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管理業務監査と管理費削減(管理委託費削減) |
目 的
管理業務執行内容及び管理委託料の適正執行について監査を行ない、マンションの管理費削減
(特にマンションの管理委託費削減)を図る。
現在のマンションの管理委託費の適正執行について
1、マンションの概要 : 管理住戸数103戸 15階 大阪市内 昭和60年竣工
2、表中の各注意事項
(注1)管理勤務時間 平日と土曜 9時~17時(昼休み1時間)
電気、水道、電話代は管理組合負担
(注2)管理員による日常点検、巡回点検。専門員による2ヶ月に1回の設備点検
(注3)年1回、専門業者施工
(注4)マンション管理会社の子会社が施工
(注5)1ヶ月に1回の現地点検
(注6)マンション管理会社の子会社が実施。3年に1回の建築基準法上の定期報告(定期点検)
★ その他の重要な事項
①
このマンションでは管理費・修繕積立金の滞納金が16件で550万以上あるが、マンション管理会社は何ら
有効な手を打っていない。
また、長期修繕計画では、来年から修繕積立金のアップが計画されている。
②(実質収入管理費-支払額=赤字)を修繕積立金会計から補填している。
このことは当該マンションの管理規約23条の区分経理(マンション標準管理規 約32条)及び当該
マンションの管理規約31条の役員の誠実義務にも抵触している(マンション標準管理規約41条)
③ 総会や理事会の議事録を作成していない。理事会のレジメを作成していない。(総会や理事会の支援業務をしていない)
管理組合保存の書類が山済みで、管理規約原本もどこにあるやら、全てがファイル綴じされていない。(適正な管理委託
業務を履行していない)
④ マンション管理委託契約書で管理契約更新をできないように巧妙に記載している。
⑤ 通帳と印鑑の保管方法が不適切。(両方とも管理会社が所持しており、倒産時に返却できないことも有り得る)
⑥ 預金残高証明書の原本提出ができない。(他のマンションで、証明書の偽造が継続的に行なわれており、管理会社は倒
産して、訴訟で何とか返却できた事例があります。
監査結果のまとめ
○マンションの管理委託業務の不完全履行を理由に管理会社の見直しを行なった。
過去の業務内容も加味し、本管理会社と他4社の計5社による談合ができない方法での競争入札と
プレゼンテーションの両面により受託者の決定を行なった。
結果は、前マンション管理会社の再契約となった。
当然当マンションのフロント(担当者)は交替していただきました。
管理費(管理委託費)の削減効果と業務内容の変更
費 目 |
現 状 |
備 考 |
削 減 後 |
削減率 |
|
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30% |
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524,000円 |
光熱水費管理組合負担 |
279,000円 |
47% |
|
349,000円 |
勤務時間 注1と同 |
263,000円 |
25% |
(月額) |
25,750円 |
51、500÷2ヶ月 |
25,750円 |
0 |
(年額) |
42,900円 |
515,000÷12 |
35,750円 |
17% |
(年額) |
12,900円 |
注3 1回/年 154,500÷12 |
12,900円 |
0 |
(年額) |
98,800円 |
自動火災報知機 屋内消火栓 注4 1,185,000÷12 |
82,300円 |
17% |
(年額) |
131,000円 |
注5 1回/月 |
わっている POG契約に変更して、管理組合 から発注(自主管理を浪速マンシ ョン管理士事務所でサポート) 66,800円 |
49% |
(月額) |
65,600円 |
1回/月 |
合から発注(自主管理を浪速マン ション管理士事務所でサポート) 27,300円 |
59% |
(年額分) |
78,000円 |
233,900円÷3年 |
速マンション管理士事務所でサポ ―ト 65,000円 |
17% |
|
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|
50,000円 |
― |
|
1,686,950円 |
|
1,051,800円 |
38% |
1、管理費(管理委託費)の削減額 1、686,950円-1,051,800円=635,150円
差額を修繕積立金の会計に歳入 635,150円×12ヶ月×12年=91,461,600円
(12年とは大規模修繕工事の中間的施工間隔年数を指す)
2、管理費(管理委託費)の削減額で何が出来るか
マンションの購入時からの無駄な管理費削減(特に管理委託費削減)を行なえば、大規模修繕のための財源にもなります。
老朽化した設備の更新、高齢化社会に対応する対策、防犯対策、コミュニティ対策等、今までしたくても出来なかった設備や施設の大
規模修繕や改良工事が可能です。
このことは、老朽化するマンションの陳腐化改善、安全性向上を行い、快適生活の享受、資産価値の向上にも寄与することになります。
削減した巨額の資金で、下記の大規模修繕や改良工事も可能です。
(1) 老朽化しているエレベーターの取替え 2基×1500万円=3000万円
(2) 管理員室を管理員事務室兼会議室に模様替え 一式 1500万円
(3) 防犯カメラ新設
カメラ20万円×10台+受信制御装置20万+配線100万=320万円
(4) マンション玄関部のオートドアー
インターホーン(配線とも)10万×103戸+オートドアー300万+中央装置100万
=1400万
(5) 高齢化対策としてのマンション敷地内のスロープや手すりの新設、インターネットや地デジの導入・・・・
今回の管理会社のマンションの管理委託業務の監査を通じて一定の成果が得られたことを踏まえ、今後のマンション
管理組合の自主管理のお手伝い、マンション管理会社の管理委託業務の適正執行指導、老朽化による大規模修繕対策、
管理費等の滞納対策等のマンション管理問題に対応するため、浪速マンション管理士事務所と顧問契約を締結した。
このサイトをご覧のマンション管理組合の役員を初め、一般の区分所有者の方に次のことをアドバイスをさせていただ
きます。
マンション管理会社にその場限りの値引きだけの圧力をかけただけでは、マンション管理の荒廃は免れません。
後の管理委託業務内容や大規模修繕へのしわ寄せは必至です。
大事なことは、その場限りの値引きでなく、理路整然とした資料に基ずく管理費削減(管理委託費削減)要求と、その
後の監視の継続が必須です。
マンションの管理費削減時における最安値一覧(4)
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1、成功する管理費削減のフローです (管理会社や傀儡の居住者に負けないように当然の権利を獲得) | |
2、管理会社の変更・管理費削減・大規模修繕工事費削減 (管理会社の変更を視野に入れて最大限の管理費削減) | |
3、管理会社の業務監査 (管理会社の管理業務内容を監査する) | |
4、マンション管理会社の事務管理業務費の分析 (余人が行わない、最重要な業務の管理委託費を分析する) | |
5、管理費削減で財務強化できる (管理費とは何か・なぜ削減ができるのか・具体的な削減作業を説明) | |
6、現行の管理費をココまで削減できる (現行と削減可能な金額と仕様を対比し、分かりやすくしています) | |
7、管理会社の変更による管理費(管理業務費削減) (業務の質を落とさないで削減するにはどうするか) | |
8、積算根拠 (コンサルタントとしての独自のノウハウで落札予定管理費削減額を積算) | |
9、労務単価根拠 (全国的に事例が殆どないノウハウ・・社会保険、経費、事務作業量分析で適正な人件費を算出) | |
10、競争入札後の比較 (現行の管理費 VS 落札予定管理費 VS 最大管理費削減額) | |
11、管理費削減実績 (20.2%~48.6%の削減率と1戸当たりの適正管理費を提示します) | |
12、無料診断申し込み (当事務所のデーターを基に見直し仕様と概算削減額をコンサルタント) |
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管理費削減P72