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2010.12月号

政治はくらし 「あきらめない」信念を持って闘います

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皆さまに市会へ送り出していただき、4年間、議員として精いっぱい活動してまいりました。
しかし、世の中、より良い方向に進んでいるとは到底思えない日々が続きます。
年間3万人の人が自ら命を絶つ・・・それが12年以上も続く。
希薄な人間関係、不十分な社会保障、どんどん広がる“格差”、  
そのほこ先が子どもや高齢者など、弱い立場にいる人に向けられる。
会社や企業の勝手な都合で働く人が簡単に切り捨てられる。
若者が“夢”を持つことができない・・・。

私たちが願ってきた世の中は、こんなものではなかったはずです。
でも、諦めるわけにはいきません。誰もが生きやすい社会をつくるために、私たちが今、できることが必ずあるはずです。
もっと人に社会に関わること。もっと人と人とつながること。
高齢者が、障がい者が、子どもが、そして働く人が、人間らしく笑って生きていける世の中を取り戻すために、これからも、私は、議会で地域で訴え続けていきます。 
3期目に向け、引きつづきのご支援を宜しくお願いします

神戸市会議員 小林るみ子

 

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市政と県政、連係プレーで

来春の統一地方選挙で、前回と同様、県会予定候補者井上力さんとともに闘います。市政と県政の連携プレーで、皆さまの暮らしがより良いものになるよう、頑張ってまいります。一層のご支援をたまわりますようお願い申し上げます。

 

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(『なだ・平和のための木曜行動』於:JR六甲道駅)

 

 

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【議会発信】

代表質疑・・・平和で安心な街に 
『神戸空襲を記録する会』の犠牲者名簿作成に協力を!

65年前の神戸空襲で7000人〜8000人の方々が犠牲になりました。この間、『神戸空襲を記録する会(中田政子代表)』の方々は空襲を語り伝えるための地道な努力を積み重ねてきました。その一環としての空襲死没者名簿作成で、1221人の方々のお名前を確認できました。しかし、空襲体験者が高齢化してきていることや周知の限界もあり、このたび神戸市に協力要請しました。神戸市はこの要請を受けて今後、神戸空襲での犠牲者の名簿作成に取り組みます。「7000人、8000人 というひとくくりではなく、一人でも多くの犠牲者のお名前を明らかにすることが一人ひとりの命を大切にすることになります。『会』と神戸市双方が同じテー ブルについて話し合いを重ねるよう、求めました。  *『神戸空襲を記録する会』の死没者名簿届出用紙についてはお問い合わせください。
 

子どもたちに語り伝える『平和記念館』を神戸に!


関連して、震災前にあった「平和記念館構想」の凍結解除を求めました。あれだけの空襲にあいながら語り伝えていく”場“がないというのもめずらしいと思います。毎年8月 になると、いろいろな団体がパネル展や語り部の会、戦跡ウオークなどを繰り返していますが、常設展示場と言えるのは、兵庫図書館の一角にある「戦災資料 室」だけです。子どもたちに戦争の悲惨さや平和の尊さを伝えるための常設の場が必要です。このままだと市内にある資料や記録などが散逸してしまいます。神 戸市は財政難を理由に、「平和記念館」構想を凍結状態にしたままですが、滋賀県ではこのたび既存の施設を使い20年前の構想が実り再来年に『平和記念館』が作られます。時間がありません。神戸市でも既存の施設を使えば十分に可能です。これが、戦後生まれの私たちに課せられた責務と考えます。

 

学校に「スクール・ソーシャルワーカー」の配置を!

教員の「チーム援助体制」の確立を!

