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2011.12月号

   

ブログアドレスは「http://www.tanpopo-club.net/

もしくは「小林るみ子たんぽぽ倶楽部」でみることが可能です。

ご意見やご感想がございましたらお聞かせください。

私たちは子どもたちの命を守る義務があります

 

原発のない国に!

 

東日本大震災から9ヶ月余り。復旧・復興にはまだまだ相当の時間がかかります。被災地の皆さんが一日も早くもとの暮らしを取り戻せるよう、様々な形で長期的に支援していかなければなりません。この震災で、原発の安全神話が崩れました。人類と原発は共存できないことを、私たちはあらためて思い知らされました。今、全国の原発の8割から9割が休・停止しています。原発がなくても十分に暮らしていけることが分かった今、私たちは、この地震国からあの危険な原発をなくしていかなければなりません。私たちには、子どもたちの命を守る義務があります。



【9・19さようなら原発大集会(於:東京明治公園)】

 

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【議会発信】原発災害対策を地域防災計画に

新社会党神戸市会議員団という小さな会派に所属しているため質問の持ち時間は短いですが、それでも定例会本会議では毎回質問ができます。今後、原発問題にはこだわり続けて行こうと思っています。
現在の神戸市の地域防災計画には地震や水害対策編はあっても津波や原発災害対策編はありません。今回、津波対策については、見直しがなされていますが、原発災害対策については、現在の地域防災計画で十分に間に合うと言うのが神戸市の見解です。

しかし、そうでしょうか。放射能汚染と向き合わなければならなくなった今、「安全を考えて」基準を決めるのではなく、「現実の汚染に合わせて」大気も土壌も食品も基準が変えられようとしており、放射能汚染の監視強化をしていかなければなりません。また、福井原発群での事故を想定した場合、琵琶湖はただちに汚染されてしまいます。そして、それは、水の多くを琵琶湖に頼っている神戸市にとっての「水危機」に、代替水源の確保についても考えていかなければなりません。福島の原発事故後、東京都の浄水場が汚染され、摂取制限されたことで、1歳未満の乳幼児に48万本のペットボトルが配布されたことは記憶に新しいところです。市民を守るための対策が必要です。

 さようなら原発1000万人署名にご協力を!

【街頭署名活動(於:マルイ前)】

今、内橋克人さん、大江健三郎さん、落合恵子さん、鎌田慧さん、坂本龍一さん、澤地久枝さん、瀬戸内寂聴さん、辻井喬さん、鶴見俊輔さんら「さようなら原発1000万人署名市民の会」の呼びかけで全国的に署名運動が展開されています。前号で、皆さんにも署名のお願いをさせていだきました。たくさんの方にご協力をいただきました。しかし、まだまだ1000万人には到達していません。来春までが署名運動の期間です。さらなるご協力をお願いします。「用紙がない」という方はご一報ください。お持ちします。水道筋の後援会事務所『たんぽぽ倶楽部』や天城通の新社会党事務所内『憲法を生かす会・灘』にも置いています。皆さんの署名での意思表示が必ず変えることに変わることにつながると思います。


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DVDで知ろう!“原発”ぜひご参加ください!


第3回 2012年1月21日(土)14:00~15:30

(於:灘区民ホール1階)
第4回 2012年2月25日(土)14:00~15:30
(於:六甲道勤労市民センター5階あじさい)

 

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【地域発信】17年経って今尚残された震災の課題

2012年1月17日、阪神淡路大震災から丸17年、18年目の朝を迎えます。しかし、今尚多くの課題が残されたままです。これらの課題が解決されなければ「震災はいつまで経っても終わらない」ばかりか、東日本大震災の被災地でも同じことがまた繰り返されていきます。これらの課題の解決こそが東日本大震災での課題解決にもつながります。

【シンサイミライノハナ(於:東遊園地)】

 

