三田市民歩こう会

槍ケ岳登山









 平成30年8月26日〜29日、3泊4日で槍ガ岳登山に出かけました。

 メンバーは三田市民歩こう会の岡田会長と三水山の会の吉谷さんと私(岸本)達夫婦の4名です。

 槍ヶ岳(標高3,180m)は長野県と岐阜県の県境に聳える、日本で5番目に高い山です。北アルプスでは奥穂高岳(標高3,190m)に次いで2番目に高い山です。

 8月26日(日)午前2時に三田を出発しました。神戸三田ICから中国道、新名神、名神、東海北陸自動車道を経由し、高山ICから国道185号線を走り、平湯温泉にある「あかんだな駐車場」へと向かいました。「あかんだな駐車場」着6時50分。駐車場発7時20分のバスで上高地へ、上高地着7時50分。上高地で登山届を提出して、8時10分から歩き始めました。明神着9時、徳澤着10時。真夜中の車中で朝食をとったため、少し早かったのですが徳澤園で昼食です。横尾着11時30分。一ノ俣着12時45分。その後、槍沢を登り13時45分槍沢ロッヂ到着。今回、真夜中の出発となったのは、槍ヶ岳は標高が高いため少しでも標高を稼ぐために、標高1,820mにある槍沢ロッヂまで初日に登りました。

 8月27日(月)槍沢ロッヂで朝食をとった後、5時30分に槍沢ロッヂを出発しました(上の写真)。大曲着6時50分。大曲で槍沢を離れ東鎌尾根への急登を登りました。たくさんいた登山者は皆槍沢を登り、東鎌尾根へと登って行くのは私達4名だけです。水俣乗越着8時15分。ここからが東鎌尾根の縦走です。縦走路は梯子の連続があり、岩場がありと変化に富んでいます。おまけに天気も快晴です。東鎌尾根の先には槍ヶ岳が望まれます(中の写真)。11時05分ヒュッテ大槍(標高2,884m)到着。ヒュッテ大槍からは槍ヶ岳の三角錐の頂上が望まれます(下の写真)。

 8月28日(火)3時30分起床。4時山小屋を出発。天候は昨日までの晴天と異なり、雨と強風です。その中を雨具を着てヘッドライトを点けての登山となりました。悪天候のため朝食弁当をヒュッテ大槍に預け、荷物を最小限にしての槍ガ岳ピストンとしました。途中何度もルート確認のため、皆に待ってもらい先行し梯子、岩場を経由してやっと槍ヶ岳山荘に到着しました。5時槍ヶ岳山荘着。強風と雨のため誰一人として槍ヶ岳に登る人はいませんでした。私達も槍ヶ岳山荘(標高3,080m)で今回の登山も終了です。下山は槍沢を下りました。殺生ヒュッテから東鎌尾根に登り、ヒュッテ大槍に戻りました。ヒュッテ大槍着6時50分。昨日まで満員だった山小屋も登山者は誰もいません。全員が下山したものと思われます。ヒュッテ大槍では温かいみそ汁とお茶を出していただき預けていた朝弁当を食堂で食べました。7時30分強風と雨の中を槍沢へと下山開始しました。槍沢は氷河地形で大きなU字谷です。左右が垂直に切れた絶壁で樹木がないため強風がまともに私たちに吹き付けてきます。11時槍沢ロッヂに到着。雨は本降りです。槍沢ロッヂで昼食のうどんを食べました。そして又雨の中を下山です。横尾山荘着13時05分。ここで少し休んだのち、徳澤園へと向かいました。徳澤園着14時30分。徳澤園では温かいお風呂につかり、豪華な夕食を食べました。

 8月29日(水)7時朝食。7時30分徳澤園出発。明神着8時30分。明神からは梓川の右岸散策路をゆっくりと散策しながら歩きました。昨日のような悪天候ではありません。河童橋着10時。上高地バスターミナル発10時30分の「あかんだな」行きのバスに乗り平湯へと向かいました。帰りは平湯温泉で登山の疲れをとるとともに昼食を食べ、もと来たルートで三田へと帰りました。途中新しくできた宝塚北SAで夕食をとりました。

 今回の槍ガ岳登山では頂上に立つことは出来ませんでしたが、晴天の中の東鎌尾根の縦走が素晴らしかったです。また、悪天候時の槍ヶ岳の厳しさを体験しました。

 

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