更新日:2023年3月15日
土地家屋調査士試験に独学でチャレンジして失敗した場合など、再チャレンジに向けて学習する際には、イチから改めて学習をやり直すのではなく、基礎知識をザッと再確認したい!得点力を付けたい!応用力を養成したい!と思うはずです。
そんな場合に役立つのが学習経験者向け(中上級者向け)の通信講座です。
資格予備校の各社から、様々な学習経験者向けの講座が開講されていますので、ここでは、それらの中からおすすめの講座をご紹介したいと思います。
なお、土地家屋調査士の初学者向けの通信講座については、土地家屋調査士おすすめ通信講座ランキング!のページでご紹介しています。
【執筆者】 |
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- 土地家屋調査士の学習経験者向け(中上級者向け)おすすめ通信講座・予備校3選
- 土地家屋調査士の学習経験者向け(中上級者向け)おすすめ通信講座の詳細解説
- 土地家屋調査士の模試・答練については、土地家屋調査士のおすすめの模試・答練のページをご参照ください。
土地家屋調査士の学習経験者向け(中上級者向け)おすすめ通信講座・予備校3選
学習経験者向けおすすめ通信講座 No.1
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アガルート 講座比較項目 |
通信講座名・受講料■ 土地家屋調査士 中上級カリキュラム(2023年試験向け) |
カリキュラム(概要)
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管理人コメントアガルートでは、土地家屋調査士試験に向けて学習したものの、残念ながら合格できなかった方に対し、一気に合格レベルまで学力を引き上げるための講座「中上級カリキュラム」が用意されています。 この講座では、「中上級総合講義」で知識を再確認しつつ、記述対策の各講座で、記述式のひな形や作図テクニック、計算方法などをマスターします。 そして、「過去問解説講座」で過去18年分の全過去問を解説講義で習得したうえで、「実践答練」でオリジナル予想問題を解くことで実践力を磨くという、土地家屋調査士試験の合格に必要な全ての講座が盛り込まれたカリキュラムになっています。 |
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学習経験者向けおすすめ通信講座 No.2
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東京法経学院 講座比較項目 |
通信講座名・受講料■ 土地家屋調査士 合格講座パックプラン(2023年試験向け) |
カリキュラム(概要)
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管理人コメント東京法経学院では、学習経験者向けのパック講座として、「土地家屋調査士 合格講座パックプラン」が用意されています。 このパック講座は、基本的なインプット学習は済んでいることを前提として、答練による問題演習を繰り返しながら、解答力を身に付けていくというカリキュラムになります。 パック講座の構成は、最大で8講座の組み合わせになりますが、全部受講すると物凄い分量になるため、上記カリキュラムに掲載している最小限の4講座の組み合わせをおススメしたいと思います。 この4講座だけでも、ダントツの問題演習量になりますので、とにかく問題演習が不足していると感じている方には、東京法経学院をおススメします! |
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学習経験者向けおすすめ通信講座 No.3
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LEC 講座比較項目 |
通信講座名・受講料■ 土地家屋調査士 学習経験者向け コンパクトコース(2023年試験向け) 【受講料】 |
カリキュラム(概要)
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管理人コメントLECでは、土地家屋調査士の学習経験者向けコースとして、多様な講座が用意されており、最大で7講座の組み合わせになりますが、この中の5講座を組み合わせた「コンパクトコース」で充分かと思います。 「コンパクトコース」は、基礎知識は一通り身についているけれど、実践形式の演習量をこなす機会が少なく点数に上手く結び付けられなかったという方へのオススメコースとされており、「択一・書式対策をバランスよく学習できる」講座として用意されています。 |
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- 初学者向けの通信講座はこちら⇒土地家屋調査士のおすすめ予備校・学校
- 模試・答練については、土地家屋調査士のおすすめの模試・答練のページをご参照ください。
土地家屋調査士の学習経験者向けおすすめ予備校No.1【詳細解説】
アガルート
土地家屋調査士の学習経験者向け(中上級者向け)通信講座のおすすめNo.1は、アガルートアカデミーです!
