三田市民歩こう会

北穂高岳登山







 平成21年8月6日から8日にかけて、北アルプス北穂高岳に登りました。

 6日(木) 朝5時に三田を立ち、名古屋発8時の「しなの」に乗って松本へ、そして10時25分発の上高地行きのバスに乗り、12時に上高地に着きました。

 上高地は、晴天でしたが、山の上には雲がかかり夕立がありそうな天候なので、昼食の弁当を早々に食べ終え、横尾山荘に向かいました。横尾山荘には午後3時に到着、その後土砂降りの夕立がありましたが、幸い雨にもあわず助かりました。

 7日(金) 5時10分に横尾山荘を出発。朝から雨が降り続いていました。8時40分涸沢小屋に到着。そこで、ソフトクリーム(500円)を食べ、トイレを借りました。9時、雨の中を北穂高へと向かい登頂を開始しました。途中、雨はひどくなるし、風も激しくなり、散々な登山となりました。そして、12時ごろ、突然、左大腿部に痙攣が起こりました。仕方なく、雨と風の中で、休憩せざるを得ず、昼食のパンを食べて、下山しようと思っていた丁度その時、上から山岳パトロールの人が二人下山して来られました。事情を説明すると、下山するのは危険なので、もう30分ほど登ると北穂小屋ですので、時間も十分あるので、ゆっくりと登ってくださいと言われ、左足をいたわりながら、ゆっくりと登り始め、午後1時に北穂小屋に到着しました。先日、北海道で発生した遭難事故も、この寒さのせいだと思いました。

 教訓その1:自分の身は自分で守る。山では、誰も助けてはくれません。

 北穂小屋で、下着を着替え、やっと生きた心地がしました。

 教訓その2:土砂降りの雨では、雨具もザックカバーも役には立たない。

 午後5時から夕食が始まり、5時半ごろやっと晴れ、槍ヶ岳や前穂高、遠くは富士山まで望むことができました。無理をして登って来た甲斐がありました。

 8日(土) 5時半に北穂小屋を出発。霧雨の中を下山し始めました。20分ほど下山した、南稜線で足を滑らせ、しこたま尻餅をつきました。イテテテ・・・。もし、滑落したり、骨折でもしようものなら、と思うとほっとしました。アー恐い恐い・・・・。

 教訓その3:一人の登山ほど危険なものはない。

 8時前に、涸沢小屋に到着。そこで、おはぎ(250円)を1個食べ、横尾へと下山しました。横尾到着11時。徳沢到着12時、徳沢園で昼食のカレーを食べる。この、横尾から上高地までの11kmの帰り道は、何度歩いてもいやなものです。足は痛いし、お尻は痛いし、肩はリュックの重みでコリ固まっています。上高地到着14時20分。14時40分発の新島々行きのバスに乗り、松本経由で三田へ帰りつきました。午後9時過ぎ自宅到着。

 教訓その4:我が家ほどいいところはない。

 今回の登山は散々でした。本当に命拾いしたように思います。体力の限界を感じました。

 教訓その5:登山をするためには、体を鍛え、体力を付ける必要がある。