土地家屋調査士試験に独学で合格するために必要な勉強時間や勉強方法をご紹介します!

独学で資格取得 - 目指せ!土地家屋調査士 -
土地家屋調査士の資格取得を『独学』で目指す皆さんに役立つ情報を発信します
土地家屋調査士の勉強方法・勉強時間
土地家屋調査士に独学で合格するための勉強方法・勉強時間

土地家屋調査士に独学で合格するための勉強方法・勉強時間

 ここでは、土地家屋調査士試験に「独学」で合格するまでに要した私の勉強時間やおすすめ勉強法などをご紹介したいと思います。

 ただし、私自身も、独学で合格できたとはいえ、合格基準点ギリギリでの合格だったため、独学での学習に絶対的な自信があるわけではありません。

 現実問題として、独学で合格できる方は、ごく少数です。合格率8%という狭き門に、「独学」で合格するのは困難を極めるということを覚悟して取り組む必要があると思います。

※ 筆記試験の午前の部(測量関係)の免除を受けるため、土地家屋調査士を受験する前年に「測量士補」を受験しましたが、その勉強期間は下記には含まれていません。測量士補試験については、「独学で資格取得 - 目指せ!測量士補 -」のページをご参照ください。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。在職中に、土地家屋調査士、宅建士、行政書士、マンション管理士などの資格試験に合格し、10年以上にわたって当サイトで情報発信している。

執筆者 大西雅明のプロフィール写真(宅建士、行政書士、マンション管理士、土地家屋調査士などの合格証書)
執筆者紹介

土地家屋調査士に独学で合格するための勉強時間

土地家屋調査士に独学で合格するための勉強時間

 それでは、土地家屋調査士試験に合格するために必要な勉強時間や勉強期間についてご紹介していきたいと思います。

土地家屋調査士の勉強時間
  • 勉強期間は、1年〜2年程度
  • 勉強時間の目安は、1,000時間程度

独学に要する勉強期間は1年〜2年

 私が、土地家屋調査士試験に合格するまでに要した勉強期間は、次のとおりです。

1年目:約8ヶ月間
2年目:約8ヶ月間
【合計】約16ヶ月間

 一般的に、土地家屋調査士に合格するためには1年から2年程度の勉強期間が必要と言われており、私の勉強期間もこれにほぼ一致しています。

独学に必要な勉強時間は1,000時間

 私が土地家屋調査士試験に独学で合格するために取り組んだ1日の勉強時間は、2時間〜2時間半程度でした。

 毎日、仕事を終えて家に帰ってきてから寝るまでの時間で勉強をしていました。

 単純計算すると、1日2時間(〜2時間半)を16か月間ですので、約1,000時間の勉強時間ということになります。

 一般的に、初学者が土地家屋調査士試験に合格するためには1,000時間程度の勉強時間が必要と言われており、私の勉強時間もこれに一致しています。

 人それぞれ、1日に確保できる勉強時間や予備知識がどれだけあるかなど違いがありますので、1,000時間というのはあくまでも目安となりますが、とりあえずはみなさんも、この勉強期間・勉強時間を参考に、学習計画を立てていただければと思います。

勉強時間と勉強期間の関係(スケジュール)

 1,000時間の勉強時間を達成するためには、例えば、1日に5〜6時間の勉強時間が確保できる方であれば、半年程度の期間になりますし、1日に3時間の勉強時間なら1年程度、1日に2時間しか確保できない方であれば、1年半程度の期間が必要になると考えていただければよいかと思います。