アガルートは、2015年1月に開校した、オンラインによる講義の配信を中心とした資格予備校です。これまで、司法試験、行政書士、宅建士などの講座を開講してきましたが、2018年7月、ついに土地家屋調査士の講座を開講するに至りました。
土地家屋調査士の受験指導界では、これまで通信講座専門校の新規参入がなく、昔ながらの指導法による講座ばかりで、東京法経学院の独り勝ちの状態が続いていましたが、ついに東京法経学院の対抗馬となる、待ち望んでいた講座が開講してくれました!
アガルートの土地家屋調査士講座は、フルカラーテキストとカリスマ講師「中山祐介」先生による講義が最大の強みです!
そして、Facebookグループを利用した回数無制限の質問対応や、合格者への受講料全額返金又は合格お祝い金(2万円)といった特典まで用意されています。
このアガルートの土地家屋調査士学習経験者向け(中上級者向け)通信講座は、「中上級カリキュラム」として提供されています。
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カリキュラム
学習経験者の場合は、初学者と同じように基礎からじっくりと学習をやり直すというのは効率的ではありません。
アガルートの中上級カリキュラムでは、インプット講義「中上級総合講義」で知識を総ざらいしながら、「書式ひな形対策講座」で書式ひな形を完全マスターするとともに、「記述式過去問実演講座」で速く正確な作図テクニックと計算方法をマスターします。
そして、「択一式過去問解説講座」と「記述式過去問解説講座」で、過去18年分ものすべての過去問について、解説講義を聴きながら習得します。
さらに、全3回の「実践答練」において、オリジナルの予想問題を解くことで実践力に磨きをかけ、最後に「法改正対策過去問解説講座」で最新知識にアップデートすることで、学習経験者が一気に合格レベルまで学力を引き上げることができるようになっています。
【中上級カリキュラム】
- 中上級総合講義・・・約27.5時間の講義と、フルカラーテキストを使って、合格に必要な知識を総ざらい
- 書式ひな形対策講座・・・約7.5時間の講義で、50問のひな形をマスター
- 記述式過去問実演講座・・・約13.5時間の動画で記述問題の解法手順を見ることにより、電卓・定規の使い方をマスターする。
- 択一式過去問解析講座・・・約25.5時間の講義で、過去18年分の全ての択一式問題を解説
- 記述式過去問解析講座・・・約17時間の講義で、過去18年分の全ての記述式問題を解説
- 実践答練・・・全3回のオリジナルの予想問題を解くことで実践力に磨きをかける
- 『法改正対策』過去問解説講座・・・約0.5時間の講義で、法改正を解説
教材
アガルートの教材は、土地家屋調査士の通信講座としては唯一の「フルカラーテキスト」が使用されます。
(これまでの他社のテキストは、フルカラーはおろか、2色刷りのテキストすらありませんでしたが、ついにアガルートがフルカラーテキストを作成してくれました!)
このテキストは、これまでにも土地家屋調査士試験対策の教材を手掛けてきた中山祐介講師が、合格に必要な知識を精査し、作成したオリジナルのテキストとなっており、アイコンや図表など見やすくする工夫も随所に散りばめられたテキストになっています。⇒公式サイトのテキスト紹介ページへ
サポート体制
質問サポート
アガルート土地家屋調査士通信講座のサポート体制は、他社とは異なり、Facebookグループにより講師が質問に回答してくれる仕組みになっており、質問回数も無制限です。しかも、その回答はとてもスピーディーです。
そして、Facebookグループを使用することから、他の受講生の質問回答の内容も自由に見ることができ、学習の参考にできると思います。
ホームルーム
また、”月1回のホームルーム”も用意されています。
このホームルームというのは、勉強方法や学習内容に関する受講生からのアンケートをもとに、講師が配信する動画コンテンツです。
その他、法改正情報や試験傾向といった最新情報も配信されます。
定期カウンセリング
なお、オプション販売になりますが、月に1回30分程度、講師と直接電話で話ができる「定期カウンセリング」も用意されています。(※オプション料金10万円)
このカウンセリングでは、学習の進捗状況等をヒアリングし、学習の疑問点等についてアドバイスをしてくれます。
合格実績
アガルートの土地家屋調査士講座は、2018年に開講したばかりの講座で、どのような合格実績になるのか未知数でした。
しかし、2019年度試験では34.1%(全国平均9.68%の3.52倍)、2020年度試験では56.7%(全国平均10.36%の5.47倍!)、そして2021年度は36.76%という驚異の合格率を出し続けています!(全国平均10.47%の3.51倍!)
