とある山間の医療研究所に赴任した25歳の不二周助。彼はそこで、大石秀一郎と中学以来の再会を果たす。大石は中学卒業間近に起こしたある「事件」によって、彼らから遠く離れていたのだった。
 研究所を見下ろす小高い丘の、花をつけぬ桜。夜毎聞こえる何者かの足音。
 何者かに向けてひっそり歌い続ける大石の、その真意は。


 大菊、塚不二。忍足も出張り。死にネタです。

 



降る花よ 君を愛せ

もっとも春に愛されるべき かのひとを悼め



本編 101112131415. 16
番外 花散里 1.2.3.
無色
不二周助の長い夜
リターンズ!