行政書士の独学におすすめの問題集・過去問【一問一答・予想問題集も徹底比較!】

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行政書士の問題集・過去問
行政書士の独学におすすめの問題集(過去問)【合格者が徹底比較!】

更新日:2021年10月5日

行政書士の独学におすすめの問題集・過去問

 行政書士試験に『独学』で合格しようとした場合、テキストと同様に問題集(過去問)についてもどれがよいのか悩むと思います。

 ここでは、私が行政書士試験に独学で合格した際に実際に使用した問題集を含め、各社から出版されている人気問題集について、その特徴などを徹底的に比較し、行政書士の独学におすすめの問題集(過去問、予想問題集など)についてご紹介しますので、独学で学習する際の参考にしていただければと思います。

 なお、行政書士のテキストについては、行政書士の独学におすすめのテキスト【人気テキスト徹底比較!】のページでご紹介しています。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。在職中に、行政書士、宅建士、マンション管理士、土地家屋調査士などの資格試験に合格し、10年以上にわたって当サイトで情報発信している。

執筆者 大西雅明のプロフィール写真(行政書士、宅建士、マンション管理士、土地家屋調査士などの合格証書)
執筆者紹介

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行政書士の問題集の選び方

 まずはじめに、行政書士の問題集の選び方について、ご紹介しておきたいと思います。

問題集の種類

 行政書士の問題集には、「分野別過去問題集」、「一問一答問題集」、「年度別過去問題集」、「予想問題集」など、いくつかの種類があります。

行政書士の問題集・過去問の種類
  • 分野別過去問題集・・・過去問を科目別・分野別に整理して収録した五肢択一式(多肢選択式・記述式を含む)の問題集
  • 一問一答問題集・・・五肢択一式の5つの肢をバラバラにして、科目・分野別に収録した一問一答式の問題集
  • 年度別過去問題集・・・例えば過去10年間の過去問を、そのままの並びで年度ごとに収録した五肢択一式(多肢選択式・記述式を含む)の問題集
  • 予想問題集・・・過去の出題を分析し、その年の本試験に出題される問題を予想して収録した本試験形式の問題集

問題集は分野別過去問が中心的存在

 これらの問題集の中で、中心的な存在が「分野別過去問題集」です。各社から出版されているシリーズでも、この分野別過去問題集というのは必ず出版されています。

 逆に、一問一答問題集や年度別過去問題集というのは付加的な問題集になりますので、出版されていないシリーズも結構あります。

 分野別過去問題集は、過去に出題された問題の中から、重要な問題を厳選し、又は厳選せずに、科目別・分野別に整理して収録された5肢択一式の問題集になっています(※記述式問題や多肢選択式問題も科目ごとに収録されています)。

 つまり、テキストと同一の掲載順(科目順・分野順)に過去問が収録されているため、テキスト学習と平行しながら過去問演習をすることができるというわけです。

 やはり、テキスト学習と平行した過去問演習が、最も効率的ですからね。このため、一般に過去問といえば「分野別過去問題集」のことを指します。

分野別過去問の特徴

 次は、分野別過去問題集の特徴について、ご紹介しておきます。

周辺知識の整理などの工夫

 分野別過去問題集は、各シリーズでも最も力を入れて作成されている問題集ですので、単なる解答の解説だけでなく、周辺知識や暗記事項を整理したり、ワンポイントアドバイスが入っていたりするなど、わかりやすくする工夫が盛り込まれているものが多くあります。

基本テキストへのリンク

 また、あいまいな知識については、基本テキストに立ち返って復習する必要がありますので、これに対応するため、多くの問題集では、シリーズ内の基本テキストの参照箇所が明記(基本テキストにリンク)されています。

 このような基本テキストへのリンクについては、問題ごとにザックリと〇ページ〜〇ページと記載されているものや、第〇章のようなフワッとした記載のものもありますし、逆に、1肢ごとに具体的に参照ページを明記してくれているものもあります。

 テキストの参照がスムーズにできるかどうかは、学習の効率性に影響がありますので、この点にも注意をしてください。

 ですので、行政書士の過去問は、テキストに対応したものを使用するのが原則です。※私の場合は、テキストと別シリーズの過去問を使用しましたが。。

問題・解答のページ構成、赤シート対応

 それと、多くの問題集では、見開きの左ページに問題、右ページに解答・解説という構成になっているため、問題を解きながら、右側の答えが目に入ってしまわないように気を付けないといけません。

