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栽培実験日記


リカステは暑さを嫌うので環境がもろに・・・・・
エアコンが整備された温室のある趣味家だけしか・・・・・
住宅が立て込んで風通しが悪いし、暑い。 エアコンの排熱が   温室はない。
このような環境でのリカステ栽培にトライしています。



 実験(1)
始めての入賞花

GALLERY
2022/01/07
更新しました
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年間の栽培記録
 



6月の栽培実験日記




自己紹介
ミニ掲示板 「ここだけのはなし」

病気と害虫はこれで解決 2023/10/24 更新
植え込み材を準備しました 2021/12/25 更新
秋に植え替えませんか 2023/10/28 更新
リカステを仕立てます 2021/12/27 更新
フラスコ苗を育てます 2024/03/12 更新
思い出の1鉢  2024/05/15 更新
   色々試しながらリカステと遊んでいます。
水無月 
  2025/06/01〜06/30
6月は成長期です。梅雨明けまで液肥を与えています。
梅雨が明ければ夏栽培です。照度は<10000lxを維持します。
適切な強度の光に長く当てることがポイントです。
遮光が過ぎると徒長します。
成長期は「水を切らさない」ことと、病害虫予防が大切です。
1000倍に薄めたハイタ−とオキド−ルを潅注&散水しています。
殺虫剤と殺菌剤は併用していません。
梅雨が明けると夏越し本番です。
皐月 
  2025/05/01〜05/31
外に出して雨風に当てて新芽出しに注力します。
光に当てます。(〜10000lx  強すぎは×)
害虫の駆除がポイントです。
春になると産み付けられた卵が孵ります。
スリップスもナメクジも食害を起こします。
傷口から病原菌が侵入して軟腐病や炭疽病に罹患します。
5月は成長期で春根が水を求めて盛んに伸びてきます。
水を切らさない管理をします。
卯月 
  2025/04/01〜04/30
桜が咲けば外栽培の準備をします。
関西は4月中旬〜5月初旬に「外栽培」を始めます。
春先は50%遮光です。(照度<10000luxです)
光を株元にあて新芽を誘います。
花は切ってモルコ−トを与えました。
1000倍に薄めたハイタ−を月に1〜2回、鉢に潅注&散水して
害虫と菌類を抑制しています。 殺虫殺菌剤は併用していません。
過酸化水素水の検討を始めました。
弥生 
  2025/03/01〜03/31
今季の始まりです。新芽を促します。
植え替えは秋に済ませました。
遅くとも5月には新芽を見たいのです。
新芽を促すには花を切るのが第1です。
葉は切らずに残した方が好結果でした。
病虫害は1000倍希釈のハイタ−を2回/月与えて予防します。
それでも病気が発生すれば
病気と害虫はこれで解決。
深植えは花芽&新芽によくありません
如月   
  2025/02/01〜02/28
2月は開花の最盛期ですが、「新芽だし」を始める時期です
咲株は月末に花を切り、新芽を誘います。
秋に出来なかった株を植え替えます。
慣れれば開花していても植え替えられます。

植え替え&花を切り落とした株に置き肥を少量与えています。
引き続き、害虫駆除と病気予防が重要です。
送風機で風を送ると病気発生を抑えてくれます。

睦月   
  2025/01/01〜01/31
1〜2月は開花の最盛期です。
室温は10℃〜20℃で管理しています。
開花は基本隔年にしています。毎年咲かせると株が弱ってきます。
1〜2月に開花させ、3月中旬までに花を落としています。
葉が「ベタベタ」していればアブラムシを疑ってください。
スリップスやナメクジに食害されるとそこから菌が入ってきます。
軟腐病は数日でバルブが腐って
きます。殺菌剤では治りません。
炭疽病はなかなか完治しません。
病気は
カビキラ−で(予防と消毒&治療)解決できます。
 師走   
  2024/12/01〜12/31
12月には早咲き株が開花します。
開花予定株には肥料を与えません。色が濁ります。
水は十分に与えています。
リ−ドバルブを光の方向に向けています。
照度<10000luxで管理しています。
開花が始まる少し前に<5000luxにしています。
強いと花弁が反り過ぎます。花弁が割れることもあります。
咲き揃えば<10000luxで管理しています。
暗い場所で長期間管理すると色が「くろずみ」ます。
引き続き、害虫駆除と病気予防が重要です

霜月  
  2024/11/01〜11/30
夜温が10℃を切ると室内栽培です。
10月末から11中旬が植え替えの適期です。
「植え替え」の根痛みが少なくて済みます。
11月になれば遅れていた株も秋根が伸びてバルブが急に太ります。
照度<10000luxで管理しています。
水は表面が乾けば十分に与えています。
11月になると花芽が伸びてきます。
伸びだした花芽は開花させたい方向から光をあてます。
ステムを伸ばす為に水を切らさない様にしています。
引き続き、害虫駆除と病気予防が重要です