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先日、大阪で親の育児放棄で二人の幼い命が奪われました。頑張って子育てをしていた親がある日突然プチンと切れる背景には様々な要因があります。疎遠な地域 社会、希薄な人間関係、社会保障の不十分さ、不安定な収入、労働・雇用問題など、様々な要因が絡んで起きたこのたびの事件はただ単に自己責任で済ませては ならないものがあります。この間、起きている児童虐待に対しての対策として、神戸市も児童虐待防止策に取り組んでいますが、その一つとして、子どもに関わ る様々な機関(教育委員会・子ども家庭センター・保健所・民生児童委員・警察)などにつなぐための「スクールソーシャルワーカー」のもつ役割が重要となっ てきます。兵庫県全体で6人(神戸市担当は1人)では余りに少なく神戸市独自での配置を求めました。
また関連して、早期退職教員増の問題について、学校内での「チーム援助体制」確立を求めました。

この問題の要因は、教員の多忙だけではなく昨今の子どもたちや保護者をめぐる対応の困難さもあります。もはや学校現場では、教員一人一人の力ではどうにもならないところまできているように思えます。
「チー ム援助体制」とは、スクールソーシャルワーカーをはじめ、スクールカウンセラー、管理職、生徒指導主事、養護教諭などで一つのチームを作り、問題解決に向 けて一人の教員を孤立させず援助していくというものです。一人で抱え込みがちな教員をうつ病や早期退職に追いこむことのないよう今、「チーム援助体制」が 求められています。

 

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【議会発信】

アスベスト問題などを質問しました

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【建設局】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●視覚障がい者の外出保障について
ある視覚障がい者の「信号機の音が聞こえない」のひと言で信号機の音の鳴り方はいろいろな意味を持つことや様々な設置条件があることを知りました。視覚障がい者が安心して道路を横断することができるように「交通安全総点検事業」に視覚(聴覚)障がい者などの当事者も参加できるよう求めました。これについてはさっそく北区での事業の際に取り入れられました。

●都賀川の回転灯の音声機能設置について
 2年前の都賀川増水事故で5人の尊い命が奪われました。これを機に14箇所、回転灯が設置されました。注意報や警報発令と同時に回転しますが、危機感や緊急性が感じられず、住民の避難行動につながっていないのが実状です。二度と繰り返してはならないという思いから音声を伴う機能に改良するよう再度求めました。
●王子動物園・須磨海浜水族園・花鳥園の「セット入園券」の販売について


【水道局】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●水道局元職員などのアスベスト被害実態調査について
●千がり貯水池の全リン濃度の目標値を暫定から本来の目標値へ


【保健福祉局】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●弱者切捨てにつながる全国指定都市市長会「生活保護制度改革案」について
神 戸市を含め全国的に生活保護の受給者が増えています。その背景には、無年金・低年金の高齢者が増えていること、この不況で失業者が増えていること、非正規 労働者の増加で若年世帯の低所得者層が増えていることなど様々な理由があります。このような状況に対して、このたび全国指定都市市長会は国に対して、生活 保護の3〜5年の期限付き受給や医療費の一 部自己負担などを盛り込んだ改革提案を提出しました。万が一これが通れば、ますます弱者切捨てにつながり、貧困の増大にもつながります。生活保護が「最後 のセーフティネット」ではなくなるこの提案については認めることはできません。それよりも年金問題や雇用問題、社会保障の充実、ケースワーカーの増員な ど、それに至るまでのセーフティネットの充実に取り組むことが必要です。【意見】
●介護保険制度10年を経ての問題点の検証・改善について
●障がいのある児童・生徒の放課後の保障について


【環境局】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●アスベストの含有再生砕石の徹底調査について

 

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 1〜2年 前から、全国でアスベストが含まれた再生砕石が見つかっていたにも関わらず、国が取り上げてこなかった中で、NPO法人『ひょうご労働安全衛生センター』 などが、独自に調査した結果、この神戸でも、中央区の復興公園や灘区の石屋川公園などでもみつかりました。私も、灘区の公園を専門家の方と一緒に探して回 りましたが、結構簡単に見つけることができました。

  今回の議会で、「神戸市内の公園や駐車場など、学校周辺を優先的に早急に調査を行い撤去するよう、そして神戸市民に”安全宣言“を出すべきだ」と、また、 「本来なら適正に処理されているはずのアスベストが再生砕石に含まれて周辺にばらまかれているのはおかしい、アスベスト処理の過程に問題があるのではない か」と質問しました。神戸市は、「再生砕石がある対象施設を把握して実態調査に入りたい」という答弁でした。


●市民に“見える”リサイクル(工房)について

 

 