※ 右ページに問題、その裏面(左ページ)に解答・解説というパターンもあります。

 このため、シオリを挟むなどの工夫を自分でする必要がありますが、2色刷りで答えを赤字にし、赤シートで目隠しできるように工夫されているものもありますので、このような赤シートに対応しているものは使いやすいですね。

問題集は分野別過去問があればよい

 なお、行政書士試験は、最低限「基本テキスト」と「分野別過去問題集」の組み合わせだけを、しっかりと取り組めば、それだけで十分に合格できます。

 ですので、一問一答問題集や、年度別問題集など、あまり手を広げずに、これと決めた基本テキスト分野別過去問題集に絞って学習をしていただくのが、合格への一番の近道だと思います。

行政書士の独学におすすめの過去問

 独学で行政書士の勉強をする場合は、テキストを使って知識をインプットした後、問題集を使ってアウトプットを行うことにより、知識を定着させていきます。

 行政書士試験の問題集(過去問)については、私は、LEC「出る順行政書士 ウォーク問 過去問題集」を選びました。

おすすめ過去問 No.1
出る順行政書士ウォーク問 過去問題集(LEC)

 LECの「出る順行政書士ウォーク問」は、テキスト「出る順行政書士 合格基本書」に対応した過去問題集です。

 2分冊になっており、過去10年分の過去問が、科目別・分野別に整理して収録されています。

 テキストについては、伊藤塾の「うかる!行政書士 総合テキスト」をおすすめしている関係上(「行政書士の独学におすすめのテキスト」のページ参照)、問題集も伊藤塾にした方が、問題集とテキストが関連付けされており、問題集で不明な箇所をテキストで確認する際に便利ですので、同シリーズで揃えるというのが原則だとは思います。

 しかし、伊藤塾の問題集は、LECに比べると問題量が少ないため、やはり、LECの「出る順行政書士ウォーク問」をやっておいた方が安心できると思います。

 問題量については、伊藤塾に限らずWセミナーもTACも同様で、LECの問題集は2分冊で約1,500ページありますが、他社は700ページ前後となっています。

 もちろん、LECは、10年間の過去問をすべて掲載しているため問題が重複し、ページ数が多くなっている一方で、他社は、重複を削除したり、重要な問題のみに絞っているために、このような差が生まれているのだと思います。

 しかし、私がLECの出る順行政書士ウォーク問を解いて感じたことは、過去に何度も出題されている重要な論点というのは、つまり、深い理解が必要な問題であることが多く、微妙に問い方を変えて出題されているわけです。

 このため、同じ論点について様々な出題のされ方で何度も繰り返し解くことによって理解が深まり、確実に得点できる力が養われるものと考えています。

 したがって、問題集(過去問)については、やはり、十分な問題量が収録されているLECの「出る順行政書士 ウォーク問」をおすすめします!

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
行政書士 問題集

行政書士 過去問
出る順行政書士 ウォーク問過去問題集(2021年版)
著者・編集

東京リーガルマインド LEC総合研究所 行政書士試験部
出版社

LEC東京リーガルマインド 
収録内容

2011年〜2020年度過去問
出題形式

5肢択一式
※記述式・多肢選択式も含む
掲載順

科目・分野別
ページ構成

表(右)ページに問題、裏(左)ページに解答・解説
テキストとの関連付け

『合格基本書』にリンク(該当ページを明記)
目隠しシート対応

---
ページ数

合計 約1,583ページ
【1 法令編】約1,214ページ
【2 一般知識編】369ページ
価格

合計 4,510円
【1 法令編】2,860円
【2 一般知識編】1,650円

【記述式対策】出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集(LEC)

 行政書士試験では、法令科目に関して、記述式の問題が3問出題されますが、私は特別な対策は何もしませんでした。

 問われたことに対し40字程度の短い文章で答えるだけですので、択一対策の学習の中でしっかりと内容が理解できていれば、ある程度の解答はできるはずです。

 ただし、択一式はしっかりと解けるのに、記述式はさっぱり書けないという方は、記述式に特有の解き方(テクニック)を身につける必要があると思います。

 記述対策をするとすれば、過去問題集と同じくLECの「出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集」をおすすめしたいと思います。

