新潟県のご当地グルメ郷土料理

新潟県は日本海側に海岸線が続き、東側に越後山脈、東南側に三国山脈、南側に妙高飛騨山脈がそびえ立った地形となっており、日本屈指の豪雪地帯でもあります。そのため長い冬に備えた保存食の伝統が育ったところであるといえます。
米よし、酒よし、魚よしと三拍子そろった地域であるといえますが、特に全国有数の上質米の産地として知られます。

数時間かけて焼いた石に味噌で土手を作り、その上に獲れたての鮎を置いて味付けして焼きます。文豪、尾崎紅葉が絶賛した珍味で佐渡名物です。

日本海の荒海に自生した天然のエゴ草という海藻を煮詰めて冷やして固めたものを細かく刻み、ネギとワサビ醤油で食べる酒の肴です。

大根を煙でいぶすように乾燥させた大根をぬかに漬けたお漬け物です。燻すことで風味や保存性も増し､寒い新潟では冬期保存食として昔から親しまれています。

香ばしいショウガ味噌を塗った焼きおにぎりです。上杉謙信が諸国を遠征した時に兵糧食として持参したおむすびを剣の先で焼いたことから名付けられたと言われています。

塩引鮭を１年がかりで日本海の寒風にさらし完全に乾し上げたもので、新潟を代表する最高級の酒の肴です。

雑菌の増殖を防ぐと言われている笹を利用し、タケノコ、ゼンマイ、シイタケ、ワラビ、みそ漬けなどの地元の身近な食材をうまく使ったお寿司です。行事食やもてなし料理として四季を通じて作られていて、戦国時代に上杉謙信、武田信玄の合戦で山奥での食事に器のかわりに笹の葉を使ったことに由来している。

新潟産の最高級こがねもち米と天然乾燥よもぎを使って作られただんごを笹で包んだものです。よもぎの風味と笹の香り、モチモチした食感と甘さ控え目な餡のバランスが絶妙の美味しさです。旧節句の６月に多く作られます。

取れたてのスケトウ鱈を生きたままぶつ切りにして佐渡味噌で煮る豪快な鍋です。

鶏肉、豆腐、里芋、塩鮭などにニンジン、ダイコンなどの野菜を刻んで煮て小麦粉、くず粉、片栗粉などでとろみをつけた汁物です。できたての温かい状態で食べる場合もありますが、新潟ではつめたい状態で食べるのが一般的のようです。

ウサギ肉と大根、人参、里芋、しめじ、こんにゃく、ごぼうなどを使ったけんちん汁です。

粟島の名物料理でワッパ（木製の漆塗りの器）に焼いた魚と味噌を入れたあと上から熱湯をかけ、さらに焼けて真っ赤になった石を入れて沸騰させてから食べる料理です。このようにすると一気に沸騰しマグマのように気泡が出るので味噌が香ばしくなり一層おいしくなるということです。

ワッパにご飯とおかずを入れて蒸したものがワッパ飯です。

ふのりという海草をつなぎに用いたそばです。

さらしくじらとカボチャやナスなど季節の野菜を使った味噌汁です。

唐辛子と米麹で作られるうどんなどの薬味として重宝する調味料です。