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【地域発信】

摩耶山の再生に向けて

 六甲山と並ぶ摩耶山・・・、私も時おり登ることもあります。若い頃、旧天上寺で合宿をしたこともありました。中腹にある通称「軍艦ホテル」では学童保育所のお泊り会をしたことも・・・。夏は新緑の木々、秋は紅葉、冬は雪化粧と、季節の移ろいを感じる、灘区に住む私たちにとって親しみのある山であり、『摩耶山を守ろう会』をはじめ、灘区民に大切に守られ、ともに年月を刻んできた山です。

 その摩耶山と市街地を結ぶケーブルとロープウエー、“へその緒”とも言われている「まやビューライン」は、15年前の震災で長期間休止したものの、多くの区民の期待の中で復活し今に至っていますが、この度、その存続が再び危ぶまれてきました。理由は、「経営努力で利用者は微増したが、採算ラインの半分以下。このままだと累積赤字が拡大するから」なのだそうです。

議会でも超党派で存続を求めましたが、業務委託されている『神戸市都市整備公社』は、来年度予算案で支援策が示さなければ廃止の手続きに入ると宣言しています。

『摩耶山再生会議』が再生計画を提案!

その一方で、この問題を行政任せにせず住民もと、リュックサックマーケットなど、様々なアイデアで活性化に取り組んできた慈(うつみ)さんは、この7月に設置された『摩耶山再生会議』の一翼を担いながら多くの団体の皆さんと再生計画を検討してきました。このたびその提案が出され、「神戸市と市民がともに協議できる場の設定」の実現を求めました。

皆で考えたい・・・、摩耶山のこと

この間、財政問題だけで次々と良いものや良い制度が切り捨てられてきた経緯があります。それも住民とともに考えようとせずに行政が一方的に決めてきたことが多いようにも思えます。慈さんは、「事業の存廃を行政だけで判断する時代ではない。歴史ある施設が本当にいらないのか、皆で議論し結論を出すべきだ(神戸新聞)」とメッセージを投げかけています。私も微力ながら関っていきたいと思っています。

 

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ご紹介します(2)「リサイクル工房ろっこう」&「のびやかスペースあーち」

旧灘区役所の2階の東側に「リサイクル工房ろっこう」、西側に「のびやかスペースあーち」があるのをご存知ですか。リサイクル工房は、市内に4箇所あり、物を大切にすることを目的に「大型ゴミ」の中で再使用可能な家具や自転車を修理し、市民に提供をしています。

 

「のびやかスペースあーち」(神戸大学子育て支援事業)には、乳幼児を中心とした遊び場、造形ルーム、多目的室、情報コーナーなどがあります。地域と大学との連携で“子育て”を契機に、今失われがちなネットワークの形成を目的としているものです。私も何度か訪ねましたが、たくさんの子どもと保護者の方々が利用していました。

 

 

現在耐震改修工事中【写真】のために2011年3月末日まで閉館中ですが、活動は、神戸大学発達科学部、灘区民ホール、水道筋商店街などで継続して行われています

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【地域発信】

地域の活動を政治につなぎます

●被爆者の会

戦後65年、未だに多くの課題が残されたままです。にもかかわらず、戦争・原爆経験者が高齢化してくる中で、後世に語り伝えていくことが徐々に困難になっています。その一つが、被爆者救済問題です。未だに認定されていないことで経済的にも身体的にも厳しい状態に置かれている被爆者。先日、ある被爆者団体の集まりに寄せていただきました。様々な課題がある中で、被爆2世と言われている方々の問題に取り組みたいという方針が出されました。無料の健康診断を!さらに様々な社会保障の充実を!これを社会問題化していかなければなりません。

 

●肝炎をまなぶ会

 ろっこう医療生活協同組合の『肝炎をまなぶ会』は3ヶ月に1回、患者などが集まり、学びながら交流の場を持っています。先日の11月13日の定例会では「B型肝炎について」高野医師の話をお聞きしました。今、集団訴訟などで注目されていますが、今議会でもB型肝炎患者の救済を求める陳情が出され、採択の後、意見書が国に提出されたことなど、国や自治体の動きなどについて報告し、その後、会員のメンバーの近況報告を出し合いました。次回は、2月12日(土)午後2時です。内容は、引き続き「B型肝炎について」です。ご関心のある方はぜひご参加ください。

