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土地家屋調査士の口述試験の対策【私の体験談】

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土地家屋調査士の口述試験対策

更新日:2023年1月11日

 土地家屋調査士の筆記試験に合格すれば、あとは口述試験のみです。

 この口述試験には、落ちた人はいないと言われています。事実、私が受験した年度の大阪会場について、ネットに公開されている合格者の受験番号を確認したところ、筆記試験の合格者はすべて口述試験にも合格していました。

 このページでは、実際に土地家屋調査士試験に合格した私の口述試験対策や、口述試験で問われた質問などについて、私の体験を元にご紹介していきたいと思います。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。宅建士、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
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執筆者紹介

土地家屋調査士の口述試験の対策

 では、土地家屋調査士の口述試験の対策は、何をすればいいのでしょうか。

筆記の合格発表後に記憶を呼び戻す

 そもそも、土地家屋調査士の筆記試験が終わってから合格発表までに、約3ヶ月もの期間があきます。

 この3ヶ月間は、大抵の人は、まったく勉強をしないと思います。私もそうでした。

 ですので、筆記試験の合格発表が出てから口述試験までの約2週間の間に、口述試験の対策をすることになるわけです。

 口述試験の試験範囲は、「不動産登記法」と「土地家屋調査士法」の2科目ですので、この2科目について、筆記試験の学習に使用したテキストを使って、ひととおりの記憶を呼び戻しておく必要がありますね。

口述試験で問われる質問(過去問)を情報収集する

 また、予備校においても、口述試験の対策が実施されています。

LECの口述試験対策

LECの口述試験対策

 私の場合は、当時LECが無料で配布していた「口述クリアブック」という口述試験対策の冊子を活用しましたが、現在、この「口述クリアブック」は「口述試験対策講座」の教材となっているため、有料になっています。※ LECのコース・パック講座受講生は無料

 このLECの冊子には、試験当日の会場での流れや口述試験で問われる論点(過去問)などが掲載されています。

 実際、私が受けた口述試験でも、この論点の中からいくつかの質問が出されましたので、この冊子はとても役に立ちました。

 その他、LECでは、口述模試も実施しています。(LECのコース・パック講座受講生は無料

アガルートの口述試験対策

アガルートの口述試験対策

 また、アガルートでは、誰でも無料で受けることができる「電話による口述模試」を実施しています。

 その他、ネットで検索すれば、過去に口述試験を受験された方のブログなどで情報が得られると思います。

口述試験で問われた質問【体験談】

 では、実際に私が口述試験で問われた内容についてご紹介します。

口述試験では何が問われるか

 口述試験で私の受けた質問の要旨は下記のとおりです。質問の内容は、おそらく試験会場によって異なっていると思います。

 実際には、不動産登記法関連土地家屋調査士法関連との質問が、交互に出題されましたが、下記では順不同に並べています。

 「土地家屋調査士制度の目的は。」の問いは一番目の質問でしたが、あとの順番は何の関連もなく、ばらばらでした。

口述試験の質問の要旨 (平成19年大阪会場。午前の部。)(順不同)

  • 土地家屋調査士制度の目的は。
  • 法務局に備え付けられている土地に関する図面にはどのようなものがあるか。
  • 法14条地図の制度の目的は。
  • 法14条地図は、具体的にはどのよう
    なものがあるか。
  • 地図に準ずる図面は、具体的にはどのようなものがあるか。
  • 法14条地図には具体的に何が記載されているか。
  • 建物の合体とは、どのようなことか。
  • 建物の合体があったときは、どんな申請をするか。
  • 建物の合体があったときは、どんな申請をするか。表題登記がない場合、表題登記のみある場合、所有権の登記がある場合、に分けて答えよ。
  • 表題登記のない建物が合体した場合は、どのような登記をするか。
  • 表題部所有者が異なる建物同士が合体したときの、申請者はだれか。
  • 土地家屋調査士は、業としてどんな業務をすることができるか。
  • 土地家屋調査士になる資格を有するものが、土地家屋調査士となるには、どのような手続きが必要か。
  • 土地家屋調査士の登録の拒否は、どんな場合にされるか。
  • 土地家屋調査士でない者が、土地家屋調査士の業務を業としておこなった場合はどうなるか。

口述試験を受けて感じたこと

 口述クリアブックやネット上の情報からは、毎年必ず「土地家屋調査士の職責と業務を行う上での心構え」について問われる、ということでしたので、それをしっかりと準備していました。

 ところが、その質問は聞かれず、「調査士制度の目的は。」がそれに代わって聞かれました。確かに、聞かれて当然と思われる質問ですが。。

 「法14条地図には具体的に何が記載されているか。 」という質問に関しては、事前にバッチリ準備していたので、待ってましたとばかりにスラスラスラ〜っと記載事項を喋りながら、逆に、こんなにスラスラ言うのも変に思われるかな?と心配しながら答えた記憶があります。

 それと、とにかく「合体の登記」について、しつこく何度も問われたのは不思議でしたね。。きちんと答えたはずなんですが、私の回答が不十分だったということかもしれません。

 それならそうと言ってくれればいいのに、違う質問を間に挟みながら何度も何度も似たようなことを聞かれたので、とても不安でした。。。

口述試験の対策まとめ

 以上、私の口述試験対策と、実際に問われた質問についてご紹介してきました。

 口述試験では、基本的に、筆記試験を通った人なら、ある程度は回答できる事項ばかりが問われるはずですので、それほど神経質になって対策をする必要はないと思います。

 ただし、LECの冊子等の中で、問われる可能性が高いと言われている事項のうち、暗記が必要な事項については、しっかりと対策しておいた方がよいと思います。

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