土地家屋調査士試験に独学で合格

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土地家屋調査士

電卓の使用方法

 土地家屋調査士試験では、電卓の持ち込みが認められていますので、書式問題を解くためには電卓を有効に活用する必要があります。ここでは、書式問題を解くために必要となる電卓の操作方法について、ご紹介します。

使用する電卓

 使用する電卓は、CASIOのfx-991MSという機種です。(現在、この機種は絶版となり、後継としてfx-991ESという機種が発売され、さらに平成21年頃からは、fx-993ESという機種が発売されています。機能が若干変わっているようですので、ご注意ください。fx-993ESAmazonで検索 楽天市場で検索

 ちなみに、電卓の中央あたりに、白い線が2本入っているのが見えると思いますが、これは、メモリーキーを直感的に見やすくするために、白いシールを貼ったものです。(AとBで一区切り、CとDで一区切り、EとFで一区切り、という具合)。これは、どこかのサイトで紹介してあったものを真似したものです。

事例

 「土地」に関しては、平成19年度の土地家屋調査士試験に出題された土地の書式問題の座標値を使用します。

筆界 X座標 Y座標
218.55 215.11
207.51 220.79
205.68 216.45
204.73 211.98
216.88 208.43

M1 200.00 200.00
M2 206.10 224.47

※上記の筆界の並びが、FEDCGとなっていて、CDEFGとなっていないことについては、下記の(3)をご参照ください。

(1) 2点の座標値から、距離と方向角を求める。

 M1点とM2点の座標値が与えられた場合に、その2点間の距離と方向角を求める方法です。 

M1(200.00 , 200.00) M2(206.10 , 224.47)

     206.10    200.00    224.47    200.00 

と電卓をたたくと、「25.21886001」という値が出ます。 ← M1点、M2点間の距離

 ※ この時点で、メモリーに2点間の距離、メモリーに2点間の方向角が記憶されています。 

 次に、メモリーに記憶されている数値を呼び出すため、 

    

とたたくと、「76.00232841」という値が出てくるので、これを60進数(度分秒)の表示に切り換えるため、

 

とたたくと、「76°0°8.38」となります。 ← M1点からM2点への方向角

(2) 2点間の距離と方向角から、座標値を求める。

 M1点の座標値は与えられているが、B点の座標値が与えられていない場合で、M1点からB点への距離と方向角が与えられているときの、B点の座標値の求め方です。 

M1(200.00 , 200.00) B(   ,   ) 

距離 11.21m 方向角 67°0′8″

     11.21    67    0    8     

とたたくと、「4.379695729」となります。 ← M1点からB点へのX座標の増分 

※ この時点で、メモリーにX座標の増分(儿)、メモリーにY座標の増分(兀)が記憶されています。 

 次に、M1点のX座標に、B点までの増分(儿)を加えるため、 

   200.00 

とたたくと、「204.3796957」となるので、四捨五入して 「204.38」 ← B点のX座標 

 次に、メモリーに記憶されている数値を呼び出すため、 

    

とたたくと、「10.31902928」という値が出ます。 ← M1点からB点へのY座標の増分

 そして、M1点のY座標に、B点までの増分(兀)を加えるため、 

   200.00 

とたたくと、「210.3190293」となるので、四捨五入して 「210.32」 ← 点BのY座標 

【注意!】 上記の  と押しただけでも、メモリーの数値は呼び出されますが、その後、を押さずに、その数値を次の計算に使用すると、計算結果がおかしくなってしまうので、メモリーを呼び出した後は、必ずを押す習慣をつけておくのがよいと思います。

(3) 座標値から地積を求める。

 多角形FEDCG の各点の座標値が求められた場合の、地積の計算方法です。(形状と座標値は、冒頭の事例を参照。ここで、筆界の並びが、FEDCGとなっていて、CDEFGとなっていないのは、面積を計算するときの計算方法の違いによって、計算結果がマイナス表示となるか、プラス表示となるかの違いが出てくるためです。私の計算方法では、多角形の筆界を、時計回りに記載していくと、計算結果がプラス表示となるため、このようにしています。)

 下表の一番右の欄の値を、上から順に算出していきます。

 218.55   220.79  208.43 

とたたくと、「2701.278」と表示され、独立メモリーに記憶されます。 ←下表@の数値

以下、同様にたたいていくと、独立メモリーに加算されていきます。

 207.51   216.45  215.11  

とたたくと、「278.0634」 ←下表Aの数値

 205.68   211.98  220.79 

とたたくと、「-1812.0408」 ←下表Bの数値

 204.73   208.43  216.45 

とたたくと、「-1641.9346」 ←下表Cの数値

 216.88   215.11  211.98 

とたたくと、「678.8344」 ←下表Dの数値

ここまでで、メモリーへの加算は終わりましたので、加算の結果を呼び出します。

   