災害援護資金が返還できない!
阪神淡路大震災後、生活基盤を失った被災者は、公的な援助を求め、何度も国会へ足を運び、その結果、「被災者生活再建支援法」が実現しました。しかし、それは阪神淡路大震災の被災者には適用されませんでした。そんな中、当時有効な施策としてあったのが災害援護資金貸付でした。これは『災害弔慰金法』に基づいて、全壊・半壊世帯に上限350万円を貸し付ける制度です。しかし、17年経って様々な理由で4人に一人が返済を終えていないのが実状です。このような状況から国はこのたび、2006年の5年延長に続き、返済期間をさらに3年間延長することにしましたが、免除要件は変わりませんでした。しかし、東日本の場合は違いました。「支払期日到来後、10年経過後において、なお無資力またはこれに近い状態にあり、且つ償還金を支払うことができる見込みのない場合も免除要件に該当することになる」などの特例追加措置が講じられています。阪神淡路大震災の被災者にも適用されるよう求めました。神戸市は適用できるよう国に働きかけることを約束しました。
命を縮めることにもつながる借上げ住宅返還
 17年前、復興住宅の不足で、兵庫県や神戸市は民間や旧公団住宅を借りて、多くの被災者に住んでもらうようにしました。ところが、20年経って契約期間が切れると言う理由でこのたび強引に居住者に転居を強いろうとしています。背景には、借上げ料金の神戸市負担があるからです。居住者は、80歳~90歳の被災高齢者。自宅から避難所へ、避難所から仮設住宅へ、仮設住宅から復興住宅へと転々と移動するたびに人間関係、コミュニティは壊されてきました。にもかかわらず4度目の住み替えを強いることは被災高齢者の命を縮めることにもつながりかねません。このまま“終の棲み家”として住み続けられるよう議会でも取り上げてきました。

今、借上げ住宅所有者協議会も、“継続”を求めて神戸市に申入れをしています。

一方、居住者を中心に署名運動も展開されています。

居住者用、支援者用の2種類の署名用紙があります。署名にご協力ください。

「用紙がほしい」という方はご一報ください。


 【街頭署名活動(於:マルイ前)】


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【地域発信】学校現場で今、起きていること・・・  

神戸市も中学校の給食化へ第一歩!検討会設置
昨今、私たちを取り巻く社会環境が著しく変化するとともに、国民のライフスタイルも多様化し、「食」をめぐる環境も「不規則な食事」「栄養バランスの偏った食事」「肥満や生活習慣病」「過度の痩身志向」「食の安全問題」など悪化しています。このような事情を背景に、2005年には『食育基本法』が成立・施行され、その中で、学校における食育の推進として地域の特色を生かした学校給食の実施が取り上げられ、2009年には『学校給食法』が改正・施行され、教育活動の一環である学校給食のこれまでの主な目的の「栄養改善」から、食の大切さや栄養のバランスなどを学ぶ「食育」に方針転換するように改正されました。
“食”の観点でより良い中学校給食を

このような一連の流れの中で、19の政令市のうち、(2013年度実施予定の)大阪市を含む14市が、自校方式・センター方式・親子方式・デリバリー方式など、何らかの形態で給食を実施しており、中学校の給食化が推進されている自治体は、全国の約8割にも及んでいます。

一方、神戸市の中学校の昼食のあり方については、長い間、「手づくりの愛情弁当」や「親子の絆の深まり」を謳い文句に、「家庭からの弁当」を基本とする姿勢を保ってきました。しかし、家庭の事情により、弁当を持参することができない生徒もいるという理由から、この間「弁当販売制度」をほぼ全校で実施することになりましたが、平均利用率は1%弱という低さです。これらの背景には様々な事情が考えられますが、生徒たちの中に、食の“格差”を生み出していることは確かです。
神戸市は、この夏、生徒・保護者・教職員・市民を対象にアンケート調査をし、今後、検討会を設置。1年程かけて本格的議論に入ります。


老朽化、過密化、偏在化の「特別支援学校」

障がいのある子もない子も混ざり合って生きることが大切だと常々思っています。ところが、この間、特別支援学校(旧養護学校)への入学希望者が増加しています。その背景には、地域の学校でのハード面・ソフト面でのフォローが決して十分ではないことから手厚いフォローを特別支援学校に求めるという理由があるようです。
2年前に、須磨区に開校した『青陽須磨特別支援学校』は、開校後、児童・生徒の入学増加で過密化・大規模化しています。そのために、特別教室やフリースペースを転用したりプレハブ校舎で代用したり、児童・生徒にとって決して良い教育環境とは言えないのが現状です。その上に、次年度には、肢体不自由部門が設置されることになっています。ますます過密化が予想されます。
障がいのある子どもの“教育権”の保障を!
昨年10月、この学校で一人の高校生が給食中に転倒し、亡くなるという悲しい事故が起きました。どんなに頑張っても教員一人の力には限界があります。常日頃から安心・安全な教育環境を整備するのが行政の役目だと私は思っています。今回の定例会で、『青陽須磨特別支援学校』の床・廊下、スロープ、洗面所などのハード面の早急な改善と教員・調理士・看護師の増員など、ソフト面での改善を求めました。教育委員会は「精査して対応する」という答弁でしたが、引き続き、この問題は取り上げていかなければなりません。

神戸市の今後の特別支援学校の方向性が定まらない中、今、『特別支援学校整備の在り方懇話会』が開催されており、私は継続して傍聴しています。障がいのある子どもの“教育権”の保障を考えた時、全市的な視点で特別支援学校の質・量的な充実を求めながら、同時に地域の学校での通常学級や特別支援学級を選択できるような道も保障・充実させていかなければならないと考えています。

