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当時は本当に突然リリースされたという印象でした。その後どうもこれはCasa Grande(とっくに会社としては無くなっています!)からの正式リリースじゃなくてほぼ個人出版のような形で出されたものではないかという情報が流れました。「なぜ今?」とか「なんでこのグループなの?」といってDoo Wopファンにはかなり騒がれましたが、日本のファンはこれで初めて彼らを知った人も多いと思います。デザイン・センスや見開きジャケットという凝った造りに加えて、愛情あふれるライナーや、珍しいグループ写真の掲載といった内容もあって、特にマニアには大歓迎されたはずです。私は大阪・堺にあるサムズの店頭で出逢って手に入れたと記憶しています。現在マニアの間ではほぼグループの公認盤扱いとなっていることを思うと、このお皿が世に出た事自体とってもスゴイことじゃないでしょうか。タイトル曲はかなり知られるようになりましたが、70年代当時に彼等をまとめて聴くことができたのは本アルバムだけだったんですね。コンプリートなCDも何枚か出ていて今ではすっかり有名グループなのかもしれないです。なお1988年にデンマークのOfficialレコードからも同じ内容で(ジャケットは不明ですが本作とは異なります)再発されているとのことです。