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土地家屋調査士試験2023|試験日・申し込み・受験資格・試験内容などの概要

独学で資格取得 - 目指せ!土地家屋調査士 -
土地家屋調査士試験|試験日・申し込み・試験内容などの概要

更新日:2023年7月3日

土地家屋調査士の試験日(2023年度)

2023年度(令和5年度)の土地家屋調査士試験は、下記の日程で実施されます。

  • 【申し込み】令和5年7月24日(月)〜8月4日(金)
  • 【試験日】令和5年10月15日(日)

※ 日程の詳細は、当ページ内の「試験日程(2023年度)」をご参照ください。

 土地家屋調査士試験をこれから受験してみようとお考えの皆さんは、土地家屋調査士試験はいつ実施されるの?どうやって申し込むの?どんな試験科目が出題されるの?など、気になっているのではないでしょうか。

 そこで、このページでは、土地家屋調査士試験の試験日や申し込み方法、試験内容などの概要について、ご紹介していきたいと思います。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。宅建士、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
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土地家屋調査士試験の試験日

土地家屋調査士試験の試験日

 それでは、土地家屋調査士試験の試験日程について、ご紹介していきます。

試験日は年1回・10月の第3日曜日

 土地家屋調査士試験は、筆記試験と口述試験があり、それぞれ以下の日程で、年に1回だけ実施されます。

筆記試験

 毎年1回、10月の第3日曜日

※ 平成29年度以前は、8月の第3日曜日でしたが、平成30年度から上記のように10月に変更となり、土地家屋調査士と宅建試験は同一の試験日になりました。⇒宅建試験の試験日

口述試験

(筆記試験合格者のみ)1月の後半の平日

 チャンスは年に1度しかありませんので、十分な準備をして試験に臨む必要がありますね。

試験日程(2023年度)

 2023年度(令和5年度)の土地家屋調査士試験は、以下の試験日程で実施されます。

土地家屋調査士試験の試験日程【2023年度】
申し込み期間 令和5年7月24日(月)〜8月4日(金) ※消印有効
法務省(土地家屋調査士試験)外部リンク
筆記試験 試験日時 令和5年10月15日(日)
〔午前の部〕午前9時30分〜11時30分
〔午後の部〕午後1時00分〜 3時30分
基準点発表 令和5年11月24日(金)午後4時
合格発表 令和6年1月10日(水)午後4時
 口述試験 試験日 令和6年1月25日(木)
 最終合格発表 令和6年2月16日(金)午後4時
官報公告 令和6年3月8日(金)
受験料 8,300円

※ ただし、測量士、測量士補、一級建築士若しくは二級建築士となる資格を有する者等は、午前の部(測量)の試験は免除。

※ 例年、午前の部(測量関係)の試験を受験する人は、ほぼいないようです。土地家屋調査士試験を受験する場合は、まず「測量士補」を取得するのがお勧めです。⇒ 測量士補試験については、「独学で資格取得 - 目指せ!測量士補 -」のページをご参照ください。

申し込み方法その他概要

 次に、土地家屋調査士試験の申し込み方法や受験資格、試験会場などの概要について、ご紹介します。

申し込み方法・提出書類

 土地家屋調査士試験の受験案内は、法務省(土地家屋調査士試験)外部リンクのページでダウンロードできますが、受験の申し込みはインターネットではできませんので、「窓口」又は「郵送」で申し込む必要があります。

  1. 「受験申請書」を法務局又は地方法務局の総務課で次のいずれかの方法により入手する。
    • 窓口で入手
    • 封筒の表に「土地家屋調査士請求」と朱書きしたうえで、返信用封筒〔自身の宛名を書き、120円切手を貼った角形2号(A4判)の封筒〕を同封して、郵送
  2. 「顔写真(縦4.5cm×横3.5cmパスポートサイズ)」を貼り付け、必要事項を記入する。
  3. 「受験手数料(8,300円)」を収入印紙で納付し、受験申請書に貼り付ける。
  4. 「受験申請書」を受験地の法務局又は地方法務局の総務課に提出する。
    ※ (該当者のみ)午前の部の試験の免除資格を証する書面の原本と写し1通を同封する。
    ※ 郵送する場合は、受験票に自身の宛名と63円切手を貼り、封筒の表に「土地家屋調査士受験」と朱書きしたうえで、書留郵便(簡易書留)で郵送する。また、免除資格を証する書面を提出した場合は、その返送用の封筒(自身の宛名を記入し、書留料金を含んだ切手を貼ったもの)も同封する。

受験資格

 土地家屋調査士試験は、年齢、性別、学歴等の制約はありません。

 国家試験の中には、実務経験が必要など受験資格が定められているものもありますが、土地家屋調査士試験にはそのような制約、条件等は一切ありませんので、どなたでも受験することができます。

試験会場

 土地家屋調査士試験は、以下の9か所でのみ実施されます。

【実施場所】東京、大阪、名古屋、広島、福岡、那覇、仙台、札幌、高松

※ 口述試験は、那覇会場では実施されません。筆記試験を那覇会場で受験した場合は福岡会場で実施されます。

 なお、試験会場の多くは、大学や専門学校など、教室型の部屋が確保できる施設になっています。

土地家屋調査士試験の難易度・合格率

土地家屋調査士試験の合格率の推移

 土地家屋調査士試験の難易度は、下表のとおり、おおむね8〜9%の合格率で推移していますので、難関資格といえますね。

年度 受験者数 合格者数 合格率
平成25年
(2013年)
4,700 412 8.8%
平成26年
(2014年)
4,617 407 8.8%
平成27年
(2015年)
4,568 403 8.8%
平成28年
(2016年)
4,506 402 8.9%
平成29年
(2017年)
4,600 400 8.7%
平成30年
(2018年)
4,380 418 9.5%
令和1年
(2019年)
4,198 406 9.7%
令和2年
(2020年)
3,785 392 10.4%
令和3年
(2021年)
3,859 404 10.5%
令和4年
(2022年)
4,404 424 9.6%
【関連記事】