とたたくと、「204.2004」 ←下表Eの数値(2A:倍面積) 

これは倍面積なので、面積を求めるため、

  2 

とたたくと、「102.1002」 ←下表Fの数値(A:面積) 

これが宅地であれば、地積は102.10uとなります。 

 

(4) 辺長を求める。

 上述の「(1) 2点の座標値から、距離と方向角を求める。」の計算方法を活用します。 

 まず、計算を始める前に、小数点以下の桁数の設定をします(解答の指示で、「辺長は、小数点以下第3位を四捨五入する」となっている場合)。
  ボタンを5回たたき、Fixの「1」をたたき、2桁の「2」をたたきます。これで、計算結果は、小数点以下第3位を四捨五入した値となります。

 まず、FE間の辺長を求めてみます。F(218.55 , 215.11) E(207.51 , 220.79)
 2点間の距離と方向角を求める要領で、

   207.51  218.55  220.79  215.11 

とたたくと、「12.42」という値が出ます。 ← FE間の距離 (少数第3位で四捨五入) 

 次に、ED間も同様に、E(207.51 , 220.79) D(205.68 , 216.45)

   205.68  207.51  216.45  220.79 

とたたくと、「4.71」となります。← ED間の距離

 この要領で、順に求めていけばよいです。 
 なお、小数点以下の桁数を元に戻すには、 ボタンを5回たたき、Normの「3」をたたき、「1」をたたくと、元に戻ります。(または、設定をリセットする。→   3 

(5) 2直線の交点を求める。

 冒頭の事例の中には書ききれませんでしたが、直線IGと直線BDという2直線があったときの、その交点の座標の求め方です。(この事例では、直線IGの延長線と、直線BDとが交わります。)

I(226.66 , 205.57) G(216.88 , 208.43)
B(204.38 , 210.32) D(205.68 , 216.45)

 直線の方程式は、Y=aX+b と表されます。 この直線の傾き「a」は、上述の「(1) 2点の座標値から、距離と方向角を求める。」の計算方法を活用して求めます。

 まず、IG間の方向角を求めるため、

   216.88  226.66  208.43  205.57 

とたたくと、メモリーには2点間の方向角が入っているので、

    

とたたくと、「-0.292433537」となります。 ← 直線IGの傾き「a」 

これを、メモリーに記憶させるため、

   

とたたきます。

 次に、切片「b」を求めるため、式を変形します。 b=Y−aX
 I点でもG点でもどちらでも構いませんが、例えば、G点の座標値を代入するとして、

  208.43     216.88     ※左記のは、掛け算のカケルです。

とたたくと、「271.8529857」となります。 ← 直線IGの切片「b」 

 これを、メモリーに記憶させるため、

   

とたたきます。 ここまでで、直線IGの方程式は、Y=X+ となっています。

 次に、直線BDの方程式についても同様に、メモリー を使って、Y=X+ となるようにします。(メモリーには「4.715384618」、には、「753.4103082」が入ります。)
 この方程式の解は、

で求められるので、 まず、 を求めるため、

      

とたたくと、「-4.715384618」となり、これを、メモリーに記憶させるため、

       ※ 左記のは、メモリーのエックスです。

とたたきます。

 次に、 も同様にして、メモリーに記憶させます。(「961.8403082」) 

 これで、上記(ア)の式が、0=X+ となったので、式を変形して、X=− / とし、

            ※ 左記のは、メモリーのエックスです。

 とたたくと、「204.7325326」となるので、四捨五入して、「204.73」← 交点のX座標 

 これを、Y=X+ の式に代入すれば、 

    204.73        ※左記のは、掛け算のカケルです。

 「211.9830675」となり、四捨五入して、「211.98」となります。← 交点のY座標

(6) 建物の床面積を求める

 建物の書式問題を解く際に、特別な電卓の操作は求められませんが、建物の床面積を求める方法のみ、記載しておきます。

上図のような場合、四角形2つに分けて面積を求めますので、
求積
 12.50×10.00=
 8.00×12.50=
として、メモリーに加算しながら、計算をします。

 12.50  10.00 

とたたくと、「100」となるので、「100.0000」と書き込み、続いて、

 8.00  12.50 

とたたくと、「125」となるので、「125.0000」と書き込みます。そして、メモリーを呼び出すため、

   

とたたくと、「225」と出るので、計 「225.0000」となります。

 

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