 これは、問題演習だけでなく、解答テクニックなども解説されていますので、記述対策はこれ1冊で十分だろうと思います。

 記述式問題集 出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集(2021年版)

著者: 嶋崎 英昭
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2021/3/1
ページ数: 255ページ
サイズ: 14.8 x 1.7 x 21 cm

価格:
1,650円
行政書士試験に通信講座で絶対合格!イメージ写真

独学の学習が不安な方は、行政書士のおすすめ通信講座【比較ランキング!】のページをご参照ください。

 それでは、行政書士の問題集(過去問)についても、「行政書士の独学におすすめのテキスト」のページで比較したテキストと同シリーズについて、比較していきたいと思います。

おすすめ過去問 No.2
うかる!行政書士 総合問題集(伊藤塾)

 次は、行政書士の一番のおすすめテキスト「うかる!行政書士 総合テキスト(伊藤塾)」に対応した問題集「うかる! 行政書士 総合問題集」です。

 これは、行政書士試験において過去に出題された問題のうち押さえておくべき重要過去問と、まだ出題されていないけれど出題が予想されるオリジナル問題とで構成された問題集になります。

 最近の行政書士試験では、過去問を解くだけでは足りないという意見もあり、オリジナル問題や他資格の試験問題を解く必要性も唱えられています。このため、伊藤塾の問題集では、今後、出題が予想されるオリジナル問題を盛り込んでいるというわけです。

 収録問題数は、LECのウォーク問を除く他の一般的な問題集と同程度で、約300問となっています。

 ページ構成は、左ページに問題、右ページに解答・解説となっており、印刷は赤系の2色刷りですので、付属の赤シートで解答や重要ポイントを隠せるようになっています。

 テキストは「うかる!行政書士 総合テキスト」を一番におススメしている一方で、問題集については、LECのウォーク問を一番におススメしていますが、「うかる!行政書士」のテキストを購入する場合は、問題集も同シリーズで揃えた方が使い勝手が良いことは間違いないと思います。

 なお、テキストとのリンクについては、問題ごとに(1肢ごとではなく)、該当する章・項が明記されているだけですので、具体的な参照ページ数が明記されているタイプに比べると、リンク度合いは薄く、使い勝手は劣るかと思います。

行政書士問題集 うかる! 行政書士 総合問題集(2021年度版)
著者・編集

伊藤塾
出版社

 日本経済新聞出版社
収録内容

重要過去問+オリジナル問題(約300問)
出題形式

5肢択一式
掲載順

科目・分野別
ページ構成

左ページに問題、右ページに解答・解説
テキストとの関連付け

『うかる! 行政書士 総合テキスト』にリンク(問題ごとに該当する章項番号を明記)
目隠しシート対応

付属の赤シートで解答や重要ポイントを隠せる
ページ数

744ページ
価格

2,860円

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おすすめ過去問 No.3
合格革命 行政書士 基本問題集(Wセミナー)

 次は、Wセミナー(TAC)のテキスト「合格革命 行政書士 基本テキスト」に対応した問題集「合格革命 行政書士 基本問題集」です。

 この問題集は、絶対に押さえておくべき重要過去問に加え、過去問だけでは不十分なテーマについてはオリジナル問題で補充し、科目別・分野別に整理された問題集です。

 合格革命シリーズの問題集としては3冊出版されていますが(基本問題集、肢別過去問集、一問一答式 出るとこ千問ノック)、この基本問題集がメインの問題集となります。

 収録問題数は、他社の問題集と同程度で、350問となっています。(※LECの出る順ウォーク問は、約600問の収録がありますが、それは例外的)

 ページ構成は、左ページに問題、右ページに解答・解説となっています。

 印刷は赤系の2色刷りですが、残念ながら赤シートには対応していません。このため、左ページの問題を解きながら右ページの答えが目に入ってしまうという難点がありますので、自分なりにシオリを挟んで答えを隠すなどの工夫が必要かと思います。

