いすゞ 117クーペ(初期型ハンドメイド) その3
第3回です。研ぎ出しが終わったボディに外装パーツを取り付けていきます。まずは、メッキグリルから。両サイドはメッキパーツで一体化されていますが、フロントとリアウインドはメタル調のシールを張り込んでいきます。今回はメタルックを使用しました。もう少し幅が広いモノやさらに光沢感がほしいときにはハセガワの曲面追従メタルシートを使います。
どちらも、大きめにカットした後、貼り付け、不要な部分はカミソリやデザインカッターでカットします。やや慣れが必要な作業かも知れませんが、効果は絶大です。
透明パーツの接着はあらかじめセラミックコンパウンドで磨いた後、ボンドで接着します。合わせが悪くなっていることが多いので、接着剤を付ける前に確認しておきます。溶剤系の接着剤ははみ出ると当目パーツを汚すので、絶対に使わないこと。エポキシ系なら、はみ出ても、エナメル溶剤で拭き取りが可能です。
ボディへの取り付けです。そのままではボディの絞りがきつく、無理をするとボディが割れますので、あらかじめシャシのリア部分をカットしておきます。
バンパーを取り付けます。最初に開けた穴に真鍮線を差し込み、接着します。
フェンダーミラーは真ん中にくぼみがあるので、アルミシールにポンチで穴けたものを貼り付けます。
写真の左が貼り付けた後です。117はフェンダーミラーの穴があり、取り付けは簡単ですが、穴がない場合、真鍮線で補強し、穴を開けて取り付けます。
その他のパーツを取り付けてようやく完成です。最後にモデリングワックスで仕上げます。
お疲れ様でした。
緑は童友社のキットです。モーターライズされてて、実際に走ります。ディティールの再現性は今ひとつです。フジミと比べてちょっと丸い感じがします。
フジミのキットは少ないパーツ構成でよく再現していると思うのですが、それなりに見られるモノを作ろうと思うと、何回か作るしかないようです。時にはストレスもありますが、腕を上げるためには良い修行だと思うようにしています。