1日の勉強時間 要する勉強期間
5〜6時間 半年
3時間 1年
2時間 1年半
1時間半 2年

勉強時間の作り方

 次は、勉強時間の作り方についてです。

帰宅してから寝るまでの時間で勉強時間を確保する

 私が土地家屋調査士試験の受験勉強をしていた際は、毎日、仕事を終えて家に帰り、食事と入浴を済ませてから寝るまでの時間(約2時間〜2時間半)で勉強をしていました。

 やはり、この時間帯が誰でも一番確保しやすく、また、集中できる時間かと思います。

朝早く起きて勉強時間を作り出す

 そのほか、朝1時間早く起きて勉強時間を確保する、という方法もありますね。

 仕事から帰ってきてからの時間では、体が疲れ果てて勉強なんてできない、、という方は、朝早く起きる、というのも良い方法かもしれません。

 私は、土地家屋調査士試験では夜の時間だけを使って勉強しましたが、管理業務主任者試験の受験勉強の際は、朝1時間早く起きて勉強するということも実践しました。

 私は、朝早く起きるのが苦手でしたので、この勉強時間の作り方は、けっこう辛かったですが、朝起きるのが得意な方には、いい方法だと思います。

スキマ時間で勉強時間を作り出す

 ほかにも、スキマ時間(通勤時間、昼休みなど)を使って勉強することも考えられます。

 私は、車通勤でしたので、通勤時間というのは使えませんでしたが、電車通勤の方にとっては、電車の中で過ごす通勤時間というのは、なかなか勉強するには適した時間なのではないでしょうか。

 また、スキマ時間としては、昼休みの時間というのも、けっこう使えるかと思います。

 私は、マンション管理士試験の受験勉強の際は、昼休みにスマホを使って勉強するということもやりました。

 昼休みは1時間ありましたので、最低でも30分程度は余る時間がありますよね。この時間に、喫煙所でタバコを吸いながら、コーヒーを飲みながら、スマホで勉強していましたね。

 その他にも、賃貸不動産経営管理士試験の受験勉強の際は、朝食(パン)を食べながらの時間や、その後のコーヒーを飲みながらの時間も、勉強時間にしていました(これは独学ではなく、講義動画を視聴していました)。

睡眠時間を削って勉強時間を作り出す (あまりおススメできませんが・・・)

 あと、司法書士試験の受験勉強の際は(まだ合格していませんが)、かなり体に負担をかけてしまいましたが、仕事の残業が多く、どうしても勉強時間の確保ができなかったため、夜の寝る時間を遅らせて、睡眠時間を1時間削って勉強したこともありました。

 元々は6時間程度の睡眠時間でしたが、5時間まで減らしました(夜2時に寝て、朝7時に起きる)。その生活を続けた結果、体に異変が、、、ということで、あまりおススメできない方法ですが、短い期間であれば、瞬発力で乗り切ることも可能かもしれませんね。

理想的な勉強時間・勉強期間

 このように、社会人の方が働きながら勉強時間を確保するのは、なかなか大変だと思います。

 ですが、土地家屋調査士に合格するためには、1日に2時間〜3時間は、やはり確保したいところです。

 そして、1年〜1年半程度の学習で、合格を目指すというのがベターではないかと思います。

 仮に、1日に1〜2時間の勉強なら、2年ほどかかってしまいます。こうなると、覚えたことを忘れてからまた覚え直すというサイクルが長くなり、勉強の効率が低下してしまいますので、その点はご注意いただきたいと思います。

土地家屋調査士に独学で合格するための勉強方法

土地家屋調査士に独学で合格するための勉強方法

 それでは、土地家屋調査士試験に独学で合格するための具体的な勉強法についてご紹介したいと思います。

 おおまかな流れとしては、以下のリストのようになります。

おすすめ勉強法
  • 択一対策(基礎):テキストと六法で、基礎知識を理解する
  • 択一対策(問題演習):過去問演習で、知識を定着させる
  • 書式対策(基礎):定規と電卓の使い方を覚え、書式の基礎を学ぶ
  • 書式対策(問題演習):問題演習を通じて、書式を解く力を身につける
  • 問題演習の繰り返し+(答練):ひたすら問題演習を繰り返す

択一対策(基礎):テキストと六法で、基礎知識を理解する

 択一対策の大きな流れとしては、まずは、テキストを読んで全体を把握し、そのあと、過去問に取り組んで細かい部分を押さえていくという流れになります。

 調査士の択一問題は、過去問をきっちりと解いておけば、合格点は十分取れると思います。

 では、私がおすすめする具体的な勉強方法について、ご紹介します。(使用するテキストの詳細については、「土地家屋調査士の独学におすすめのテキスト・問題集・過去問」のページで詳しくご紹介しています。)

