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更新日 2009-05-30 | 作成日 2008-01-17

1/24VehiCROSSを作ろう(その2)

内装とシャシまわり。

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今回は内装です。175Ltdは内装色が黒/赤なので、黒にペイントした後、シートはつや消しの赤を塗ります。標準車は内装がグレー、シートは添付のデカールを使いますドアの内装はカーボン調になっています。そこで、今回は内装にカーボンデカールを貼ってみました。ちょっとなじみにくいですが、蒸しタオルとデカールセッター(デカール軟化剤)で丁寧に合わせていきます。これ以外はパーツの点数も少なく、内装は簡単だと思います。シャシ部分は後の制作で力が入る部分も多いので、状況に応じてエポキシ接着剤や速乾性の透明ボンドなども併用します。これらの接着剤は粘度が高く、糸を引きやすいので注意が必要ですが硬化してしまえば、堅牢です。万が一、変なところに付いてしまったときは、エナメル溶剤で丁寧に拭き取ります。

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シャシ周りはセミグロスブラックに塗装した後、指示どおり組み立てます。パーツの点数が少ない割にはよく再現されていると思います。そのままでもいいですが、少しウエザリングを施します。エキパイから触媒、シャシにそれぞれ、ヤケとオイル汚れを施します。あんまりやりすぎると汚いので、そこそこにしておきましょう。

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ボディのペイントその2。

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 175Ltd用にデカールを自作します。スキャナで読み込んだデータをクリアデカールに印刷します。今回はボディカラーが明るい色だったので、そのまま使いましたが、ホワイトデカールを使う場合は周囲をボディカラーに合わせて調色したものを作ります。

デカールが貼れたら、下の樹脂部分を塗装する前にクリア、研ぎ出しまでやってしまいます。 まずは、不要なクリアが付かないように下部分とボンネットをマスキングし、クリアを吹いていきます。クリアは一気に吹かないで数回に分けて吹きます。デカールがクリア層に入るまでクリアをかけます。クリアは一見するとすぐに乾燥していそうですが、指触乾燥していても、十分な乾燥とはいえません。研ぎ出しに耐える硬度まで乾燥するには最低でも1週間はおいた方がよいと思います。十分に乾燥した状態で研ぎ出しをしないと、いくら磨いても十分なつやが出ません。

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 この後、#2000→コンパウンド粗目→細目→仕上げ目→セラミックコンパウンドへと進みます。この時点ではスミ入れの時、スミが乗りにくくなるのでコーティングポリマー、ワックスなどはは使いません。(写真を撮るのを忘れてました。)

クリアを乾燥させる際、早く乾燥させようなどと考えて、マスキングテープの上から絶対ドライヤーを使ってはいけません。二度と取り返しの付かないことになります。ドライヤーはまだ使用禁止です。

下半分は上半分が完全に乾燥した後、マスキングをしてエナメルカラーで塗装します。その後、ヘッドライトやモール部分のスミ入れを施していきます。ビークロスのボディはマスキングの手間が多いので、面倒といえば面倒です。また、曲面が多いので、すぐにカドが出たり、研ぎ出しが面倒なので、一連の作業としてはこのあたりが山場だと思います。

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 今回のポイント
 ・クリアは「余計に吹きすぎたかなー」と思いつつ、あと2回は吹いておく。分厚いクリア層は後々の作業を確実にします。
 ・クリアは「もう乾いたよねー」と思いつつ、あと2日は放置プレイに徹する。ドライヤーは絶対に使わない。もちろん湿度が高い日はクリアは吹かない。
 ・マスキングは誰でも面倒な作業です。でも、徹底したマスキングがワンランク上の仕上がりにつながるはず。

今回の使ってはいけないモノ
 ・古いマスキングテープ(ノリが残ったり、粘着成分がいろいろややこしくなる)
 ・切れないデザインカッター(先が折れてなくても潔く交換しよう)
 ・やっぱりドライヤー

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