三田市民歩こう会

西穂高独標登山









 平成26年9月29日〜30日、西穂高独標登山に出かけました。

 実は、今年9月から「三水山の会」に入会しました。そして、山の会のメンバーと共に16名で、山岳ガイド付きで西穂高独標に登山しました。「三水山の会」の皆様ありがとうございました。

 20年ほど前の平成6年8月に「山友会」メンバー6名と西穂高岳・焼岳縦走登山に行きました。その時にも西穂高独標には登りましたが、西穂高岳への登山ルートの一つの通過点という認識しかありませんでした。しかし、今回登ってみて、こんな険しいところがあったかなと少し反省しました。20年の歳月が体力の衰えを感じさせ、登山への考え方を変えたように思います。

 三田駅を5時30分ごろの電車で大阪に向かい、新大阪駅でツアーメンバと合流しました。28人乗りのバスはほぼ満席です。中型バスですから少し窮屈でした。おまけにリクライニングもできず、バスツアーとはこんなものかと思いました。

 新大阪駅を7時に出発、途中多賀SA、ひるがの高原SA、アルプス街道平湯でトイレ休憩をとり、車中で昼食をとりました。

 しらかば平駅から新穂高ロープウェイで一気に西穂高口駅へと登りました。そらには雲一つない青空が広がり、飛騨側には笠ヶ岳が聳えています。また、登山道の途中からは槍ヶ岳も望まれ槍ケ岳山荘の赤い屋根まで見えます。穂高連峰の難所ジャンダルムも望まれます。ジャンダルムとはフランス語で警官という意味で、山岳用語では尾根上の通行の邪魔をする岩の意味だそうです。また、南には乗鞍岳も望まれます。その向こうには9月27日突然噴火した御嶽山からの噴煙も見えます。山岳ガイドの話によると、こんなに晴れて槍ケ岳がきれいに見えるのはめったにないとのことでした。山岳ガイドさんは非常にゆっくりとしたペースで歩いて下さるので、全員ほとんど疲れることなく、本日の泊りの西穂山荘につきました。(上の写真)

 夕食後、星を眺めに表に出てみました。空には満天の星です。星座の名前は知りませんが、三田では眺めることのできない素晴らしい星空です。上ばかり見ていると首が疲れ、ベンチで横になって星空を満喫しました。

 翌日は5時朝食、6時出発です。

 私は、貴重品と防寒具とペットボトルだけを持って、荷物を山小屋において出発しました。やはり荷物なしの登山は身軽で歩きやすいです。しかし、稜線に出ると飛騨側から吹き付ける風が非常に厳しく、防寒具がなければ歩けないほどでした。また、稜線からは右側に梓川が見え、赤い屋根の上高地帝国ホテルも望むことができました。振り返ると、西穂山荘の赤い屋根が見え、その向こうに焼岳の雄大な山容も望まれます。

 西穂高独標へは2時間ほどで全員登頂成功です。(中の写真)

 西穂高独標からは険しい穂高連峰も望まれます。(下の写真)

 帰りは、もと来た道を西穂山荘まで戻り、ロープウェイの西穂高口駅まで歩き、ロープウェイでしらかば平駅へ、そしてバスで平湯温泉に行き、そこで温泉につかり登山の疲れを取って、昼食です。私はアルコールは全くダメですが、小の生ビールを注文しました。のど越しを通る生ビールは本当においしいです。

 新大阪駅到着午後7時30分。新大阪駅からJRで三田駅へ、自宅についたのは午後9時ごろです。

 「三水山の会」の皆さん本当にありがとうございました。入会して間もない私ですが、仲間に加えていただいたことを感謝しています。

 

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