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更新日 2009-05-30 | 作成日 2008-01-17

いすゞ 117クーペ(初期型ハンドメイド) その2(研ぎ出し)

第2回です。今回は研ぎ出しを中心にお送りします。今回はボディカラーが明るいので、他のモデルで説明します。前回から1週間の放置プレイの後、

1,完全に硬化したボディをヤスリをかけていきます。ボディの状態を見ながら、#1000くらいから最終的に#2000で磨きます。

2,次にウィノール(金属磨き、ピカールのようなもの)で一旦ボディを磨いて整えます。これによって作業効率がアップします。

3,ここからはタミヤのコンパウンドで磨きをかけます。粗目→細目へと研磨します。磨くためのウエスはそれぞれ違うものをつかいます。

4,次に、ソフ9のプラスチッククリーナーを塗布し、乾燥させます。乾燥後、ティッシュペーパーで拭き取った後、再びタミヤのコンパウンド仕上げ目で研磨します。この段階で消えていない深い傷は耐水ペーパーからやり直します

5,最後にハセガワのセラミックコンパウンドで仕上げ磨きをします。光沢の塩梅を見るためにハセガワのコーティングポリマーをティッシュペーパー付け、磨き上げます。

細かいところは綿棒などを使って磨いていきます。以下、プロセスの比較です。
↓をクリックすると大きな画像で見られます(ブレているのもあります。すみません。)

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#2000研磨(右は仕上がり比較)
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  • ウィノール研磨

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コンパウンド(粗目)
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コンパウンド(細目)
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ソフ9プラスチッククリーナー
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コンパウンド(仕上げ目)
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セラミックコンパウンド+研磨シート)(グンゼ産業)
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セラミックコンパウンド(ウエス仕上げ)
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仮仕上げ(不十分なら前工程へ戻る)
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ハセガワコーティングポリマー(これで終了)
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タミヤモデリングワックス(撮影・ディスプレイ前)

研ぎ出しは人によってそれぞれ違うので、他のページも参考にしながら、自分に合った方法と手法を身につけることをオススメします。たとえば、クリア塗布後、自然乾燥で数日おいて磨きをかける方法もあります。クリア層がユルい内に磨きをかける方法です。うまくいけば、しっとりした深みのあるツヤが出ますが、乾燥が不十分なため、指紋やウエスに入ったゴミなどで深い傷が残る場合があるので、注意が必要です。あと、研ぎ出しの時は指輪などを付けていると思わぬ傷を付けることがあるので外しておきましょう。
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溝に残ったコンパウンドは水を付けた筆(油絵用の豚毛筆がよい)で取り除きます。

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