三田市民歩こう会

至仏山登山及び尾瀬ヶ原・尾瀬沼散策









 平成30年7月23日(月)〜26日(木)、3泊4日で至仏山登山及び尾瀬ヶ原・尾瀬沼を縦断しました。

 至仏山は尾瀬ヶ原の西に聳える、標高2,228mの日本百名山にも数えられた名峰です。至仏山と尾瀬ヶ原は群馬県に位置して、尾瀬沼の真中を県境にして東側が福島県です。福島県側は登山道の整備がほとんどできていません。しかし、群馬県側はよく整備されていました。至仏山への登山道や尾瀬ヶ原の木道もよく整備されていますので歩きやすい道です。また、至仏山は山頂付近が蛇紋岩でできているため、つるつるの非常に滑りやすい岩場です。幸い天候もよかったので、誰一人滑ることなく無事に至仏山に登頂できました。

 メンバーは私(岸本)が所属する三水山の会の仲間5名(男性2名と女性3名)と私たち夫婦の男性友達お一人そして私の妻を合わせた計8名です。最高齢者はO氏で84歳です。平均年齢は70歳以上という高齢者メンバーです。

 今年(平成30年)は異常気象なのか、7月に西日本豪雨災害で200名以上の方がお亡くなりになりました。その後、35度以上の猛暑日が1週間以上も続く暑い夏となりました。その暑い最中に丁度この至仏山登山が当たりました。お陰で4日間とも晴天に恵まれました。

 7月23日(月)JR三田駅発8:03の快速電車で大阪へと向かう。そしてJRを乗り換え新大阪駅へ。新大阪駅発9:16ひかり514号で東京駅へ。今回は全員が65歳以上なので、JRジパング倶楽部に入会しているため、新幹線は「のぞみ」には乗れず、「ひかり」でゆっくりと東京へと向かいました。車中で昼食。東京駅からは上越新幹線「とき321号」で上毛高原駅へと向かいました。上毛高原駅着13:47.。ここで1時間以上のバス待ちをしました。何もない駅です。喫茶店もレストランもありません。上毛高原発14:52の関越交通バスで鳩待峠行バス連絡所まで行きました。このバスは、冷房も効かず、窓にはブラインドもないので暑くて乗りにくいバスです。鳩待峠行バス連絡所着16:40.。そこでシャトルバスに乗り換え鳩待峠着17:15.。今日の泊りは鳩待山荘です。長い乗り物に乗った一日でした。

 7月24日(火)4時30分山小屋を出発。ヘッドライトを点けてのスタートです。しかしすぐに明るくなりヘッドライトは不要になりました。オヤマ沢田代までは結構な急登です。ここからは稜線歩きとなります。7時小至仏山(標高2,162m)に到着。小至仏山頂は少し風がありました。その後、稜線を下り風よけのできる場所で朝食をとりました。そしてまた稜線を歩き至仏山へと向かいました。眼下には尾瀬ヶ原も見えます。尾瀬ヶ原を挟んで正面には燧ヶ岳(標高2,356m、東北地方最高峰)も望まれます。8時20分至仏山山頂に到着(上の写真)。山頂からは私たちが登ってきた小至仏山や稜線の登山道が望まれます(中の写真)。その後、来た道を戻り12時10分鳩待峠に到着。鳩待峠で昼食をとりました。13時30分鳩待峠から尾瀬ヶ原へと下山し、14時30分山の鼻に到着。今日の泊りは国民宿舎尾瀬ロッジです。

 実は、私下山途中で両足太ももの痙攣をおこしました。仲間の皆さんには大変迷惑をお掛けしました。8月の槍ガ岳登山が心配です。

 7月25日(水)朝食後6時30分に尾瀬ロッジを出発。尾瀬ヶ原を縦断しました。私は尾瀬に来るのは3度目ですが、登山者の姿がほとんど見えません。本来ならばニッコウキスゲが満開の尾瀬ヶ原ですが、全く見当たりません。鹿にほとんど食べられたそうです。尾瀬ヶ原から昨日登って至仏山が望まれます(下の写真)。11時15分尾瀬沼の池尻に到着。その後尾瀬沼の周りを回り、12時30分今日の泊りの尾瀬沼ヒュッテに到着。昼食はヒュッテの前にある長蔵小屋でとりました。午後尾瀬沼周辺を散策中に燧ヶ岳山頂の上にヘリコブターがホーバリングをしていました。望遠鏡で見ていた人に伺うと、遭難者がいるため看護士が救援でヘリから降ろされ、遭難者をヘリで病院に搬送したそうです。

 7月26日(木)朝食後6時50分にヒュッテを出発。三平峠を越え、9時一ノ瀬到着。丁度一ノ瀬〜大清水間を走るシャトルバスが出発するところでしたので、シャトルバスに全員乗車。9時15分発の沼田駅行バスに乗ることが出来ました。10時54分沼田駅着。11時11分発の路線バスで上毛高原へ向かいました。上毛高原駅では、11時43分発たにがわに飛び乗りましたが、少し新幹線を停めてしまいました。しかし無事全員乗車できました。東京着13時00分。東京発13時33分ひかり515号で新大阪着16時26分。そして丹波路快速で三田着17時35分。3泊4日の山登りが終了しました。

 尾瀬ヶ原、尾瀬沼共に昔と違い荒廃しているように思いました。また、登山者の数も以前と比べると非常に少なくなっているように思います。ただ、尾瀬ケ原に下山中大勢の小学生や中学生とすれ違いました。今回ご一緒してくださった三水山の会の皆さんありがとうございました。リーダー役を務めました私が太腿の痙攣でご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。もう少し自分のケアーも致します。8月の槍ガ岳が本当に心配になってきました。

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