【地域発信】一人は万人のために万人は一人のために

★医療生協とは・・・正式には医療生活協同組合と言い、地域の住民が協力し合いより良い暮らしをつくることを目的とした組合です。生協には、地域や職場での商品の共同購入をしたり店舗で食料品などを販売している購買生協をはじめ、学校生協・大学生協・共済生協などがあり、医療生協もその仲間です。
★ろっこう医療生協とは・・・「安心してかかれる医療機関がほしい」「このまちでいつまでも元気で長生きしたい」そんな願いを持ち寄って1980年に生まれました。神戸市灘区・中央区・東灘区・北区を活動エリアとする組合員約2万人、出資金約5億円の医療生協です。
保健・医療・福祉(介護)のネットワークづ

くりを通じ地域医療と健康づくりに取り組んでいます。

★加入するには・・・活動エリアにお住まいの方や勤務先のある方で、一口千円以上の出資をされますと組合員になれます。問い合わせ、資料の送付は、電話078-802-3424へ。
★出資金とは・・・出資金は、寄付や年会費ではありません。医療生協の事業に役立てる資金で診療所の建設や医療機器の購入に活かされます。減資もできますし転居などで脱退される場合は全額お返しします。但し、利息はつきません。
★組合員の特典は・・・
1、ろっこう医療生協の診療所など全事業所を利用できます。
2、人間ドッグや健康診断などが通常料金より安くなります。
3、支部や班などで企画する健康づくりなどの活動に参加できます。
4、機関紙「健康いちばん」が毎月届けられます。

(「ろっこう医療生協」ホームページより抜粋。詳細は、同封のチラシをご覧下さい)

【ろっこう医療生協との関わり】

【市政についての出前出張】
【「肝炎をまなぶ会」での活動】 
【ボランティア活動】

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神戸空襲で犠牲になられた方の情報を!


『神戸空襲を記録する会(代表:中田政子)』の皆さんが中心となって、神戸市も協力をしながら、

神戸空襲での犠牲になられた方の情報を集めています。

犠牲者の方のお名前を明らかにすることは一人ひとりの命を大切にすることにもつながります。

戦争体験者が高齢化してくる中で、時間が限られています。

心当たりのある方はぜひお知らせください。      
【問い合せ先】神戸市:神戸空襲死没者情報収集担当
電話078-322-5062
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【倶楽部発信】お知らせ

秋のリサイクルバザーご協力ありがとうございました

恒例の秋のリサイクルバザーを行ないました。収益金の多くを東日本大震災被災地支援のためのカンパ金にさせていただきました。当日、覗いていただいた方、品物を提供いただいた方、ご協力ありがとうございました。
春のリサイクルバザー、来年はやります!
さて、早いお知らせになりますが、恒例の春のリサイクルバザーを下記の日程で行ないます。

ご協力宜しくお願いします。  
尚、ご提供いただける品物は3月1日から受けつけます。「持っていけないから取りに来てほしい」という方は、連絡いただければお伺いします。ご協力、宜しくお願いします。

●日 時  2012年3月18日(日)3月19日(月)午前10時~午後4時
●場 所 たんぽぽ倶楽部周辺

【問い合せ先】 たんぽぽ倶楽部 ℡078-802-1125  (月・水・金曜日、午後1時~5時)

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楽しかった!小雨の中の黒豆狩ツアー

 


10月23日、篠山市の坂東農園での黒豆狩ツアーを行ないました。やや小雨の中のツアーでしたが、まるまる太った黒豆5株を30分ほどでちぎり終え、黒豆をどっさり抱え帰途に。途中で篠山市散策を。ちょうどお祭り最終日とあって、ものすごい人・人・人でした。また、最後の最後には、キリンビールの試飲を兼ねた工場見学に。ほろ酔い気分で帰り着きました。また、「来年も来たいね」の声。大変好評でした。

 

介護・子育て・労働・・・
くらしの相談いつでもどうぞ!
電話090-7359-6658
 相談日も設けました
  ★日時 毎月第1土曜日午前中
★場所 たんぽぽ倶楽部

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【編集後記】

寒中、お見舞い申し上げます。一年経つのは本当に早いものです。

今年の世相を表す漢字一文字は“絆”だそうです。

阪神淡路大震災から17年。

借上げ住宅返還でせっかくできた“絆”が今再び奪われようとしています。

そうさせてはなりません。まだまだ寒い日が続きます。

お身体ご自愛ください。2012年、来年もどうぞ宜しくお願い致します。(小林るみ子)

   

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