。

2021年度 司法書士試験の受験結果(自己採点)

午前択一の自己採点

午前択一の解答速報は、試験会場からの帰り道で配られましたが、とりあえず自宅に帰ってから確認することにしました。

そして、自己採点してみると、午前択一は、なんと全問正解!

ちょっと出来過ぎじゃないか、、と思いつつも、最後に解答を修正した問題が見事に正解していたので、かなり嬉しかったです。

午後択一の自己採点

そして、19時を過ぎ、午後択一の解答速報が出始めました。ちょこちょこと間違えながらも、29問正解

内訳は、

科目 正答数/出題数
民訴等 7問/7問
司書・供託 3問/4問
不登法 11問/16問
商登法 8問/8問
合計 29問/35問

という結果でした。やはり不登法が難しかったぁ〜。。とは言え、29問あれば基準点は十分クリアです。

記述(不動産登記法)の自己採点

問題は、最後の砦、記述です。

解答速報が出るまでの時間に、再現答案をWordで作成しました。ただ、添付情報に何を選んだのか覚えていない、、うーん。。

それに、どう書いたのか覚えていないところもチラホラ。。いまいち精度に欠ける再現答案ですが、やむを得ませんね。。

21時過ぎ頃から、解答速報が出てきました。自分の再現答案と照らし合わせます。

第1欄

(1) 変更後の事項のところに、商号や本店といった文言を書いたかどうか記憶があいまい。でも、たぶん書いたと思う。

(2) 添付情報に「コ(登記済証)」を書いたかどうか記憶があいまい。でも、たぶん書いたはず。ここで、印鑑証明書が一覧に入っていないと悩んだわけだから、その登記済証について検討していないわけがない。

(3) 登記不要。これはOK

第2欄

(1) 変更後の事項は、無理やり「はやぶさ」を書き足すという無茶な修正をしてしまったのでアウトですが、目的原因・権利者義務者・添付情報・税額はOKっぽい。

(2)に分割譲渡を書いてしまっているので、0点になるのか、それとも記載内容が合っていれば少しでも点数をくれるのか不明。一応、記載内容としてはOKだと思う。なぜか「債権の範囲」だけ書き漏らしたような気もしますが。。一応、ここは0点として自己採点。

(3)、(4)は登記不要としましたので、(4)だけでも点数をくれないかな〜と期待。。

第3欄

(1)の変更後の事項は、追加する債権の範囲が書けませんでしたが、その他、目的原因、権利者義務者はOK。

(2)は、たぶんOK。

第4欄

第4欄は、商登法の時間確保を優先して空欄のため、0点

以上、自分なりに配点をして、採点してみたところ、不登法は18.5点ぐらいかなと思っています。

記述(商業登記法)の自己採点

次に商登法です。

第1欄

第1欄は、ほぼOK。

気になるのは、新株予約権の記載内容の細かいところで、「金1万円」の「金」を書いていないような気がする点や、書く文字量を減らすために「新株予約権の目的たる株式の種類及び数又はその算定方法」の「又はその算定方法」を省略するなど、ほぼ全ての項目で省略したこと。

これってOKなんでしょうかね。。

それと、添付書面・税については、「引受けの申込みを証する書面」を書き漏らした以外は書けていました。

第2欄

第2欄は、支配人の選任を書いてしまったこと以外は、ほぼOK。

新株予約権の登記事由は、模範解答でも「新株予約権の変更」、「新株予約権の一部消滅」、「新株予約権の消滅」など色々な書き方が出ていましたが、私は「新株予約権の消滅」としました。どうなんでしょうかね。。

添付書面は、けっこう書き漏らして、7件中3件しか書けていません。正直、もともと就任承諾書や印鑑証明書は、検討に時間がかかる割になかなか正解できないことから、捨てていましたので。

登録免許税は、支配人の選任を含めてしまったせいで、不正解。

こんな具合で、自分なりの配点による採点では、商登法に関しては、19.5〜23.5点ぐらいかなと思っています。この幅は、新株予約権の登記事項の文言の省略がOKかどうかの差です。

ということで、記述の自己採点は、不登法+商登法=38〜42点ということで、概ね5〜6割程度といった得点になります。

記述の採点については、LECの再現答案添削サービスの申込みをしましたので、そこでもう少し明らかになってくると思います。ただ、自分の書いた答案をはっきりと覚えていないというのが辛いところですが。。

それに、去年の記述の自己採点では、30点程度と見込んでいましたが、実際には26.5点でした。3.5点のマイナスということです。

もし、今年も同じ現象が起こるなら、自己採点の最低ライン38点から3.5点マイナスすれば、34.5点、、、足切りになるかどうか、かなり際どい点数になってきます。。

自己採点を終えて・・・

今年の司法書士試験では、正直言って、出せるものは全て出し切ったという感覚です。

大きな凡ミス(不登法記述)もありましたが、あの緊張感の中では、あれはあれで自分の限界のような気がします。予備校講師の講評でも、枠ズレをした受験生も多いのではないかと話されていましたし。

択一では、自分の力以上のものが出せたと思います。

もしこれで受かっていなかったら、これ以上、何をすればいいのか、、と悩んでしまいますね。。まぁ、記述の問題演習不足というのが最大の課題なんでしょうけれど。。

なんとか、記述の足切り点を超えてほしい。。超えてくれー!!

⇒ 10月11日、筆記試験合格しましたー!!

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