 解答の解説については、ごく標準的な印象ですが、基本テキストへのリンクについては、解説の1肢ごとに、テキストの参照箇所のページ数が具体的に明記されていますので、素早くテキストを参照することができるようになっています。

行政書士問題集 合格革命 行政書士 基本問題集(2021年度)
著者・編集

行政書士試験研究会、豊泉 裕隆
出版社

 早稲田経営出版
収録内容

350問
(重要過去問+オリジナル問題)
出題形式

5肢択一式
※記述式・多肢選択式も含む
掲載順

科目・分野別
ページ構成

左ページに問題、右ページに解答・解説
テキストとの関連付け

『基本テキスト』にリンク(1肢ごとに参照ページを記載)
目隠しシート対応

---
ページ数

772ページ
価格

2,860円

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おすすめ過去問 No.4
行政書士 合格のトリセツ 基本問題集(LEC)

 次は、LECの「行政書士 合格のトリセツ 基本テキスト」に対応した問題集「行政書士 合格のトリセツ 基本問題集」です。

 この問題集は、合格に必要な厳選された250問が収録された問題集です。

 収録内容は、行政書士試験の過去問だけでなく、オリジナル問題に加え、他資格試験の問題までも収録されています。(その割には、収録問題数は少なめです。)

 これは、近年の行政書士試験では、過去問だけではなく、公務員試験や司法書士試験などの問題を解くことも推奨されるようになってきていることが理由だそうです。

 なお、印刷は2色刷りですが、分野ごとに異なる色が使用されているため、他の問題集よりもカラフルな印象を受けます。

 しかし、その結果、目隠しシート(赤シート)の対応が不能となり、シート(厚紙)を被せて隠すというアナログな対応になってしまっています。。(カラフルさを採るか、赤シート対応を採るか、判断した結果、カラフルさを採ったということでしょうね。)

 なお、基本テキストへのリンクについては、解説の1肢ごとに、テキストの参照箇所のページ数が具体的に明記されていますので、素早くテキストを参照することができます。

行政書士問題集 行政書士 合格のトリセツ 基本問題集(2021年版)
※2022年版の予約販売開始(11/15発売予定)
著者・編集

野畑 淳史 (著), 東京リーガルマインド LEC総合研究所 行政書士試験部
出版社

 東京リーガルマインド
収録内容

250問
(過去問+オリジナル問題+他資格試験問題)
出題形式

5肢択一式
※記述式・多肢選択式も含む
掲載順

科目・分野別
ページ構成

左ページに問題、右ページに解答・解説
テキストとの関連付け

『行政書士 合格のトリセツ 基本テキスト』にリンク(1肢ごとに参照ページを明記)
目隠しシート対応

---
※付属の厚紙(目隠しシート)でアナログに目隠し可能
ページ数

559ページ
価格

2,640円

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おすすめ過去問 No.5
みんなが欲しかった!行政書士の問題集(TAC)

 次は、TACの「みんなが欲しかった!行政書士の教科書」に対応した問題集「みんなが欲しかった!行政書士の問題集」です。

 これは、行政書士試験における過去問のうち繰り返し出題される可能性の高い問題に加え、まだ出題されていないオリジナル問題を掲載した問題集です。

 伊藤塾の行政書士総合問題集と同様のコンセプトになるかと思います。

 最近の行政書士試験では、過去問を解くだけでは足りないと言われており、オリジナル問題や他資格の試験問題を解く必要性も唱えられていますので、これに対応するため、オリジナル問題も盛り込まれているというわけですね。

 みんなが欲しかった!行政書士シリーズの問題集としては3冊出版されていますが(問題集、5年過去問題集、肢別問題集)、この問題集がメインの問題集となります。

 収録問題数は、他社の問題集と同程度で、300問(約80%が過去問、約20%がオリジナル問題)となっています。(※LECの出る順ウォーク問は、約600問の収録がありますが、それは例外的)

 ページ構成は、左ページに問題、右ページに解答・解説となっています。

 印刷は赤系の2色刷りで、答えと解説の重要語句赤字になっているため、付属の赤シートで答えを隠しながら問題を解いていくことができますので、便利ですね。

 解答の解説については、ごく標準的な印象で、解説の下のところに「ワンポイントアドバイス」として、問題を解くうえでの注意点や関連知識などが数行ずつ掲載されているのも一般的な構成だと思います。

