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2013.08月号

   

ブログアドレスは「http://www.tanpopo-club.net/

もしくは「小林るみ子たんぽぽ倶楽部」でみることが可能です。

ご意見やご感想がございましたらお聞かせください。

 

犠牲者6000人とも8000人とも言われている神戸大空襲を風化させてはならないと『神戸空襲を記録する会(代表:中田政子さん)』の毎年6月に行っている「戦跡ウォーク」に参加しました。参加者の多くは高齢の戦争体験者ですが、中にはベビーカーを押しながらの女性や若者の姿も見られました。約2時間の行程では、数か所で語り部さんのお話があり、ある女性は、まさに”火の海”を逃げまどい、防火水槽の中に入り命拾いをしたことをご自作の絵とともに語られていました。後世に語り伝えていかねばなりません。


【湊川神社から大倉山公園を経て湊川公園まで】       

 


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【議会発信】第2回定例会・・・一般質問から

阪神淡路大震災から3年後、被災者の公的援助を求める声で不十分ながらも『被災者生活再建支援法』が成立しました。当初、国は私的財産への支援はしないというかたくなな対応でしたが、多くの団体の署名運動や被災者が何度も何度も国会へ足を運んだことでやっと実現したのです。しかし、これは、阪神淡路大震災の被災者には適用されませんでした。その後、災害が多発する中で、2度の改正を経て、現在は、支援金上限300万円、住宅再建も可能となり、年齢や収入の条件も撤廃されています。

しかし、この4月に起きた淡路地震では、多大な被害が出たにも関わらず、『被災者生活再建支援法』は、支援金支給対象が全壊世帯に限られていることや災害世帯数が10世帯以上と定められていることから、適用されませんでした。大地震の到来が叫ばれている昨今、より充実した法を国に求めるように、また、不十分な法の隙間を埋めるべく神戸市も兵庫県のように独自の支援策を考える必要があるのではないかと尋ねました。

中村副市長は、「国に対して適用範囲を広げるよう要望しているが、被災者への支援制度の充実については、全国一律に検討されるべきものと考えている」という消極的な答弁でした。

 

神戸市内では、高齢者の足を守るために、地域住民との連携でコミュニティバスが民間事業者により運行されています。東灘区では「くるくるバス」、灘区では、このたび「坂バス」が「まやビューライン」の活性化と山麓地域の居住者の(とりわけ高齢者の)足を守ることを目的とし、昨秋の社会実験を経て、現在、灘区内の北西部の地域を本格運行しています。これらのコミュニティバスをより使い勝手の良い交通機関にしていくためにも、様々な工夫が必要です。その一つとして、高齢者の利用促進という観点からも、コミュニティバスを敬老パスの利用対象交通機関にしてはどうかと尋ねました。 
文字通り「まやビューライン」の存続を応援する会です。パスポート(5000円)で1年間何度でも乗れます。フレンドパス(3000円)で3往復分の利用券がもらえます。会員証があれば、同伴者5人まで乗車料金2割引、山上施設での特典があります。
中村副市長は、「敬老パスの対象は、路線バスを基本としており、観光など特定目的の路線は適用対象外にしている。神戸市の厳しい財政事情から交通事業者への負担金を増額するのは難しく困難だ」という答弁でした。しかし、コミュニティバスを敬老パスの利用対象にしている自治体がいくつもあり、利用者の増加や事業者の経営の安定からも利用対象にすべきであり、今後、調査や検討をするよう求めました。

  


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【議会発信】2面からのつづき…一般質問から

「慰安婦」問題は、戦後68年経ても、未だ解決されていない課題の一つです。先般、大阪市長は「日本だけじゃなくて、いろいろな国で、慰安婦制度というものを活用していた。あれだけ銃弾が雨嵐のごとく飛び交う中で、命をかけてそこを走って行くときに猛者集団を精神的にも高ぶっている集団をどこかで休息させてあげようと思ったら制度が必要なのは誰だってわかる」と述べました。これほど、人間の尊厳をおとしめる発言はないと言っても過言ではありません。さらにその後、沖縄県を訪問した際、米軍の司令官に「もっと風俗業を活用してほしい」とも述べました。このような大阪市長の度重なる暴言に、沖縄県をはじめとした各地から各国から抗議・批判が集中しました。この間、あまり触れられずにきたこの問題を市長はどのように捉えているのかと尋ねました。
矢田市長は、「人権という観点からこの問題は捉えるべきだと申し上げている。戦争という事態における慰安婦という事象は女性の人間としての尊厳を踏みにじり、女性の人権を無にするものであると思っている。断じて許されるべきものではない。こういったことを引き起こす戦争についても人権や命を踏みにじる残酷な究極の人権侵害だと思う。二度とあってはならないという認識だ」と、また「慰安婦問題について考える際は、それぞれが平和・人権についてきちんと理解した上で論じていかないといけない。特定の個人の発言についてあれこれ論じるだけでは問題の真の解決にはならないと考える」等々、若干曖昧なところもありますが、かなり良い答弁でした。このたびの暴言は、女性だけではなく、男性に対する侮辱・冒涜であり、私は、一首長の姿勢としては、このような制度を必要とした“戦争”にこそ怒りを向けるべきなのではないかと考えます。
*今年度も引き続き「文教こども常任委員会」に所属し、頑張っています。

 