@ まず最初に、早研のテキスト『土地家屋調査士受験100講 1 ・理論編』を2回ぐらい熟読するのがよいと思います。

A『宅建テキスト』は、民法対策として、権利関係(総則・物権・相続)のところだけ読んでおきます。民法はなかなか得点できませんので、あまり深入りせず、宅建用のテキストで軽めに学習する程度でよいと思います。私も2回受験しましたが、いずれも3問中1問しか正解できませんでした。

B『土地家屋調査士受験100講(書式編)』は、辞書的に使用するため、必要に応じて参照すればOKです。

C『土地家屋調査士六法』も、必要に応じて参照すればOKです。※最初にテキストを読む際は、いちいち六法を参照していると前に進まないため、1回目は不要。

択一対策(問題演習):過去問演習で、知識を定着させる

D 次に、LECの『分野別択一過去問題集(過去10年分)』を解いていきます。このとき、その解説で出てくる条文については必ず六法で確認し、解説だけでは理解できない部分はテキストで確認するようにしながら、進めていきます。

 そして、択一の過去問題集が一通り解き終わったら、次は、書式対策に入っていきます。

 ただし、択一の知識を忘れないように、書式対策と平行して、過去問の2周目を回していくのがよいと思います。(例えば、1日の勉強時間の中で、書式対策の時間と択一対策の時間とを分ける)。

書式対策(基礎):定規と電卓の使い方を覚え、書式の基礎を学ぶ

 次は、 書式対策に入っていきます。正直なところ、書式対策を独学でやるのは、かなりムリがあります。。

 ですが、私自身も独学で合格しましたので、その経験に基づき、独学での書式対策の勉強法について、お伝えしていきます。

 ただし、予備校の講座を取った方が間違いなく早く、楽に合格できますので、書式対策に関しては、予備校の単科講座も併記しておきます。つまり『半独学』ですね。

 書式対策としては、まず、定規の使い方や関数電卓の使い方などの基礎を学ぶ必要があります。

E『土地家屋調査士試験 最速!書式作図テクニック【Kindle版】』で作図方法の基礎を、そして『土地家屋調査士 測量計算と面積計算』で電卓の使用方法をを身につけます。

 なお、これらは動作を伴うものですので、書籍だけでマスターするのは、かなり難しいと思います。

 ですので、ムリだと思った場合は、アガルートの単科講座『新・定規の使い方講座』、『[中山式]複素数計算』をおススメします。

書式対策(問題演習):問題演習を通じて、書式を解く力を身につける

G 次に、『土地家屋調査士 記述式合格演習テキスト』を使って、書式の基礎から応用まで、事例問題の演習を通じて学んでいきます。

H『土地家屋調査士 分野別書式過去問題集(LEC)』を使って過去問演習を行い、本試験レベルの問題を解く力を身につけていきます。

 なお、書式に関しては、作図や計算をしながら解いていきますので、やはり書籍だけではなかなか効率的な解法を身につけるのは難しいと感じた場合には、アガルートの単科講座『記述式過去問解析講座』をおススメします。

問題演習の繰り返し+答練:ひたすら問題演習を繰り返す

 あとは、択一と書式のそれぞれについて問題演習を繰り返していけば、試験当日を迎えることになるはずです。

 ただし、書式に関しては、過去問だけで問題演習が十分かというと、不十分と言わざるを得ません。。

 私が受験生だった頃は、「楽学土地家屋調査士 記述式セミナー」という、書式のオリジナル問題を収録した問題集があり、独学の学習ではなかなか出会えない良問が多く、とても効果的だったのですが、2016年を最後に改訂版が出版されていない状況です。

 ですので、書式の問題演習量を補うために、可能であれば、予備校の「答練」を受験しておくことをおススメします。

 答練を受けておけば、本試験の時間配分などのシミュレーションにもなりますので、必ず役に立つはずです。

 以下に、回数順・料金順に並べておきますので、財布の具合と相談しながら受験を検討してみてください。

予備校名
【回数】
答練名・受講料
アガルート
【3回】
土地家屋調査士 実践答練
 全3回(後半3回)
 受講料:[Web通信] 49,500円
アガルート
【6回】
土地家屋調査士 実践答練
 全6回(前半3回+後半3回)
 受講料:[Web通信] 87,780円
東京法経学院
【8回】
土地家屋調査士 総合模擬答練
 全8回(総合模擬答練6回+全国公開模試2回)
 受講料:99,000円
LEC
【10回】
土地家屋調査士 答練直前パック
 全10回(直前ファイナル答練8回+最終チェックテスト2回)
 受講料:105,600円
東京法経学院
【14回】
土地家屋調査士 実戦答練
 全14回(実戦答練12回+全国公開模試2回)
 受講料:147,400円