 なお、基本テキストへのリンクについては、解説の1肢ごとに、テキストの参照箇所の章項番号を明記する形でリンクされています。

行政書士問題集 みんなが欲しかった! 行政書士の問題集(2021年度)
著者・編集

TAC行政書士講座
出版社

 TAC出版
収録内容

過去問(80%)+オリジナル問題 (20%)=300問
出題形式

5肢択一式
※記述式・多肢選択式も含む
掲載順

科目・分野別
ページ構成

左ページに問題、右ページに解答・解説
テキストとの関連付け

『みんなが欲しかった!行政書士の教科書』にリンク
目隠しシート対応

解答・解説の重要点は付属の赤シート対応
ページ数

660ページ
価格

2,860円

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行政書士の一問一答問題集を徹底比較!

 次は、行政書士の一問一答問題集について、ご紹介したいと思います。

 一問一答問題集というのは、一問一答式、つまり、過去問は5肢択一式ですが、この5つの選択肢をバラバラにして、そのひとつの選択肢に対して〇か×かを判断する、というタイプの問題集になります。

 収録問題は、過去問の中から、重要な選択肢を厳選し、科目・分野別に収録されています。

 また、コンパクトなサイズになっているものが多いため、持ち運びにも便利になっています。(一般的な分野別問題集はA5判が多いですが、一問一答問題集はそれより一回り小さいB6判のものが多いです)

 一問一答問題集の良いところは、ひとつの論点をひとつの選択肢だけで学習できるため、5肢択一式で学習するよりも効率的に学習できるというメリットがあります。

 それともう1点は、1問を解くごとに解答を見ることができるため、スピーディーにサクサクと問題演習を進めていくことができるという2点のメリットがあると考えています。

 私も、個人的には一問一答問題集は好きで、他の資格試験を受験する際、勉強期間があまり確保できなかったため、一問一答問題集のみで済ませたこともありました。

 このため、試験までに過去問を全部解くような時間がなく、間に合わないと切羽詰まった際に、この一問一答問題集で、勝負してみるという使い方もあるかと思います。

 また、通常の勉強時間とは別に、スキマ時間を活用して問題を解くような使い方なら、一問一答問題集の方が使いやすいですね。

一問一答問題集の比較 1
合格革命 行政書士 肢別過去問集(Wセミナー)

 一問一答問題集として、まずはじめにご紹介するのは、Wセミナー(TAC)のテキスト「合格革命 行政書士 基本テキスト」に対応した一問一答問題集「合格革命 行政書士 肢別過去問集」です。

 これは、昭和63年から令和2年までの行政書士試験における過去問のうち重複するものなどを削除したうえで、科目別・分野別に整理した肢別問題集です。

 なお、民法については、最近の難化傾向に対応するためオリジナル問題も収録されています。

 一問一答式の問題集としては、かなり収録数が多い部類に入ると思います。(通しの問題番号が入っていないため、パッと数えることができませんが、1ページ当たりの標準的な掲載数と、全体のページ数から計算すると、約2,500肢程度が収録されているのではないかと思います。)

 ページの構成は、左側のページに問題、右側のページに解答・解説となっており、印刷は青系の2色刷りで、重要語句が青字になっています。ただし、目隠しシート等では解答は隠せませんので、自分なりにシオリを挟んで答えを隠すなどの工夫が必要かと思います。

 サイズは、基本テキストや基本問題集(いずれもA5判)よりも一回り小さいB6判になっています。

 それと、基本テキストとのリンクについては、1肢ごとではなく、各テーマごとに、参照すべきページ数の範囲(例えば、P.100〜110などのような形)が明記されています。1肢ごとのリンクではありませんが、項目がテキストと一致させてありますので、特に不便は感じないと思います。

行政書士一問一答問題集 合格革命 行政書士 肢別過去問集(2021年度)
著者・編集

行政書士試験研究会
出版社

 早稲田経営出版
収録内容

S63〜R2過去問(重複を削除。約2,500肢。民法はオリジナル問題も掲載)
出題形式

一問一答式
掲載順

科目・分野別
ページ構成

左ページに問題、右ページに解答・解説
テキストとの関連付け

『基本テキスト』にリンク(テーマごとに参照ページの範囲を記載)
目隠しシート対応

---
ページ数

940ページ
価格

4,180円

【関連記事】

一問一答問題集の比較 2
合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック(Wセミナー)

