三田市民歩こう会

四国剣山登山






 平成24年7月27日(金)、歩こう会の岡田会長と高尾さん、宮野さんと共に4人で四国剣山へドライブ登山に出かけました。

 四国剣山は、標高1955mで石鎚山に次ぐ西日本で二番目に高い日本百名山の一つです。頂上近くの西島まで登山リフトがあるため、登るのは非常に簡単な山です。

 朝5時に岡田会長と高尾さん、宮野さんが我が家に到着し、四国へ向けてドライブを開始しました。六甲北有料道路、山陽道、神戸淡路鳴門道、高松自動車道、徳島自動車道を走り、美馬ICで高速道路を下り国道438号、別名剣山ドライブウェイを走り見ノ越へと向かいました。見ノ越到着午前9時。見ノ越から登山リフトで西島へ、ここからが登山の開始です。頂上までの最短コース(40分、稜線コース)を登り、途中の刀掛けの松で休憩し、ここからコースを外れ「行場}へ立ち寄りました。

 この「行場」がまた大変なところです。この「行場」には「おくさり」「胎内くぐり」「蟻の塔わたり」と呼ばれる三か所の危険な個所があります。「おくさり」とは、高さが約10m、幅が1mもないような垂直の岩の割れ目に鎖がぶら下がっているところです。途中にはほとんど足場がないため、鎖のワッカに足を入れて登って行かざるを得ません。最初に岡田会長がするすると登って行かれました。続いて私が挑戦しました。足場がないため不安定で、また靴が鎖のワッカから抜けなかったりとスリル満点の行場です。後ろから宮野さんがこれまたすいすいと登ってこられました。彼女は沢登りを経験しておられ滝なども登ったことがあるそうです。続いて高尾さんがその後ろから登ってくるではありませんか。これには驚きました。鎖を過ぎると今度は鉄の梯子があり、これを登ると「おくさり」は終了です。

 次に、「胎内くぐり」ですが、ここは上から岩の割れ目の空洞を下りていくところです。最初に1mほど垂直におりますが、足場も鎖もないため岩にへばりついて降りなければなりません。その先は2mほど垂直に落ちる個所で、岡田会長もここは無理と判断され、全員で下をのぞいて胎内くぐりを体験したことにしました。

 最後は「蟻の塔わたり」です。ここは3mほどの岩山にしめ縄がかけてありました。なかなかこの岩山に取りつくことができません。岡田会長が岩山に乗り移りよじ登られましたが、前にも横にも行けないとのことでここは見るだけで終了です。剣山にこんな険しいところがあることは一般の人は知らないのではないかと思います。

 その後、刀掛けの松に戻り休憩をとりましたが、全員へとへとです。その後元気を取り戻し剣山への登山を再開しました。剣山本宮神社到着正午過ぎ(上の写真)。横の食堂で昼食をとり、山頂へと向かいました(中の写真)。山頂からは二郎笈(ジロウギュウ)へ向かう稜線を下り途中のコルから水平に剣山をまくように西島へと向かいました。西島からは登山リフトで見ノ越へと下りました。見ノ越到着午後2時。

 見ノ越からは「かずら橋」へとドライブしましたが、途中激しい夕立に会いました。早く下山して正解です。「かずら橋」には約45年前、高校1年の時に友達と行ったことがあります。その当時と比べると非常に観光化して人でにぎわっていました。45年前は無料でしたが、今が500円の入橋料を取られました(下の写真)。最後は近くのホテル「かずら橋」で天空露天風呂につかり登山の汗を流しました。帰りは大歩危、小歩危を横目で見ながら井川池田ICから高速道路に入り、三田へと帰りました。三田到着午後10時。

 岡田会長、高尾さん、宮野さん、朝早くから夜遅くまでご苦労様でした。でも非常に楽しいドライブ登山でした。本当にありがとうございました。

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