三田市民歩こう会

九重連山登山









 平成28年6月3日〜6日(船中泊2泊、山小屋1泊)3泊4日で九州の九重連山登山ツアーに参加しました。参加者はガイドを除き13名です。そのうち私達メンバーは三水山の会の荻野さん、隅田さん、宮野さんと私(岸本)の4名です。荻野さんは年齢82歳で、三水山の会の最高年齢者です。ご本人は万年青年と言っておられます。宮野さん、隅田さんは歩こう会にも参加されている人たちです。

 6月3日(金)19時55分大阪南港ATC発のフェリーさんふらわあで、九州別府港へと向かいました。船中泊は8人ツアーベッド室を4人で占有する余裕の船旅です。

 6月4日(土)7時45分別府港到着。別府港からは大型バスでゆったりと九重連山へと向かいました。しかし、あいにくの天候で、バスの中で雨具、ロングスパッツを付け完全雨対策をしなければなりませんでした。

 9時30分牧ノ戸峠到着。ここからが登山開始です。

 11時30分久住分れ避難小屋到着。悪天候のため、ここで昼食の弁当を食べることとなりました。そこでハプニング発生。私たちのメンバーの荻野さんの姿が見えません。ガイドさんの十分な説明がなかったため、トイレに行かれた荻野さんはそのままお一人で登山を開始されました。しかし、荻野さんが居られないことに気付かれたガイドさんがすぐに捜索に行かれ、事なきを得ました。

 昼食後は、雨と風の悪天候の中を、中岳へと登山を開始しました。中岳は標高1791mで九州本土最高峰の山で百名山にも数えられています。途中の稜線は強風と大粒の雨で非常に寒く、最悪の天候です。しかし、無事頂上到着。(上の写真)

 頂上からはもと来た道を久住分れまで戻り、北千里浜へと下山しました。北千里浜はまるで砂防ダムのような砂浜です。左岸側には赤茶けた山肌を見せる硫黄山があります。この付近は火山活動が盛んで、山腹からもガス噴気が見られます。

 そこから、本日の泊り法華院温泉山荘へと向かいました。山荘ではまず体を温めるため温泉につかり、一日の疲れを取ることとしました。山小屋は、8畳ほどの部屋を4人で占有するゆったりとした個室です。

 丁度タイミングよく、宿泊当日が九重連山山開きの前夜祭にあたり、夕食後はギターコンサートが行われました。また、前夜祭には地元竹田市長も参加されていました。

 6月5日(日)朝から霧雨の状況です。朝食時に平治岳(ひいじだけ)に登るグループと、山小屋に残るグループ分けが行われました。私達4名も当日の天候を見て決めることにしていましたので、山小屋に残る予定でしたが、宮野さんが私が登るのであれば一緒に登ると言ってくれました。感激です。結局ご高齢の荻野さんと隅田さんが残り、私と宮野さんは平治岳へ登ることにしました。

 平治岳は九重連山で最も霧島ツツジの美しい山です。

 法華院温泉から坊ガツルに下り、そこから悪路を平治岳へと向かいました。坊ガツルはラムサール条約登録地で、広大な乾燥湿原です。坊ガツルからの登りはぬかるみ状態の悪路です。悪路を登りきった峠が大戸越(うどんごし)です。ここが平治岳への登山口となります。大戸越で数人が残り、平治岳へは宮野さんと私を含めた6名が登りました。丁度霧島ツツジの間を縫う急峻な登山道です。残念ながらガスのため視界が悪く霧島ツツジの全山を眺めることはできませんでした。(中の写真)

 そこから、もと来た道を坊ガツルまで戻り、避難小屋で昼食をとりました。

 坊ガツルから雨ヶ池越を経て長者原へと向かいました。雨ヶ池は大雨が降ると池になるという草原です。私たちが見たときはまだ池になっていなく草原状態でした。途中の山道は、うっそうとした森の中で、珍しい花や小鳥のさえづりを聞きながらの楽しい山歩きでした。

 午後3時過ぎに長者原到着。今回の九重連山登山の終着地です。長者原から大型バスで別府港へ。18時45分別府港発のフェリーさんふらわあで大阪南港ATCへと向かいました。

 6月6日(月)6時35分大阪南港到着。宮野さん、荻野さん、隅田さん、ありがとうございました。

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