 次も、Wセミナー(TAC)のテキスト「合格革命 行政書士 基本テキスト」に対応した問題集「合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック」です。

 これも、上記の「合格革命 行政書士 肢別問題集」と同様に一問一答式で、サイズもB6判でコンパクトですが、違いは、上記の肢別問題集は「過去問」であるのに対し、こちらは「全問オリジナル問題」となっている点です。

 最近の行政書士試験では、過去問をすべてマスターしたとしても不十分で、未出題の問題にもしっかりと対応できる必要があると言われています。

 このため、この問題集では、過去問ではなく全てオリジナル問題となっているわけですが、これは、すべて未出題の論点の問題が収録されているという意味ではなく、出題済みも未出題も含めて、今後、出題される可能性の高い重要な知識が、オリジナルの文章(問題)で掲載されているという意味です。

 ページの構成は、左側のページに問題、右側のページに解答・解説となっており、印刷は赤系の2色刷りで、解答(〇・×)と重要語句が赤字になっていますので、付属の赤シートで目隠しをすることができます。

 それと、基本テキストとのリンクについては、1肢ごとに、基本テキストの参照ページ数が明記されていますので、テキストを素早く参照することができます。

 なお、オリジナル問題が1,000肢掲載されているわけですが、う〜ん、、上述の肢別過去問集と、この千問ノックとの使い分けが、なんとも難しそうですね。。

 分野別過去問題集(基本問題集)をしっかりと解いたうえで、さらに時間に余裕がある場合には、この千問ノックに取り組んでみるという使い方がよいのではないかと思います。このように追加的に取り組む場合は、上記の「肢別過去問集」ではなく、こちらの「千問ノック」の方が、オリジナル問題のため、効果的であろうと思います。

行政書士一問一答問題集 合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック(2021年度)
著者・編集

行政書士試験研究会
出版社

 早稲田経営出版
収録内容

全問オリジナル問題(1,000肢)
出題形式

一問一答式
掲載順

科目・分野別
ページ構成

左ページに問題、右ページに解答・解説
テキストとの関連付け

『基本テキスト』とリンク(参照ページを記載)
目隠しシート対応

暗記用赤シート対応
ページ数

490ページ
価格

1,980円

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一問一答問題集の比較 3
みんなが欲しかった! 行政書士の肢別問題集(TAC)

 次は、TACの「みんなが欲しかった!行政書士の教科書」に対応した一問一答問題集「みんなが欲しかった!行政書士の肢別問題集」です。

 収録問題は、これまでの過去問の肢を重要度でランク付けし、重複する肢の削除や変更を行ったうえで、約1,500肢の問題が科目別・分野別に収録されています。

 ページの構成は、左側のページに問題、右側のページに解答・解説となっており、印刷は赤系の2色刷りになっています。答えとキーワードが赤字になっていますので、付属の赤シートで目隠ししながら問題を解くことができます。

 解説は、コンパクトな解説になっており、一問一答問題集としてごく標準的だと思います。(分野別過去問題集のように、関連知識の整理などは特にありません。)

 サイズは、基本テキストや分野別問題集(いずれもA5判)よりも一回り小さいB6判になっていますので、持ち運びにも便利です。ただ、少々分厚いですが。。

 それと、基本テキストとのリンクについては、残念ながら、ありません。。というか、一応、基本テキストと章立て(掲載順)を一致させてありますので、そこまで不便ではないかと思います。

行政書士一問一答問題集 みんなが欲しかった! 行政書士の肢別問題集(2021年度)
著者・編集

TAC行政書士講座
出版社

 TAC出版
収録内容

過去問(約1,500肢)
出題形式

一問一答式
掲載順

科目・分野別
ページ構成

左ページに問題、右ページに解答・解説
テキストとの関連付け

章立て(掲載順)を「みんなが欲しかった!行政書士の教科書」と統一
目隠しシート対応

付属の赤シートで答えとキーワードが隠せる
ページ数

760ページ
価格

2,420円

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行政書士の年度別過去問題集について

 次は、年度別過去問題集についてですが、この年度別過去問題集というのは、例えば過去10年間の過去問を、そのまま(法改正があった部分は修正されています)年度ごとに収録されたものです。

