俗に四十肩とか五十肩と言われるのは、特定の病気をさすのではなく、何らかの原因で肩の動きが制限された状態の事を示します。
							
							肩の関節も老化とともに様々な変化を起こします。
							
							四十肩・五十肩は、肩の関節に炎症を起こした状態を言います。
							
							炎症のために腕が思うように上がらなくなり、服の脱着、背中のボタンをとめたり、髪を束ねる際にも不自由をする事になります。
							
							たいていの場合、日常生活にまで不自由になる五十肩も幸いそのほとんどが元どおりに回復します。
							
							とは言え半年から一年かかりますから、本人にとってはなかなか大変です。
							
							また、一口に四十肩・五十肩と言っても、原因も様々なら痛みのあらわれ方、痛みの強さも人それぞれです。
							
							中には、強い痛みのために腕を動かせない状態が続き、ついには関節がかたく凍てついた様になってしまう事もあります。
							
							
							英語ではこれをフローズンショルダー「凍てついた肩」と呼んでいます。
							
							こうなっては無理に肩を動かしても、かえって関節を痛めるばかりです。
							
							そうなる前に、体操や湿布で肩を動かしてやりましょう。
							
							四十肩・五十肩の治療には、何よりも肩を動かして運動範囲を広げる事が大切なのです。
							

							
							・肩関節の筋肉になぜ故障が起こりやすいのか?
							
							理由はいくつもありますが、ここではその一般的な原因をあげてみましょう。
							
							①筋肉の緊張
							
							肩関節は、朝起きてから夜床につくまで一日中腕をぶら下げています。
							
							その間、肩の周囲を包む筋肉は緊張の連続です。
							
							
							②筋肉の圧迫
							
							上腕骨は上腕上方関節で肩峰(けんぽう)とつながっています。
							
							肩峰は、上腕骨の上を覆う屋根の様なものです。
							
							所が腕を上げると、この屋根と上腕骨のすき間が非常に狭くなり、筋肉がその間にギュッとはさまれてしまうのです。
							
							たいていの動作は腕を上に上げる動きを伴いますから、そのたびに筋肉がはさまれ、圧迫されたりこすられたりしているうちに薄く、硬くなってくるのです。
							
							こうした筋肉の変化は、50代になると多かれ少なかれ誰にでも見られます。
							
							
							③筋肉の血液不足
							
							腕をぶら下げて緊張している間、筋肉の中を通る血管は筋肉の圧力や腕の重さでペチャンコにつぶれています。
							
							私たちは一日12~18時間は起きていますから、その間に肩の筋肉は血液不足の状態であり、夜に入って寝ている間だけ新鮮な血液の供給を受ける訳です。
							
							しかし、年をとるに従ってますます血行は悪くなりますから筋肉は硬く、もろくなるのです。
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