(問い合わせ先:tel078-802-3424『ろっこう医療生協』迄)

 

●「発達障がいと共に生きる」講演会

今議会において、発達障がい児支援教室『ほっと』代表の山根さんが「発達障がい児の教育・福祉施策の拡充について」の陳情を17024筆の署名とともに出され、『福祉環境常任委員会』と『文教経済常任委員会』それぞれの場で(縦割り行政の弊害でもあるのですが)審議されました。結果は、全会派一致で採択されましたが、今後の行政の対応に目を向けていかなければなりません。後日、『LD親の会「たつの子」』主催の講演会「発達障がいと共に生きる」に参加しました。理解を深めることができた講演会でした。 

*    『ほっと』作成のしおり「知ってください~自閉症の子どもたちの支援」

購入希望者は、住所・名前・電話番号・必要冊数を記入し申し込んでください。

(申し込み先:fax078-882-1807『ほっと』迄)

 

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【ユニオン発信】

フツーに働きたい!フツーに生きたい! 

5−15−15−1

規制緩和の流れの中で、正規社員が減り、非正規労働者が増えて来ました。フツーに働いてフツーに生きていく・・・、この当たり前のことが今、困難になってきました。私は、震災後、パートやアルバイトの非正規労働者の労働組合―ユニオン―の活動を続けてきました。今年も、労働相談活動や街頭での宣伝行動に取り組む一方で、『労働者派遣法改正案』の早期実現、『公契約条例』制定をはじめ、最低賃金(兵庫県734円)引き上げや非正規労働者の正社員化や均等待遇など、労働法、労働行政の改善にも力を入れています。

神戸ワーカーズユニオン
電話232-1838
労働相談日:毎週木曜日
18:30~20:00

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【倶楽部通信】

6-0 ご 案 内 6-0

 

いよいよ4ヶ月をきりました。来春の統一地方選挙は4月10日投票日となりました。現在、小林るみ子の政策などを掲載したリーフレットを作成中です。政策について皆さまのご意見をいただければと思います。また、皆さまの知人・友人のご紹介をお願いします。小さな集まりにもお呼びください。ご支援、宜しくお願い致します。

つきましては、下記の日程で「小林るみ子・たんぽぽ倶楽部」総会&新年会を行わせていただき、皆さまとともに元気にスタートしたいと思います。ぜひご参加ください。

 

     ◆名 称  「小林るみ子・たんぽぽ倶楽部」総会&新年会

     ◆日 時   2011年1月10日(月・祝)12:00~14:30 *受付11:30~

     ◆場 所   原田の森ギャラリー別館401号 (℡078-801-1591)

     ◆会 費  1,500円

*詳細は同封の別紙をご参照ください。尚、申込みは、はがきでお願いします。

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 リサイクルバザーの協力ありがとうございました 

6−1

*9月のリサイクルバザーでのご協力、ありがとうございました。「こんなことで協力できるのなら・・・」

と回数を経るごとにバザー用品の提供者や来場者が増えてきています。

皆さんのあたたかい気持が伝わってくるようです。ありがとうございます。 

尚、次回「春のリサイクルバザー」は、選挙の都合で延期させていただく予定です。           

宜しくお願いします。

 

*携帯用のバーコードをご利用ください。6−2


 

 

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【編集後記】

6−3

師走の候、皆さま、お元気でいらっしゃいますか。

いろいろなご相談を受ける日々ですが、先日、匿名で「『神戸市教育史』の発行が途絶えているが、議会で取り上げてほしい」旨のおハガキをいただきました。さっそく『文教経済常任委員会』の場で質問しました。皆さんの暮らしと政治をつなぐのが私の役目です。微力ですが、引きつづきこのような役目を担わせていただきますよう、宜しくお願い致します。  

寒さもますます厳しくなってまいります。お風邪を引きませぬよう、お身体を充分にご自愛ください。 

(小林るみ子)

   

ブログアドレスは「http://www.tanpopo-club.net/

もしくは「小林るみ子たんぽぽ倶楽部」でみることが可能です。

ご意見やご感想がございましたらお聞かせください。

   

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