土地家屋調査士の独学に必要な費用

 上記にご紹介した完全な独学のパターンで、約5万円になるかと思います。これにアガルートの3回分の答練を加えれば、約10万円になります。

 もし、完全な独学ではなく、併記した単科講座をすべて使った場合(半独学)は、約15万円になり、同じく答練3回を加えると、約20万円になるかと思います。

 もし仮に、オールインワンの通信講座を受講するとすれば、アガルートの土地家屋調査士講座 入門総合カリキュラム約22万円ですので、どうでしょうか、、こうなってくると、独学にこだわる必要なんて、ないんじゃないかと思ってしまいますよね。。

勉強法 費用
完全な独学 5万円
完全な独学+答練 10万円
半独学 15万円
半独学+答練 20万円
オールインワンの通信講座 22万円

 ちなみに、私が土地家屋調査士試験対策に要した費用は、以下のとおり、約9万円でした。

用具代

 約 2万円

六法、テキスト、問題集代

 1年目: 約 6万円
 2年目: 約1万円

合計

 約 9万円

独学の書式対策で工夫した勉強法

 独学の勉強では、とにかく書式対策がネックになります。私も、試行錯誤を繰り返しながら勉強しました。

 よく言われる話ですが、書式の学習は、「毎日欠かさず1題は解く」というのが、やはり基本となります。

 1年目の学習では、書式対策は、択一対策と均等に、1日1時間おこなっていましたが、その年の試験結果から、書式対策が不足していることに気づきました。

工夫@:2年目は書式対策に比重を置いた

 このため、2年目の学習では、書式対策に比重を置き、学習期間の前半(8か月間のうち前半4か月間)は、1日1時間半〜2時間程度を書式の時間とし(1日に書式問題を2問解きました)、択一対策は、15分〜30分程度としました。

 そして後半(8か月間のうち5か月目以降)に入ってからは、書式対策を1時間程度、択一対策を1時間〜1時間半程度としました。

工夫A:書式問題の重要ポイントのみを練習した

 ただし、書式問題については、単純に1日1題解いていたのでは実力アップは図れないと考え、書式1題をきっちりと解く日と、合否を分ける重要ポイントのみを重点的に練習する日とを交互にするなどして、実力アップを図りました。

 重要ポイントのみを練習するというのは、土地については座標を求める部分のみ、建物については申請書を書く部分のみについて、問題集から自分の苦手な問題を探して解いていくという方法です。

書式問題の重要ポイント
  • 土地 ⇒ 座標を求める
  • 建物 ⇒ 申請書を書く

 普通に1題を解こうとすると、それだけで1時間程度かかってしまいますが、重要ポイントのみを練習すれば、1時間で複数の問題を解くことができ、効率的に実力アップが図れます。

 独学の学習が不安な方は、土地家屋調査士の通信講座・予備校おすすめランキング!のページをご参照ください(合格者の大半は、講座を受講しています)。

土地家屋調査士試験の独学による受験結果

 以上のように、約1,000時間(約1年半)の独学の勉強方法により、2回目の受験で土地家屋調査士試験に合格することができました。

平成19年度:合格

土地家屋調査士試験の合格証書です。法務大臣の名で発行されています。

合格証書(土地家屋調査士試験 平成19年度第238号 大西雅明)

東京法経学院土地家屋調査士講座公式サイト

土地家屋調査士試験合格占有率 驚異の5割の実績!多くの受験生に愛用されている「合格ノート」をメインテキストに、短期合格を実現する『短期集中プログラム』!

ホーム

当サイトはリンクフリーです。
Copyright (C) 2007-2021 株式会社モアライセンス All Rights Reserved.
 
menu