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![]() 私達を含めて22組の夫婦が参加しました。
色々な組み合わせがあり、興味が膨らみました。
高齢期は、旅行をしなければ日常生活もない、と言うような夫婦、
これらの夫婦は、自分の旅行記の自慢で一杯でした。
普段の生活・社会貢献の潤滑剤として、また、日常生活のストレス解消として、
夫婦の絆づくりの旅のように見える夫婦もいました。
非常に興味を持ちましたと同時に高齢期の社会貢献に付いても考えさせられました。
金持ちと言われる夫婦の集まりだったのでしょうか。少し違和感を持ちました。
高齢期を3つのステージに分けて考えてみたいと思います。
![]() 高齢期を健康で自分の生活を送るためには仕事現役時代から考え、計画する必要が
あると思います。自分の時間が自由にできる時が、仕事を離れて初めて持てるのです。
しかし、そのためには仕事を離れる間際になってからでは遅いような気がします。
仕事現役の時には仕事を力一杯し、全うすることで自分の時間を考えることが出来る
のではないでしょうか。その上で自分をしっかりと見つめ直すことも大切です。
自由な時間は人それぞれです。旅行に生きがいを求めている方、社会貢献を目指す方、
高齢期にしかできない問題に取り組む方などなど。
何が正解かは人それぞれですが、仕事現役終了後25〜30年の時間があります。
予備期には、日常生活費を考え・自分を見つめ、社会から何を求められているか、
社会は何を求めているかなどを考え準備することが大切です。
![]() 仕事現役が終了すれば自分に何が必要かを見つめる勉強が大切と思います。
多くの講座や勉強会が開催されています。色々と参加してみるのもいいことですし、
予備期に考えたことより始めてもいいと思います。しかし、思いと実際がマッチし
ないことも多々あります。また、無駄と思える勉強が後に役立つこともあります。
勉強して無駄は決してないと考えます。
私の場合仕事現役時代に「Gerontology」に出会いました。この学問を高齢者問題
と理解し、高齢者問題を核として多くの講習会に出向きました。その中で「心理学」
「認知症」「法律」を主な研修と決めました。
その期間約5年間。参加している内に友達が出来、グループに参加し、講演依頼・
高齢者相談などその活動の機会が増えてきました。
高齢者自立支援法の生活支援員(地域福祉権利擁護事業)
安心サポーター(社会福祉協議会の高齢者施設訪問)、救急インストラクターなど。
60歳後半は、仕事現役時代より忙しくなりました。その分研修に追われています。
![]() 社会貢献と言う意味では最高の年齢かも知れません。
70歳になり大忙しの日々を送っています。何故忙しいことでも楽しいか、それは
素晴らしいグループの仲間になり、素晴らしい人達と巡り逢い、充実した会の運営が
出来るからです。お金が第一義でない素晴らしさを感じています。
高齢期と福祉の話がよく出てきますが、貰う福祉から自らが参加する福祉を
考えたいものです。心身共に元気であれば自らが創る福祉に参加したいものです。
「社会が何かを与えてくれる」は往々にして欲求不満の基になります。
高齢期の立場は、「どれだけ多くしたか」でなく「どれだけ心を込めたか」です。
この時期に大切なことは話し合いし、合意し、納得することではないでしょうか。
![]() この時代は、まだ未経験です。あくまで想像と今まで積み重ねてきた経験です。
私の想いを述べてみます。
人それぞれです。自分が生きてきた80歳代が幸せと思えることが一番です。
80歳になれば、ゆっくりとしたいものです。しかし、80歳代でしか出来ないこと、
考え付かないことなどなど多くの経験を生かす道はあると思いますが、やはり裏方と
なり、若者の世代の役に立ちたいものです。
80歳になれば、「流動性知能は」衰えることでしょうし、大きな障害を持つかも
知れません。
しかし、元気で必要としてくれる場所があれば「結晶性知能」(経験)を生かし、
日々楽しさを最優先して過ごしたいものです。
国立社会保障人口問題研究所のデーターによりますと、65歳以上の高齢男性の日常の
会話は、2週間に1回以下と回答した方が16.7%もいるとのことです。多くの高齢者と
楽しい会話が出来るグループを目指したいと考えています。
![]() 90歳になっても美しいと言われる最終章を迎えたいと考えています。
今までに多くの高齢者とお逢いし、お話しをしてきましたが、90歳を過ぎても
本当に美しいと言える方が多くいます。
その方々は今を大切にし、生きるをしっかりと考え実行してきた方だと思います。
シニア ライフ アドバイザー
岡島 貞雄
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