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2009・8月号

折り返し点 後半に向けて精いっぱい頑張ります

第2回の定例市会では、総額15兆円の国の経済対策補正予算を受け、788億円と言う、6月補正としては過去最大規模の補正予算が提案され、その審議が行われました。
その中身は、学校の耐震化工事の推進や小児救急医療への対応・保育所整備などの子育て支援など、評価できるものもありますが、予算の枠組みが国によって一方的に決められていた中、従来の公共事業の前倒し的な事業が多くを占めています。従って、私たちの暮らしに直結する部分、雇用や暮らしを守る施策については決して十分とは言えない予算でした。
中でも、新型インフルエンザ対策には、感染防御資材・機材の整備、保育料の減免、給食物資費用補償など32億円がつぎ込まれました。それを踏まえ、あわはら富夫議員(中央区)が代表質疑で、①水際対策偏重、弱毒性が分かった時点での対策の変更の遅れ、弱毒性のマニュアルの不存在など、国の責任を問うべきではないか②この間の人員削減による不十分な保健所機能、医師・保健師を増やすことなどで各区の公衆衛生体制を強化するべきではないかと質疑し、それに対して神戸市の前向きな答弁がありました。秋にも来ると言われている第2波に備え、神戸市も、新型インフルエンザ対策の見直し、検討を急いでいます。
一方、新社会党兵庫県本部も、国(兵庫労働局)に対して、雇用調整助成金などの雇用対策の申し入れをしました。後日、厚生労働省は助成金の遡及適用や支給要件の緩和特例措置を行うことを決めました。僅かですが、私たちの要請行動が施策への反映につながりました。

 

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【写真左から:原和美委員長、あわはら富夫議員、井上力県政対策委員、小林るみ子】

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【議会発信】

議案外質問「都賀川水難事故について」

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昨年7月28日、突然の集中豪雨にみまわれた都賀川で津波のように押し寄せてきた水の勢いに多くの人が足をすくわれ、子ども3人を含む5人の尊い命が奪われました。今回の事故は、集中豪雨という気候、阪神大水害の経験から降雨をなるべく早く川に流入させ、海へ押し流そうとする河川の構造、親水施設としながら十分ではなかった安全対策、また親水施設や遊歩道にいた人が危険を察知できなかったことなど多くの要因が重なって起きた事故だと言えます。
事故後、神戸市や兵庫県は、ハード面では、大雨・洪水警報または注意報と連動して作動する回転灯などの警報装置の設置や河川内に降りる階段やスロープに注意喚起看板の設置を行いました。また、ソフト面では、防災学習の教育教材の開発、防災福祉コミュニティなどの地域団体によるパトロール、『ひょうご防災福祉ネット』への加入促進、啓発活動の充実などの対策をとりました。


避難対策とあわせて、おおもとの発生源対策を!

 まず、今回の事故後の対策は、“避難”するための危機管理対策に終始したことから-それはそれで大切なことですがー、それと並行して河川の構造や雨水の問題など、おおもとの発生源対策も必要なのではないかと質問しました。
わずか数分間に130センチを越えるほどの急激な増水の一因は、住宅地域から流入する大量の雨水だと聞いています。例えば、雨水が浸透しやすい舗装道路に作りかえることや雨水を一時貯留できるための施設を拡充することで、市街地に降った雨水がいっきに川へ流入することを少しでも和らげることができるのではないかと思いました。
それに対して、神戸市は、「そうなれば、大規模な改修工事が必要になり、現実問題としては構造変更は困難であること。そのためにもまず避難対策などで啓発を続けていく」と言う答弁でした。しかし、都市型河川の、今までとは違ったあらたな水害対策を考える時期にきていると思います。そのためにも早急な【検討委員会】設置を求めました。


市民の要望を前向きに受け止めて『子どもの命を守る日』を!

