三田市民歩こう会

燕岳登山









 平成27年7月24日〜26日、三水山の会のメンバー10名と共に、燕岳登山バスツアーに参加しました。

 燕岳(標高2763m)は、表銀座縦走路の北の端にあたる北アルプスの女王と呼ばれる山です。山頂付近は風化花崗岩で、オットセイ岩やイルカ岩、メガネ岩等、奇岩が点在しています。また、コマクサがいたるところに移植され、根着いてコマクサの群生ができていました。

 私は、10数年前に燕岳、大天井岳、槍ヶ岳、南岳と一人で縦走した経験があります。その時は、夜行で東京を立ち、穂高駅からタクシーで登山口の中房温泉に行き、そこから燕岳に登りましたが、まだ若かったせいかそれほどきついとは思わず、午前中に燕岳山頂に立って、燕山荘で昼食のカレーを食べました。

 しかし、今回の登山で合戦尾根の登山道は北アルプスの3大急登と呼ばれるだけあって、結構急な登攀だと思いました。

 24日(金)朝5時47分三田発のJRに乗って新大阪駅に向かいました。新大阪駅でクラブツーリズムのメンバー23人が合流して、バスで名神、中央道を経由して、登山口付近の有明温泉有明荘に向かいました。

 25日(土)7時有明荘を出発。7時15分燕岳登山口到着。ここから合戦尾根の急登が始まります。8時15分第1ベンチ到着。9時第2ベンチ到着。9時50分第3ベンチ到着。10時50分富士見ベンチ到着。天気は快晴です。富士見ベンチからは遠くに富士山を望むことができました。11時30分合戦小屋到着。ここには名物のスイカがあります。八分の一が800円です。しかし大きすぎてなかなか食べきれません。おまけにツアーですので、出発の時間もありゆっくりとスイカを味わうことができませんでした。13時燕山荘到着(上の写真)。燕山荘は晴天に恵まれたためか非常に多い人混みとなっていました。13時30分から燕山荘で昼食のカラーを食べました。14時30分から燕岳の往復登山を行いました。燕岳頂上には頂上の銘板の石があります(中の写真)。横におられる美女は歩こう会のメンバーでもあり、三水山の会の会員でもある宮野さんです。一緒にここまで登ってきた感激の顔です。燕山荘では夕食の時に名物のご主人によるホルンの演奏を聴きました。

 26日(日)今日も快晴です。3時に起床し、4時に朝食を食べました。4時45分日の出です。燕山荘周辺は日の出を拝もうと多くの人でいっぱいでした。日の出と反対側では、朝日を浴びた槍ケ岳や穂高連峰が望まれました(下の写真)。

 6時30分燕山荘出発。快晴で日曜日ですので登ってくる登山者が多く、私たち下山者はそのたびに道を譲り、待ちをしましたので少し時間がかかりすぎました。第1ベンチ付近まで下山した時にアクシデントが発生しました。参加者のお一人が骨折か捻挫かをされ、歩くことができなくなりました。そこで、ガイドさんは自分の荷物が入ったままのリュックを逆さまにして、簡易な背負子を作り、その負傷者をおぶって下山されました。こういう点はツアーでないとできないことだと思いました。約1kmの急な登山道を頑丈なガイドさんが両手にストックをもって一歩一歩汗だくになって下山する姿を見て本当に驚きました。また、私たち三水山の会のメンバーのOさんが両方のまぶたの上をアブか何かに刺され、腫れあがりました。私も昔に子供たちと一緒に槍ケ岳に登って時に、槍ケ岳の頂上でアブか何かに顔を刺されました。後で写真を見ると顔が変形していました。山の吸血鬼は恐ろしいです。11時30分登山口到着。そして、有明荘で昼食をとって、温泉につかり三田へと帰りました。自宅到着午後10時でした。

 三水山の会のF会長はじめ会員のみなさんありがとうございました。天候に恵まれた非常に楽しい登山でした。

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