土地家屋調査士の試験内容

 次は、土地家屋調査士試験の試験科目出題形式・出題数配点・基準点・合格点など試験内容について、順にご紹介していきます。

試験科目

  1. 民法に関する知識
  2. 登記の申請手続(登記申請書の作成に関するものを含む。)及び審査請求の手続に関する知識
  3. 筆界(不動産登記法第123条第1号に規定する筆界をいう。)に関する知識
  4. 土地及び家屋の調査及び測量に関する知識及び技能であって、次に掲げる事項
     ア 土地家屋調査士法第3条第1項第1号から第6号までに規定する業務を行うのに必要な測量
     イ 作図(縮図及び伸図並びにこれに伴う地図の表現の変更に関する作業を含む。)
  5. その他土地家屋調査士法第3条第1項第1号から第6号までに規定する業務を行うのに必要な知識及び能力

出題形式・出題数

 土地家屋調査士試験は、下記の出題形式・出題数で出題されます。

筆記試験

午前の部【測量】
午前9時30分〜11時30分【2時間】
多肢択一式(マークシート 10問)及び記述式(1問)

午後の部【民法、登記申請手続・審査請求手続、筆界、その他】
午後1時〜3時30分【2時間30分】
多肢択一式(マークシート 20問)及び記述式(2問)

※ ただし、測量士、測量士補、一級建築士若しくは二級建築士となる資格を有する者等は、午前の部(測量)の試験は免除。

※ 例年、午前の部(測量関係)の試験を受験する人は、ほぼいないようです。土地家屋調査士試験を受験する場合は、まず「測量士補」を取得するのがお勧めです。⇒ 測量士補試験については、「独学で資格取得 - 目指せ!測量士補 -」のページをご参照ください。

口述試験

「登記申請手続・審査請求手続、その他」について
(ひとりあたりの時間は試験案内には記載されていませんが、約15〜20分程度です。)

配点・基準点・合格点

 土地家屋調査士試験の午後の部の配点は、択一式50点満点記述式50点満点とされています。

午前/午後 出題形式 出題数 配点
午後の部 択一式 20問 50点
記述式 2問 50点

 そして、合格するためには、まず「基準点」を突破する必要があります。

 基準点というのは、択一式と記述式それぞれの最低の足切り点(合格基準点)のことです。

 「択一式」、「記述式」のそれぞれに合格基準点(足切り点)が設けられいずれか一方が基準点に満たない場合は、それだけで不合格になってしまいます。

 採点の流れとしては、まず「択一式」が採点され、その点数が基準点を下回ると、その時点で不合格となります。

 そして、「択一式」の基準点をクリアした場合に、はじめて「記述式」の採点をしてもらうことができ、「記述式」の基準点もクリアすることができれば、最後に総合得点(「択一式」+「記述式」)で合格者が決定されるという採点方式です。

 これまでの基準点・合格点の推移は、下表のようになっています。

土地家屋調査士試験の基準点・合格点の推移
年度 択一式基準点
(50点満点)
記述式基準点 
(50点満点)
合格点
平成25年
(2013年)
30.0 30.0 71.5
平成26年
(2014年)
35.0 30.0 74.5
平成27年
(2015年)
32.5 30.0 73.5
平成28年
(2016年)
30.0 31.5 74.5
平成29年
(2017年)
37.5 36.0 81.0
平成30年
(2018年)
35.0 33.5 81.0
令和1年
(2019年)
32.5 33.0 76.5
 令和2年
(2020年)
32.5 30.0 71.0
令和3年
(2021年)
32.5 30.5 73.5
令和4年
(2022年)
37.5 34.0 79.5

 このように、概ね基準点はそれぞれ6〜7割程度、そして合格点7割〜8割程度で推移していることがわかります。

 択一も記述も、最低6〜7割は取る必要があり、合格するためには合計で7〜8割の得点が必要ということになりますね。

土地家屋調査士試験は独学でも合格できる?勉強時間は?

 土地家屋調査士試験は、独学でも合格できるのでしょうか。また、どれぐらいの勉強時間が必要なのでしょうか。

独学は不可能ではないがおススメできない

 私自身は、土地家屋調査士試験には独学で合格しました。

 ただし、市販の教材は非常に限られており、ネットで情報をかき集めながらの勉強は本当に苦労しました。

 ですので、独学は”不可能ではありませんが、おススメできない”というのが正直なところです。。

 それでも独学で挑戦してみたいという方は、土地家屋調査士の独学におすすめのテキスト・問題集のページで、独学で合格するためのテキストや使用方法を紹介していますので、そちらを参考にしてください。

必要な勉強時間は1,000時間

 一般的に、初学者が土地家屋調査士試験に合格するためには1,000時間程度の勉強時間が必要で、合格するまでの期間は、1年から2年かかると言われています。

 私自身も、およそ1,000時間の勉強時間で、約1年半の勉強期間で合格することができました。

 とはいえ、人それぞれ、法律を学んだことがあるかどうか、予備知識がどれだけあるかなど違いがありますので、1,000時間・1年半というのはあくまでも目安となりますが、とりあえずは皆さんも、この勉強時間を参考に、学習計画を立てていただければと思います。

土地家屋調査士試験の実施機関/公式サイト

 土地家屋調査士試験は、法務省が実施しています。

〒100-8977 東京都千代田区霞が関1-1-1
電話:03-3580-4111(代表)

法務省の土地家屋調査士試験のページ(公式サイト)外部リンク

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