高齢者や障がい者、子どもたち、女性の「働く場」「集う場」の紹介コーナー

今回の「ご紹介します!」は、NPO法人『ボレロ』(灘区灘北通3丁目℡881-4721)です。皆さん!名曲「ボレロ」をご存知ですか。作業所のメンバーが一人二人三人・・・と、皆が一つになれば素晴らしい“力”になっていくという思いを込めてつけられた名前です。とても素敵ですね。『ボレロ』では、毎日、18人程のメンバーが通所し、ガムやチョコレートの箱詰めの仕事をしています。また、市場や商店街への買い物から昼食の調理、片付けまで行っています。その他にも、大正琴の練習や郊外へのレクレーションなども行っています。この春には、皆で沖縄にも行きました。

 

メンバーの演奏をお聴きください
東日本大震災で被災された障がい者を支援するチャリティコンサートを今年もやります。今年は、宮城県南三陸の知的障がい者の福祉作業所『のぞみ福祉作業所』にカンパします。

●場 所  灘区民ホール5階
●日 時  9月28日(土) 13:30~ *開場は13:00
●参加費  無料(会場でカンパを募ります)


 

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【地域発信】忘れられない、忘れてはならない“夏”

『神戸空襲を記録する会』の「戦跡ウォーク(1面に関連記事)」に今年も参加しました。その行程で、犠牲者一人ひとりの生きた“証”を残そうと『記録する会』が取り組んできた碑の建設予定地をも訪ねました。大倉山公園の最も北側、当時、甚大な被害を受けた市街地を一望できる高台にあり、桜と楠の樹木に囲まれた場所です【写真】。 

 


このたび、1743人の犠牲者のお名前が刻まれた碑「神戸空襲を忘れないーいのちと平和の碑-」が落成したことで、『記録する会』は除幕式を下記のように行ないます。建立のための募金にご協力いただいた方をはじめ、多くの方にご参加いただければと思っています。式そのものは短い時間ですが、何分にも異常な暑さが続く毎日、お体に十分お気を付けていただき、ご参加ください。
●日時  8月15日(木) 10:00~(40分程度)
●場所  大倉山公園内「神戸空襲の碑」の前広場
(下図をご参照ください)

(主催:神戸市原爆被害者の会)

人類が作り出した核兵器による地獄を体験された被爆者の皆さんは、後世にその悲惨さを伝える努力と二度とこのようなことが繰り返されぬようにと核廃絶を訴えてきました。この機会に、ぜひご観覧ください。
●日時 8月1日(木)~8月6日(火)
    10:00~19:00(6日は17:00迄)●場所 デュオこうべギャラリー
(JR神戸駅南、地下街)


【写真:昨年の会場の様子】

 


 長田区・兵庫区・中央区に続き、灘区の平和マップが完成しました。元小学校教諭の小城智子さんが、歩いて聞きとりし、まさに汗を流して作成した平和マップです。神戸学生青年センター(℡851-2760)やたんぽぽ倶楽部(℡802-1125)に置いています。北部版と南部版セットで500円です。お買い求めください。
また、10月・11月には、灘区戦跡ウォーキングも取り組まれると聞いています。後世に“戦争の悲惨さ”をしっかり語り伝えていくことが大切です。

 

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【地域発信】総会&懇親会「来年もやってほしいなぁ」

6月8日、約100人ほどの参加で、「後援会総会&懇親会」(於:原田の森ギャラリー)が開かれました。前段に、パワーポイントを使っての神戸市政報告。1部は、新社会党兵庫県本部委員長あわはら富夫さんや原和美さんの挨拶、また、井上力さんや「ろっこう医療生活協同組合」のメッセージが読み上げられました。続いて2部は、食事をしながらの懇親会。世話人のみなさんが試食をして選んだというお弁当を食べながら・・・歌あり踊りあり。3部は、参加者全員に当たるというお楽しみ抽選会。最後に、三線グループの伴奏で、フラダンスグループのリードで、参加者皆で踊って周っての、心のこもったホットな懇親会でした。

 

 

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【倶楽部発信】お 知 ら せ


◆秋のリサイクルバザー、ご協力よろしくお願いします

早いもので「秋のリサイクルバザー」の季節がやってきました。ぜひご参加ください。

また、品物のご提供にもご協力いただきますよう宜しくお願いします。
●日 時 9月29日(日)・30日(月)10:00~16:00
●場 所 「たんぽぽ倶楽部」周辺
*品物の回収は、9月18日(水)からです。
*お問い合わせは、「たんぽぽ倶楽部」まで
(月・水・金曜日13:00~17:00 ℡078-802-1125)

 

◆市政報告会に、ぜひご参加ください!

 昨年、スライドを使っての市政報告会を行いました【写真】。

今年もまた行います。秋には、市長選挙が行われます。それを前に、ぜひ皆さんと一緒に神戸市政について考える場をもちたいと思います。ぜひご参加を!

●日 時 8月24日(土)
14:00~16:00
●場 所 灘区民ホール1階
(灘警察南)
●内 容 第1部平和を語る紙芝居
        第2部市政報告会

 

介護・子育て・労働・くらしの相談


   お急ぎの時は電話で、少し余裕のある時は、毎月第一土曜日の午前中にいらしてください。

尚、都合により不在の時もあります。ご了承下さい。  

 

 

 

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編  集  後  記

本当に暑い日が続きますね。この暑さで、多くの人が熱中症で救急搬送され、中には亡くなる人も出ています。対策のポイントは、日陰を選んで歩くなど暑さを避ける、日傘や帽子を利用する、室温が28度を超えないようクーラーを活用する、こまめに水分を補給することだそうです。もし、「熱中症かな?」と思ったら、涼しい場所で安静を保つ、首・脇の下・脚の付け根に氷を当てて体温を下げる、水を飲めない場合や意識がもうろうとしていたら迷わず救急車を呼ぶことだそうです。(神戸新聞から抜粋)[私は大丈夫よ]と過信せぬように、何とか元気に皆でこの夏を乗り切りましょう。(小林るみ子)

   

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