※ 初学者の一発合格率:2021年度:28.46%、2020年度:50.0%
しかも、2021年度は、全国総合1位合格者を輩出!
なお、公式サイトでは、2020年度試験において、28名もの「合格者の声(インタビュー動画)」が掲載されています。
講座概要
受講形態は、Web通信講座(オンライン配信)のみとなっており、講義動画は、パソコン、スマホ、タブレットいずれでも利用可能です。
音声ファイルのダウンロードも可能なため、通勤時間などのスキマ時間に携帯音楽プレーヤー等で講義を聴くこともできます。
また、合格者には、全額返金制度 or お祝い金制度(30,000円)も用意されています!
全額返金 or 合格祝い金については、それぞれ条件が異なりますので、いずれかクリアできる方を選択して特典を受ける形になります。
東京で撮影される合格者インタビューは、なかなかハードルが高い方もいらっしゃると思いますので、この場合には、合格祝い金万円を選択することができます。
<全額返金の条件>
@合否通知書データの提出
A合格体験記の提出
B合格者インタビューの出演〔東京都内にて撮影、交通費は自己負担〕
<合格祝い金3万円の条件>
@合否通知書データの提出
A合格体験記の提出
![]() ⇒アガルート公式サイト |
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講座名・受講料 |
■ 土地家屋調査士 中上級カリキュラム(2023年試験向け) |
カリキュラム |
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公式サイト | ![]() |
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土地家屋調査士の学習経験者向けおすすめ予備校No.2【詳細解説】
東京法経学院
東京法経学院は、1961年に司法書士試験の受験指導を開始して以来、土地家屋調査士や行政書士などの受験講座を順次開講し、これまで多数の合格者を輩出してきた資格予備校です。
東京法経学院では、六法をはじめ、テキストや問題集、そして受験指導誌「月刊不動産法律セミナー」など、土地家屋調査士試験対策のテキストや問題集の市販教材も多く出版しているほか、土地家屋調査士試験の合格占有率7割を超える実績を誇る名門の資格予備校です。(2021年度の土地家屋調査士試験では、合格者404名中318名が東京法経学院から輩出されています。)
他社に比べて東京法経学院は、土地家屋調査士試験に最も力を入れていることもあり、圧倒的な合格実績を誇っていますので、どの通信講座にしようか迷った場合は、東京法経学院を選んで間違いはないという安心感があります。
この東京法経学院の学習経験者向け(中上級者向け)の通信講座としてご紹介するのは、「土地家屋調査士 合格講座パックプラン」です。
カリキュラム
東京法経学院では、学習経験者向けのパック講座「土地家屋調査士 合格講座パックプラン」は、基本的なインプット学習は済んでいることを前提として、答練による問題演習を繰り返しながら、解答力を身に付けていくというカリキュラムになります。
パック講座の構成は、最大で下記の8講座になりますが、これを全部受講すると、物凄い分量になるため、最小限の4講座で十分だと思いますので、下記のうち、★印を入れている4講座を組み合わせたパック講座をおススメしたいと思います。
まず、「記述式のツボ・全力投球演習講座」で、記述式のツボを押さえ、次に、「実戦答練」・「総整理・速解答練」で、本試験レベルの解答力、応用力を順次養成していき、最後に「スーパー直前模試THEパーフェクトウィン」を受験することで、合格レベルに到達することができるはずです。
- ★記述式のツボ・全力投球演習講座【6回/1回あた試験2時間半・解説2時間半】
不動産表示登記申請マニュアルに準拠した記述式問題18問で、記述式のツボを押さえる。 - 合格直結答練(以下の全19回の答練+2回の模試)
ベストセレクト答練【7回/1回あたり試験3時間・解説2時間30分】・・・本試験の出題レベルのうち、基本的な問題を中心に出題
★実戦答練【12回/1回あたり試験2時間半・解説3時間】・・・合格レベルの実力をつけるための答練
全国公開模試【2回/1回あたり試験2時間30分・解説3時間】 - スーパー模試THEゴールドウィン【3回/1回あたり試験2時間30分、解説3時間】・・・ゴールデンウィークに実施される模試
- ★ハイレベルVロードプレミアム答練【6回/1回あたり試験2時間30分半・解説3時間】・・・択ー式+記述式のハイレベルな新傾向問題対策答練