もう一つは、この間、亡くなられた児童の通っていた小学校や特別支援学校の保護者が中心となって、遺族の思いに寄り添いながら、7月28日を『子どもの命を守る日』にしようと署名活動を続けてきました。集まった署名、5,170筆が神戸市公聴課に提出されたことを受けて、神戸市としても、このような市民の要望を前向きに受け止める必要があるのではないかと質問しました。
それに対して、神戸市は、「7月28日を『子どもの命を守る日』にすることについては、区民の皆さんの総意としての動きがあれば考えるが、現段階では神戸市独自では考えていない」という答弁でした。区民の皆さんの総意が得られるように、実行委員会の皆さんの運動を引き続き応援していきます。

 



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【地域発信】

7月28日を『子どもの命を守る日』に署名のご協力、ありがとうございました

 昨年の7月28日、都賀川で起きた水難事故から1年が経ちました。都賀川では、過去5年間に、亡くなられた方はなかったものの、19件の水難事故が起きていながらそれに対して十分な対策がとられてきませんでした。その折にきちんと対応しておればと思うと、悔やまれてなりません。二度とこのような事故を繰り返さないためにも、事故にきちんと向き合い、考え続け、伝えていかなければなりません。
5月、皆さんに、お願いさせていただき、ご協力いただきました「7月28日を『子どもの命を守る日』に」の署名、5,170筆が、先日、実行委員会のメンバーの手によって、神戸市公聴課、灘区まちづくり課に届けられました【写真左】。若干やり取りをした後、市政記者室で報告をしました【写真右】。このことは、いくつもの新聞に掲載されました。お読みになられましたか。これを機にさらに署名運動は広がっています。実現させたいと思います。

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今年も『福祉環境常任委員会』で頑張ります

今年度も、3年目になりますが、『福祉環境常任委員会』の委員になりました。高齢者・障がい者や子どもをとりまく課題が多いことから請願・陳情も多く、毎回、長時間にわたって委員会が開かれます。それだけに多くの情報を集め、議会で採り上げる努力をしていかなければなりません。様々な相談や情報をお寄せ下さい。

費用弁償受取拒否、新交通無料パス返上

議員報酬(給料)がありながら、本会議や委員会に出席のたびに、

費用弁償(交通費)が議員に支給されています。また、新交通無料パスも議員厚遇との批判が出ています。
新社会党議員団は、以前から、これらの支給はやめるべきだという主張をしてきました。
今期も、費用弁償の受け取りを拒否し、新交通無料パスは返上しました。

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【地域発信】

C型肝炎患者救済で兵庫県に申し入れ

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「C型肝炎」患者救済は、この間の薬害肝炎訴訟における裁判の勝利もあり、大きく前進がみられました。しかし、裁判、和解を経た今尚、未だ多くの救済されぬ患者・感染者が、日々、苦しんでいるのも事実です。「C型肝炎」への差別や偏見を断ち切り、国と製薬会社の責任で早期発見・早期治療の体制を早急に確立し、患者・感染者の救済に向け、よりいっそう取り組みが強化されなければなりません。
ろっこう医療生協「肝炎をまなぶ会」は、兵庫県に対して、2年ぶりに肝炎患者救済のための申し入れを行いました。①「インターフェロン治療費助成制度」の更なる拡充については、
4月から改善されたがさらに拡充に努める②インターフェロンのアンプルの小型化の開発に製薬会社が取り組むよう働きかけることについては、長期少量投与が制度の対象外になっていたが、兵庫県として対象になるよう国に働きかけていきたい③患者が働きながら治療を受けられるように労働環境の整備を図ることについては、『肝炎対策基本法』の成立を受け、関係部局で具体的な取り組みを検討したいという回答でした。細々とでも言い続けることの意義を感じました。

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【地域発信】

原 和美さん、元気に頑張っています

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 この2年間、2度にわたる投げ出し内閣に続いた麻生内閣、次々と続く暴言・失言、あきれ返ることばかりでした。補正予算もまさにばら撒き、青息吐息の政府自民党は生き残りをかけて必死です。まさに末期的症状です。国民不在の自民党政治に終止符を打たなければなりません。その絶好のチャンスが今回の総選挙です。
8月18日公示、30日投票の暑い暑い真夏の選挙です。自民党でもなく民主党でもない、もう一つの選択肢として、新社会党・社民党近畿・みどり関西(無所属議員)が応援する、原和美さんへのご支援宜しくお願い致します.

