「坐骨神経痛」でひと括りにしがちですが、大きく3種類に分けられます。
							
							
							・根性・腰椎性坐骨神経痛
							
							一般的にいわれる坐骨神経痛。
							
							根とは坐骨神経の付け根(神経根)の事で、関節や筋肉、靭帯などが損傷したために神経を圧迫します。
							
							腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、分離症、すべり症によって発症。
							
							
							・梨状筋性坐骨神経痛(梨状筋症候群)
							
							お尻の深い所にある筋肉・梨状筋(りじょうきん)が収縮・緊張する事で坐骨神経を圧迫します。
							
							梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)とも呼ばれており、ヘルニアに次いで患者数が多い。
							
							ランニングや立ち仕事による臀部(でんぶ)、腰、股関節への負担、外傷による股関節捻挫、筋肉硬直などが原因と考えられています。
							
							
							・症候性坐骨神経痛
							
							原因不明の神経痛。
							
							お尻の筋肉が固くなっているという特徴はあるものの、他の坐骨神経痛の様に神経圧迫があるわけではなく、何が痛みや痺れを起こしているのか不明。
							
							そのため治療が難しいタイプ。
							
							腰、臀部への負担が起因となっていると考えられるので、日ごろのケアが唯一の対策です。
							
							
							他に内臓疾患が原因のものもあり、脊椎腫瘍・骨盤内腫瘍などの腫瘍、糖尿病による神経障害、下肢の血流障害などによって発症する事もあります。
							
							
							・坐骨神経痛は男女関係なく発症しますが、女性特有の原因もあります。
							
							
							男性と比べて筋肉量が少ないため、背骨や腰椎への負担が大きく冷えやすい事が挙げられます。
							
							血行が悪く体が冷えれば当然、筋肉は固くなるため、ますます骨への負担が増えてしまいます。
							
							しかし腹筋、背筋の筋力アップや血行促進を心がける事で回避できます。
							
							
							さらに女性には妊娠、閉経があります。
							
							実は妊婦のときに坐骨神経痛になる人も多いのです。
							
							その理由としては、ホルモン分泌と骨盤が広がる事が考えられています。
							
							ホルモンの働きによって靭帯や関節が緩む事で、神経圧迫へとつながってしまいます。
							
							対策は?と言うと、こちらも腹筋、背筋を鍛える事が一番です。
							
							
							そして閉経前後の更年期には、骨密度が減少します。
							
							これは骨量の減少を抑える役割がある女性ホルモン・エストロゲンが減少するからです。
							
							
							カルシウム不足による坐骨神経痛を発症しやすくなるという訳です。
							
							更年期が始まってからカルシウムを摂取しても、中々骨密度を上げる事は難しいため、日頃から意識する事が大切。
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