三田市民歩こう会

奥穂高岳〜前穂高岳縦走登山









 平成29年7月27日(木)〜30日(日)の3泊4日の日程で、北アルプス奥穂高岳(標高3,190m)、涸沢岳(標高3,103m)、前穂高岳(標高3090m)の縦走登山に出かけました。奥穂高岳は富士山、北岳に次いで国内第3位の標高の山で、北アルプスでは最も高い山です。

 私は、20年ほど前に、次男と二人で同じコースを歩きました。20年前と比べて、奥穂高岳、前穂高岳が相当荒れたように感じました。当時は若かったので気にならなかったのかもしれませんが、特に前穂高岳の頂上が荒れて険しくなったように感じました。

 メンバーは歩こう会の岡田会長と、三水山の会の吉谷さんと私(岸本)の3名です。

 7月27日(木)午前4時30分に三田を出発。神戸三田ICから中国自動車道に入り、名神高速、東海北陸自動車道、中部縦貫自動車道を経由して、高山ICで高速を降りて、国道158号線を走り、途中安房トンネルを抜けて、9時25分に沢渡に到着。天候はあいにくの大雨の状況です。9時50分に沢渡発のバスに乗り、10時30分上高地着。上高地で入山届を提出して、雨の中を梓川沿いにゆっくりと歩き始めました。11時30分明神館到着。明神館にて昼食をとりました。昼食の間に雨が止んだため、雨具をしまい、12時明神館を出発。13時徳澤到着。少し休憩をした後、また上流へと歩き始め、14時15分横尾山荘到着。横尾山荘到着後は快晴で、夏空が望まれました。17時夕食。

 7月28日(金)午前4時起床。午前5時朝食。5時25分横尾山荘出発。あいにくの雨で、雨具を付けての登山となりました。今年は例年になく残雪が多く、登山道の途中から雪渓登山となりました。私は、何度か涸沢には来ていますが真夏にこれほど残雪が多く残っているのを見るのは初めてです。8時40分涸沢小屋到着。雨が止まず、しとしとと降り続くため、小屋の中は満員でした。その為、外で出発の準備をしました。また、水分補充のため、ポカリスエット500CCを1本購入。1時間ほど登ってザイテングラード登り口に到着。ここで、雨具をリュックにしまい、ザイテングラードを登りました。11時40分穂高岳山荘到着。穂高岳山荘で昼食をとり、荷物を置いて、涸沢岳往復登山に出かけました(上の写真)。涸沢岳下山後、小屋の前で突然スイカが配られました。丁度、当日は7年に一度の穂高奥宮の祭礼で、神主さんも奥穂高岳へ登られ、お供えのスイカが私達一般の登山者にも振る舞われました。ラッキーです。天候が回復したので、小屋の裏からジャンダルムを望むことが出来ました。5時夕食。

 7月29日(土)午前4時起床。4時45分朝食。5時15分穂高岳山荘出発。雨は止んでいましたが、あいにくのガスの中の登山となりました。6時奥穂高岳登頂(中の写真)。6時10分奥穂高岳から吊尾根へと向かう。吊尾根の途中で、ガスが一時的に晴れて、西穂高岳へと続く穂高の稜線が望まれました。また、吊尾根のコルからは、私達が登ってきた涸沢カールや涸沢ヒュッテ、涸沢小屋が眼下に見えます。7時45分紀美子平到着。紀美子平に荷物を置いて、前穂高岳へと向かいました。8時20分前穂高岳登頂(下の写真)。8時35分前穂高岳から下山。9時05分紀美子平到着。9時15分紀美子平出発。11時35分岳沢小屋到着。岳沢小屋で昼食をとりました。

 7月30日(日)午前5時朝食。6時岳沢小屋を出発。この日も朝からしとしとと小雨の降りしきる中を、雨具を付けて上高地へと下山しました。途中、風穴で天然クーラーの感触を味わう。8時15分上高地河童橋に到着。8時55分発沢渡行きバスに乗り、上高地をあとにしました。沢渡からは車で平湯温泉に向かい、登山の疲れを取りました(午前10時)。平湯温泉からは、往路と同様に高速道路を走り、途中のSAで、昼食、夕食をとって、午後6時ごろ三田に戻りました。

 今回の登山は、4日間とも雨で、あいにくの天候でしたが、予定の山を総べて登り、充実した登山でした。満68歳にして、穂高を縦走できたことは満足です。自分を褒めてやりたい気持ちです。一緒に登ってくれた、岡田さん、吉谷さんに感謝しています。ありがとうございました。

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