Circus
Circus
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1.Stormsplinter
2.Novadays
3.Sundays
4.Dawntalk
5.Room For Sale
Roland Frei:vocal, tenor sax, guitar
Andreas Grieder:flute
Marco Cerletti:bass, bass pedal, guitar
Fritz Hauser:drums
1976年、1作目。
Movin' On
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1.The Bandsman
2.Laughter Lane
3.Loveless Time
4.Dawn
5.Movin' on
Roland Frei:lead vocal, guitar, sax
Andres Grieder:flute, tambourine, sax, vocal
Marco Cerletti:bass, bass pedal, 12string guitar, vocal
Fritz Hauser:drums, percussion, vibes
77年発表、1stと同じメンバーでの第2作目。ベースとギターが兼任、ラッパが2本という可笑しな楽器編成だ。それでいてロックのノリが生まれてくるのだから、不思議なバンドである。サウンドのほうはというと、冷んやりと暗く湿った雰囲気の中にジャズフィーリングと現代音楽的な感覚が封じ込められた力強いロックである。取っ付き難いかというとそうでもなく、メロディーラインなんかは流麗だし、フリッツ・ハウザーの叩き出すリズムは強烈かつドライブ感に溢れている。ちなみにこのフリッツ・ハウザーは、フリオ・キリコの手数を少し減らしてビル・ブラッフォードの細やかさをあわせ持ち、尚かつフィル・コリンズのドライブ感を加味した逸材だと思う。凄いよ、この人。
A面の小曲も良いが、何といってもB面の大曲「Movin' on」が素晴らしい。暴言覚悟で言うと、クリムゾン3rdの「組曲Lizard」を演奏するLarks期のクリムゾン+VDGGの陰鬱さ、といった感じである。それじゃぁ似非クリムゾンなの?と問われると、答えは否。サーカスは独自のオリジナリティを持ってます。(説明になっとらんがな)
スイス産のテクニカルなプログレとしては、この作品とアイランドの「Pictures」が双璧を成すと思うが、私は僅差で、聞いていて疲れないサーカスの方が好きだ。
Circus All Star Band Live
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1.Eight Miles on A Highway
2.Drivin Wheel
3.Andante Maestro/Rondo Furios
4.Augusta Rauricorum
Roland Frei:vocal
Andres Grieder:sax, flute
Marco Cerletti:bass
Fritz Hauser:drums
Stephan Ammann:keyboards
Ditschgi Gutzwiller:drums
Shiver Schafer:guitar
Eric Fluckiger:guitar
Corina Corschellas:vocal
Polo Hofer:vocal
Kyathryn Gurewitsch:vocal
Theodor Jost:trumpet
Alan Solomon:Sax
Live at Volkshaus Zurich & Hotel National Berne, 1978.01.26-27
78年のライブ。とは言ってもサーカス単独ではなく、親交のあるバンド(Meridies・Phallus・Rumpelstilz・Im Bode Band・Skibbereen・Soul Set・Warm Dust)のメンバーが集まりサーカス・オールスター・バンドという名義でライブを演ってます。他のバンドについての詳細は不明であるが、それなりに技量のあるバンドであることは演奏から伺える。演奏曲もスタジオ盤収録曲ではなく、このライブの為に作られた曲ではなかろうか。(他のバンドの曲かもしれないが。。。)
内容はというと、プログレ者にとってはプログレじゃありません。普通のロックっぽいけど、いわゆる欧米のチャート物のようなポピュラーなロックでもない。時にはハードに、時にはリリカルに、トラディショナルに、壮大に、と変幻自在にノリノリのカッコイイ演奏をくりひろげている。ボーカル4人・ギター2本・ラッパ3本・ドラム2台を抱える大所帯ライブなので、音が分厚い。内ジャケのライブ風景は、機材とかは物凄く貧弱でショボイんだけど。(笑 [写真]circus_photo.JPG
音はプログレじゃないし、サーカスの作品と考えて良いのかどうかも判らないアルバムだけど、聞いて楽しめるライブであることは間違いなし。なにはともあれ、2nd共々私の愛聴盤です。曲途中でのドラムソロなんか冴えまくり。多くのドラマーは乱打に始終してつまらないソロになってしまう事が多いが、ちゃんとビートに乗せた形で叩きまくっており、ドラムソロが終わる頃に他のメンバーが「フリッツ・ハウザー。フリッツ・ハウザ~~!」と紹介し、それに反応する観衆の喝采。いやー、しびれます。
Fearless Tearless and Even Less
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1.The Night Step
2.Leave it or Love it
3.Berlin
4.Fearless,Tearless and Even Less...
5.Hearts and Spaces
6.Manaslu
Stephan Ammann:keyboards
Roland Frei:vocals, tenor sax, guitars
Marco Cerletti:bass, guitar, vocals
Fritz Hauser:drums, vibraharp
80年発表で、最終作。1作目・2作目でサックス/フルートを担当していたAndres Griederが抜け、ライブにも参加していたStephan Ammannがキーボードで加入している。若干ポップな感覚が増した気がしないでもないが、このバンドの持ち味は失っていない。リリカルなアコギ&ボーカル、歌うようなサックス、そして叩きまくりのドラム。そこに新しい味付けとして、情感たっぷりのキーボードがかぶさってくる。ノリの良さもアピールポイントだと思う。
Blue Motion / Same
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1.Stromboli
2.Fingers I
3.Moontales IV
4.Motions
5.Fingers II
6.Blue Motion
7.31/8
8.Stonehenge
9.Moontales
10.Motions
11.Parking
12.Slow Motion
Stephan Ammann:keyboards
Stephan Grieder:keyboards
Fritz Hauzer:drums, xylophone
「Fearless,Tearless and Even Less」を発表した後にサーカスは解散してしまったが、同年にBlue Motionというバンド名義でこの作品を発表した。メンバーはサーカスのフリッツ・ハウザーとステファン・アマンおよびもう一人(Grieder姓であるから、Andres Griederの縁者か?)の3人で、キーボード2台+ドラムという構成である。
ピアノを中心にオルガン・シンセがアンサンブルを奏でており、そこに手数の多いドラムが暴れるといった感じの作品である。非常にテクニカルな演奏であるが、近代クラシックというか現代音楽調というかシリアスな雰囲気が全体を覆っている。超絶な展開をする大曲2つと静的な小曲10曲が入っており、一発録りのスタジオ・ライブを思わせるような即興的な演奏が多い。