平成28年7月28日〜31日（3泊4日）で立山縦走及び剱岳登山を実施しました。メンバーは歩こう会の岡田会長、宮野さん、三水山の会の吉谷さんと私（岸本）の4名です。 立山連峰は日本三霊山の雄山（標高3003ｍ）、最高峰の大汝山（標高3015ｍ）、真砂岳（標高2861ｍ）、別山（標高2874ｍ）が並ぶ山々です。剱岳（標高2999ｍ）は日本屈指の岩峰です。 7月28日（木）、朝5時30分三田を出発。三田西ICから舞鶴若狭自動車道、北陸自動車道を走り、立山ICで高速道路をおり、立山駅前駐車場到着10時40分。ここでアクシデント発生。前日の豪雨で土砂崩れのため富山地方鉄道が不通です。また、停電のため立山ケーブルも不通です。しかし幸い、立山発11時40分の臨時代行バスで室堂へ向かうことが出来ました。室堂到着12時35分。室堂バスターミナルで昼食に立山そばを食べました。13時10分室堂を出発し、登山の開始です。14時10分本日の泊りの一ノ越山荘到着。幸いにも、お客が少なく4人で個室を占有することが出来ました。 7月29日（金）、6時朝食。6時45分一ノ越山荘を出発。7時55分頂上雄山神社に到着。頂上の小さな祠で神主さんから登山の安全を祈願していただき、お神酒を頂きました。8時30分雄山を出発。9時大汝山に到着。10時05分真砂岳到着。11時10分別山に到着。別山頂上には小さな祠と日本最高所の池（硯ヶ池）があります。池と言っても本当に小さな水たまりのような池です。岡田会長は池の上部の雪渓で雪と戯れています。周りには高山植物も咲き誇っています。11時50分剱御前小屋到着。剱御前小屋で昼食をとりました。12時20分剱御前小屋出発。剣山荘到着13時45分。私は20年ほど前に何回か剱岳に登りましたが、温暖化の影響かまた今年が特に暑いのかわかりませんが、剣山荘への下山道に雪渓がほとんどありませんでした。昔は雪渓を何カ所も横断しましたが、今回は2カ所しか雪渓が残っていなくて、雪渓の跡が巨岩と巨礫の非常に歩きにくい道になっていました。また、剣山荘も非常にきれいに改装されていました。昔は小さな風呂があるだけの古びた山小屋でしたが、今は快適なシャワー室があり、多くの個室に分けられたきれいな山小屋に変身していました。また、剱岳への登山者の数が非常に増えたように思います。これも映画「点の記」の影響だと思います。私達の個室には、私達4名と、大阪から来た若者2名、新潟から来たご夫婦の8名が入りました。 7月30日（土）、宮野さんには留守番をお願いし、岡田会長、吉谷さんと私の3名で剱岳登山に向かいました。朝3時25分剣山荘を宮野さんに見送られて出発しました。ヘッドライトを付けて、真っ暗闇の中を剱岳へと向かいました。一服剱を過ぎると稜線の登山となりますが、月明かりもなく真っ暗の中で、遠くに私たちと同様真夜中に出発した登山者のヘッドライトの明かりがちらほら見えます。前剱岳の登り付近で、やっと空が明るくなり、ヘッドライトなしでの登山となりました。4時45分前剱登頂。その後、難所のカニのタテバイを過ぎ、6時25分剱岳登頂。頂上はガスがかかり、ほとんど周りの景色を見ることはできませんでしたが、登頂した喜びで、3人で万歳をしました。帰路、難所のカニのヨコバイを過ぎた付近で朝食の弁当を食べました。昔はこの付近に避難小屋があったのですが、今はトイレがありました。私たちが登ってきた別山尾根には登山者の姿が見えます。登っている時は気付きませんでしたが、切り立った岩峰にへばり付いた登山者を見ていると、剱岳の険しさを再認識させられます。9時25分剣山荘到着。剣山荘のテラス付近で、宮野さんが私たちを発見し、手を振っています。私達3名もそれに応えて手を振りました。宮野さんも私たちの登頂を自分の事のように喜んでくれました。一旦、剣山荘で荷物の整理をして、10時05分剣山荘出発。11時45分剱御前小屋到着。剣御前小屋で、前日と同様昼食にカレーを食べました。12時05分剣御前小屋を出発。雷鳥坂を下山。途中少し雨が降り始めましたので、雨具を着て休むことなく下山を続けました。14時雷鳥沢ヒュッテ到着。到着後雨がひどくなり、早く下山したことが幸いしました。雷鳥沢ヒュッテは山小屋ですが、立派なお風呂と露天風呂もあり、ちょっとした温泉宿のような快適な山小屋です。事前に予約を入れていたので、広い個室を4人で占有しました。個室で登山の満足感を味わいながら生ビールで乾杯です。私はお酒は飲めませんが、下山後の生ビールふた口が大好きです。喉を通るビールと、お腹で爆発して身体全身を駆け回るアルコールが私は大好きです。この生ビールの美味しさを知ったのも、山友達のおかげです。 7月31日（日）、6時45分雷鳥沢ヒュッテ出発。7時30分室堂バスターミナル到着。7時45分発の高原バスで美女平へ、そしてケーブルカーで立山駅へと戻りました。また、もと来たルートを岡田会長と私で交代しながら運転し、15時30分三田帰着。 天候にも恵まれた楽しい登山でした。岡田会長、宮野さん、吉谷さんありがとうございました。特に、吉谷さんには背中を押されたようで、一緒に剱岳に登りたいと思うようになりました。感謝しています。本当に友に恵まれた楽しい登山でした。ありがとう。 戻る |