- コンプリート答練(完結編)【6回/1回あたり試験2時間半・解説3時間】
過去に出題した良質の記述式問題を再アレンジした問題により、重要事項の確認を行う答練 - 全解!記述式重点特訓演習講座【6回】
記述式の総特訓 - ★スーパー直前模試THEパーフェクトウィン【3回/1回あたり試験2時間30分、解説】・・・問題内容・問題量・難易度が本試験に最も近い模擬試験
- 直前ファイナル・THEラストチャンス【1回、6時間】・・・本試験1週間前の択一式・記述式の最終チェック
サポート体制
東京法経学院の土地家屋調査士通信講座のサポート体制は、Eメール、またはFAX(質問票)により、いつでも質問ができ、バックアップしてもらえるようになっていますので、つまづくことなく学習を続けていくことができると思います。
合格実績
東京法経学院は、土地家屋調査士試験において、合格者占有率 驚異の7割の実績を誇っています。
2021年度試験においては、全合格者404名中318名(合格占有率78.7%)を輩出するなど、例年5割を超える合格者を輩出していますので、土地家屋調査士試験は、まさに東京法経学院の「独り勝ち状態」と言えますね。
【内訳】
講座受講生 | 183名 | 45.3% | 68.3% | 78.7% |
短期講座受講生 | 93名 | 23.0% | ||
メディア教材等利用者 | 42名 | 10.4% |
講座概要
![]() ⇒ 東京法経学院 公式サイト ![]() |
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講座名・受講料 | 土地家屋調査士 合格講座パックプラン【2023年向け】 【受講料】 [Web] 368,100円 [DVD] 416,500円 |
カリキュラム |
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公式サイト | ![]() ![]() |
【関連記事】
土地家屋調査士の学習経験者向けおすすめ予備校No.3【詳細解説】
LEC
次にご紹介するのは、誰もが聞いたことのある業界最大手のLECです。
LECは、1979年に、司法試験の資格予備校として創立して以来、司法書士、土地家屋調査士、宅建士その他法律系や不動産系の資格で数多くの合格者を輩出してきた実績のある資格予備校です。
LECでは、土地家屋調査士の学習経験者向け講座として、多様なラインナップが用意されていますので、ご紹介したいと思います。
カリキュラム
LECの土地家屋調査士学習経験者向け講座には、次の7種類があります。
- ベーシックテキスト+基礎数学[全3回]…ベーシックテキストで総復習(自習)+基礎数学のマスター
- ★スーパー特訓講座[全20回]…過去問理論の習得とスピードの体得
- 計算特訓講座[全7回]…土地書式の計算を体系的に身に付ける
- 申請書マスター講座[全8回]…書式の得点アップを目指す
- ★範囲指定答練[全6回]…範囲指定・書式強化型のスパルタ答練
- ★直前ファイナル答練[全8回]…本試験同様型の実践答練
- ★最終チェックテスト[全2回]…直前期の最終確認テスト
上記各講座の組み合わせにより、複数の学習経験者向けコースが用意されていますが、上記の★印を入れている講座を組み合わせたパック講座「学習経験者向けコンパクトコース」で充分かと思います。
この「コンパクトコース」は、基礎知識は一通り身についているけれど、実践形式の演習量をこなす機会が少なく点数に上手く結び付けられなかったという方へのオススメコースとされており、「択一・書式対策をバランスよく学習できる」講座として用意されています。
サポート体制
LECの土地家屋調査士通信講座では、インターネットフォローシステムを通じて、「教えてチューター」という画面から、フォロースタッフへ質問することができるようになっています。
合格実績
LECでは、土地家屋調査士試験において、例年、上位合格者を輩出するなど優れた実績があります。
講座概要
![]() ⇒ LEC 公式サイト |
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講座名・受講料 |
土地家屋調査士 学習経験者向けコンパクトコース【2023年試験向け】 【受講料】 |
カリキュラム |
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公式サイト | ![]() |
- 初心者向けの土地家屋調査士おすすめ通信講座・予備校はこちら
- 模試・答練については、土地家屋調査士のおすすめの模試・答練のページをご参照ください。