 これについては、分野別過去問題集のように解説に工夫がなされているものは、ほとんどありません

 このため、間違っても年度別問題集をメインの問題集として使用するようなことは絶対にしてはいけません。

 年度別過去問題集の使用方法として考えられるのは、例えば、試しに1年分の過去問を解いてみて、どれぐらい得点できるかを試してみるといった使い方や、本試験の時間配分を確認するといった使い方ぐらいかと思います。

 しかし、そのような使い方をするとしても、それなら予想問題集(模試)を解いた方が、これから受験する年度の予想問題を解くことができますので、意味があるように思います。

行政書士の予想問題集の比較

 次は、行政書士の予想問題集についてのご紹介です。

 行政書士試験を受験する場合は、独学の場合であっても、予備校の模試だけは受講しておいた方がよいと言われることがあります。

 これは、解答の時間配分やマークシートの解答形式、本試験での緊張感に慣れることなどの効果が期待できますが、受講するにはそれなりに費用や時間がかかりますので、私は受講しませんでした。

 そもそも、行政書士試験の解答形式や緊張感に関しては、大学のセンター試験等を受験したことがある方なら特に心配する必要もないかと思います。

 ただし、解答の時間配分については、それなりに注意を払う必要がありますので、その点については、

  • LEC「出る順行政書士 当たる!直前予想模試3回分掲載)
  • 伊藤塾「うかる!行政書士 直前模試2回分掲載)」
  • Wセミナー(TAC)「合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試3回分掲載)」

のような本試験形式の予想問題集を解くことで対応することが可能かと思います。

※ 私は、行政書士試験の受験以前に宅建などの資格試験を受験したことがあったため、解答の時間配分については特に心配せず、予想問題集の購入もしませんでした。

 また、各受験指導校が過去の出題を分析し、その年の本試験に出題される問題を予想した問題集となりますので、直前期に解いてみて、自分の知識に穴がないか確認し、本試験に向けた最後の仕上げとして、弱点の補強をするという使い方も効果的だと思います。

 なお、ご紹介している3冊の模試(予想問題集)は、いずれも毎年、本試験に出題される問題のいくつかをズバリ的中させていますので、どれを購入しても構わないと思います。

 ただ、LECの「出る順行政書士 当たる!直前予想模試」と伊藤塾の「うかる!行政書士 直前模試」は、解説動画が視聴できるという特典がついており、LECの模試は3回分、伊藤塾の模試は2回分の収録ですので、総合的に見れば、LECが一番のお買い得と言えるかもしれませんね。

※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
行政書士 予想問題集 出る順行政書士 当たる! 直前予想模試(2021年版)新刊!
<予想問題×3回分><解説講義付き>
著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 行政書士試験部
出版社: 東京リーガルマインド
発売日: 2021/4/22
ページ数: 400ページ
サイズ: 18.2 x 2.4 x 25.7 cm

価格:
1,760円
行政書士 予想問題集 うかる! 行政書士 直前模試(2021年度版)新刊!
<予想問題×2回分><解説講義付き>
著者: 伊藤塾
出版社: 日本経済新聞出版
発売日: 2021/5/20
ページ数: 160ページ

価格:
1,540円
行政書士 予想問題集 合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試(2021年度)新刊!
<予想問題×3回分>
著者: 行政書士試験研究会
出版社: 早稲田経営出版
発売日: 2021/4/23
サイズ: 25.7 x 18.2 x 2 cm

価格:
1,760円

模試について

 ちなみに、資格予備校の行政書士の模試としては、伊藤塾やLEC、TACなどで実施されています。

 試験会場の雰囲気に慣れておきたいという方は、このような模試を受験しておけば安心できるかと思います。

 予備校の模試の詳細については、「行政書士のおすすめ模試」のページで詳しくご紹介していますので、そちらをご覧ください。

行政書士試験に通信講座で絶対合格!イメージ写真

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