和歌山県のご当地グルメ郷土料理
和歌山といえば、江戸時代には徳川御三家の一つとして栄え、今なお熊野三山や高野山の伝統が息づく歴史的な地として知られています。沿岸漁業やみかん、梅の栽培などで有名な土地です。
紀州はすしの国ともいわれるように、様々な種類に加えて、すしというには変わり種なものまで残されています。
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小鯛の雀寿司
和歌山市加太沖の厳しい潮流にもまれたチャリコ(小鯛)を酢でしめてにぎった寿司です。桜色の姿が雀に似ていることからこう呼ばれているようです。
なれ寿司
塩漬けにした魚を飯とともにアセやバショウで包み、時間をかけてゆっくり発酵させたもので、古代ずしとも言われるにぎりずしのルーツとされている寿司です。使われる魚はアジ、カマス、サワラ、タチウオ、サンマ、アユなど様々ですが一般的なのはサバでしょう。本なれと呼ばれる発酵して表面にうっすらカビが生えたものが旨いとされています。
めはり寿司
酢飯ではない普通のごはんを握り、塩漬けの高菜の葉で包んだ寿司です。漬物と飯という日本の食の原点とも言える組み合わせで素朴な美味しさです。もともとは熊野地方の山仕事の男たちの弁当だったもので、目を見張るほどの大きさだったことから目はりと呼ばれているそうです。
なんこう梅
ぼってりと粒が大きく肉厚で果皮の薄いというのが南高梅の特徴で梅干用として最高級品種の青梅です。紀州南高梅を使用したはちみつ梅、かつお梅、しそ漬梅、こんぶ梅、塩漬け梅など様々な梅干しが販売されています。みなべ町の梅林は有名で開花期(毎年1月下旬〜2月月下旬)には一般公開されたくさんの観梅客で賑わいます。
「梅いちばん」南高梅はちみつ梅干し
金山寺味噌
大豆と小麦を混ぜて蒸し、塩を加えて発酵させた味噌です。主に調味料として使用するのではなく、ご飯に載せたりお酒の肴にするなどおかずとして食べる味噌です。白瓜、丸茄子、シソ、生姜などゴツゴツと形が残ったままの野菜が入った栄養満点のお味噌です。
金山寺みそ
湯浅醤油
日本料理に欠かすことの出来ない醤油の発祥の地として有名な紀州湯浅の醤油です。湯浅醤油は約750年と言われる伝統的な手作業による製造方法を今も脈々と受け継いでいます。
生一本黒豆湯浅醤油
有田みかん
和歌山県の有田で温暖な気候の下栽培されるみかんです。最近では温州みかんに含まれているβ‐クリプトキサンチンがガン抑制に効果があると発表されたり、その他にも風邪ひき防止や抗アレルギー作用などで効果がある食べ物として注目されています。
紀州有田みかん
和歌山ラーメン
とんこつ醤油スープのラーメンです。和歌山では中華そばと呼ぶほうが一般的で、豚骨が強くこってり感がある「井出系」と豚骨ベースではあるがやや醤油の味が顔を出す「車庫前系」に分かれています。
本場和歌山ラーメン
ゴマ豆腐
世界遺産に登録された紀州の霊場「高野山」の精進料理に欠かせない豆腐で、その名の通り胡麻から作る豆腐です。胡麻の香りとまろやかな味が特徴でわさび醤油をつけて食べます。
高野山ごま豆腐セット
高野豆腐
精進料理の一つとして高野山から全国に広まったもので、保存食として凍結乾燥させた豆腐です。通常は軽く締まったスポンジのようなもので、これを水で戻してだし汁で煮込むなどして味を付けます。
高野豆腐
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