―KOBEからもう一つの選択を―
原 和美を励ます集い
◆ 日時 8月1日(土)13時30分~
◆ 場所 御影公会堂(阪神石屋川駅北5分)
原 和美を囲む会
◆ 日時 8月10日(月)19時~
◆ 場所 篠原会館・別館
    (篠原会館本館北、篠原郵便局北西)

ふるってご参加ください!

 

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【倶楽部発信】

語り合い、笑いあった楽しいひととき

 

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総会&懇親会を開催しました 

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作業所「ボレロ」の大正琴の演奏 “歌姫“加納浩美さんの歌 ろっこう医療生協の
「レインボーフラチーム」のフラダンス


「小林るみ子・たんぽぽ倶楽部」総会&懇親会を開催しました。新型インフルエンザ騒動もあり、開催が危ぶまれましたが、無事にこぎつけました。当日、「原田の森ギャラリー」に120人の方に集まっていただきました。
議会報告も兼ねたまじめな総会後の懇親会では、吟味に吟味を重ねた昼食の弁当を食べながら、演奏あり歌あり踊りあり、そしてゲームあり・・・、ささやかな楽しいひとときを過ごしました。参加していただいた方はもちろんですが、諸事情で参加できずメッセージをいただいた方、当日までの準備に関っていただいた方、皆さんの思いのつまった良いつどいになりました。感謝!

 

折り返し点、後半に向けてさらに頑張ってまいります!

 

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総会に向けてのメッセージに、神戸市政についても・・・

◆・・・現市長、これをとりまく市議連中、いろいろやってくれており、高齢者の一人として憤懣に耐えませんが、先の見えている老人故辛抱するとして、我慢ならないのは将来を担う若者が人生に全く希望を持てない現状です。昨年末、東京の公園で越年を余儀なくされている若者たちの姿をテレビ放映していました。最愛の孫と重ね合わせ、落涙を禁じ得ず、何が経済大国か!と政治の貧困を嘆いた次第です。国政貧困の縮図が神戸市政。来る首長選挙で、怒りの老人パワーが結集されるであろうことを密かに期待します。
◆真の少子化対策は、結婚も子育てもできないワーキングプアをなくすために「労働者派遣法」廃止以外には無く、国や神戸市の対策はポーズでしかありません。
◆不必要な神戸空港をつくるなど、市民の意思を無視した強引な市政です。市政を市民のものに取り戻すべく頑張ってほしいし、期待しています。
◆『たんぽぽ通信』ありがとうございます。そのおかげさまにて、議会のことを通して
市民として、どうあるべきか、どう生きていくのかと振り返ることができます。

 

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【倶楽部発信】

秋のリサイクルバザー

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恒例の「秋のリサイクルバザー」を行います。事前に、品物も受け付けます。
◆日時 9月12日(土)10時~16時
9月13日(日)10時~16時
◆場所 たんぽぽ倶楽部
*尚、収益は「たんぽぽ倶楽部」の活動資金などに使わせていただきます。

写真は「春のリサイクルバザー」の時のものです。

『たんぽぽ文庫』スタートしました0917

たくさんの方にご協力いただいて、本棚2段に絵本が並びました。ありがとうございました。いよいよ『たんぽぽ文庫』のスタートです。絵本の貸し出しを通して様々な子育て交流が生まれることを願っています。尚、絵本は、引き続き集めていきます。幼児から小学校低学年を対象にした絵本、ぜひお譲りください。

ご連絡いただければ、いただきにお伺いします。次は、絵本の読み聞かせ「おはなし会」を企画します。


【編集後記】 0918

暑中お見舞い申し上げます。本当に暑い日が続きます。お元気ですか。常に水分の補給をお忘れなく。のどが渇いていなくてもマメに水分を摂るのが良いそうです。十分に気をつけて、この夏を皆で元気に乗り切りましょう。

(小林るみ子)

ブログアドレスは「http://www.tanpopo-club.net/

もしくは「小林るみ子たんぽぽ倶楽部」でみることが可能です。

ご意見やご感想がございましたらお聞かせください。


   

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