神無月
  2024/10/01〜10/30
10月は株を充実させバルブを太らせる好機です。
遮光を戻して光をあてます。(照度<10000lxを維持します。)
水を少し控え目にして秋根を誘います。
「8月末に肥料切れ」にして、9月〜10月にリン系肥料で花芽を
誘います。秋根が伸びてくるとバルブが急に太りだします。
涼しくなると害虫が動き出します。病気を発生します。
500〜1000倍に薄めたハイタ−を月に2〜3回鉢に潅注&散水して
害虫と菌類を抑制しています。殺虫殺菌剤は併用していません。
ナメクジは「物理的に遮断」しています。
涼しくなれば
「植え替え」を始められます。
長月 
  2024/09/01〜09/30
9月は夏越しで弱った株の「回復誘導期間」です。
水は十分に与えます。棚の遮光は照度<10000lxを維持します。 
月末には『苗』に肥料を」与えられます。
固形肥料を春の半量、薄い液肥を1回/週与えられます。
『開花株』に薄いリン/カリ肥料を1〜3回/月与えます。
窒素成分を多く含む肥料を与えると色彩が濁ります。
涼しくなると害虫が動きだします。病気も発生します。
500〜1000倍に薄めたハイタ−を月に2〜3回、鉢に潅注&散水し
て害虫と菌類を抑制しています。殺虫殺菌剤は併用していません。
ナメクジは「物理的に遮断」しています。

葉月 
  2024/08/01〜08/31
8月は「夏越し本番」暑さ対策と病気予防&害虫駆除が重要です。
四方を遮光ネットで囲いミストを閉じ込めると8℃前後気温が下が
り気温が35度を超す日も安全に夏越しできます。
開花させる株は8月末に置肥が切れる様にします。苗には引き続き置肥を効かせています。夏越し中は液肥を与えません。
9月になればリン/カリ系の液肥を与えます。
棚の遮光は照度<10000lxを維持します。
引き続き、害虫駆除と病気の予防が大切です。500〜1000倍に薄
めたハイタ−を月に2〜3回、鉢に潅注&散水して害虫と菌類を抑制
しています。殺虫殺菌剤は併用していません。

  文月  
  2024/07/01〜07/31
梅雨が明けると「夏越し」本番。夏越しに注力。
リカステは気温が30℃を超すと成長が鈍ります。
真夏の日差しは遮光を増やして照度<10000lxを維持します。
四方を遮光ネットで囲いミスト冷却で気温を下げます。
気温が35度を超す日でも安全に夏越しできます。
葉は急激に大きくなり、根も伸びてきます。
500〜1000倍に薄めたハイタ−を月に2〜3回、鉢に潅注&散水し
て害虫と菌類を抑制しています。殺虫殺菌剤は併用していません。
ナメクジは「物理的に遮断」しています。





     

栽培実験の概要

2025年の研究テーマ
スリップス対策に表土を鹿沼土で覆う。

過酸化水素水の有用性を調べる
フラスコ苗を育成する。

2024年の研究テーマ
次亜塩素酸ナトリウムを用いた栽培法の確立
フラスコ苗を育成する。

次亜塩素酸ナトリウムの長期使用の検討。
実験結果

カビキラ−&ハイタ−の使用基準を設定しました。
長期使用も問題ない結果でした。
フラスコ苗の育成は道半ばです。


2023年の研究テーマ

予防、消毒、治療の条件を設定する。
フラスコ苗の育成を引き続き検討する。
実験結果
カビキラ−&ハイタ−の殺菌殺虫効果を確認しました。
フラスコ苗へのハイタ−使用の安全性を確認しました。


2022年の研究テーマ
フラスコ苗を育成する。→フラスコ苗の育成は難しい
今年こそは何んとかする。
アイデアが浮かびカビキラ−による殺菌殺虫処理の検討をしました。
実験結果
フラスコ苗を育成には強力な殺菌殺虫処理法が必要との結論です。

急遽カビキラ−による強力な殺菌殺虫処理法について検討して予想以上の好結果が得られました。
蘭の栽培方法が変わるかも

2021年の研究テーマ
フラスコ苗を育成する。→フラスコ苗の育成は難しい。何んとか生育率を50%にしたい。
実験結果
フラスコ苗200株の22%をAサイズまで育成できました。凡そ目標の半分でした。
原因はナメクジに依る食害と遮光不足なのが判明しました。フラスコ苗は光に弱いことが判明しました。

2020年の研究テーマ
「冷凍保存した花粉で交配できるか」
実験結果
失敗しました。1年冷凍保存した花粉で受粉は不可でした。

フラスコ苗200株の22%をAサイズまで育成できました。凡そ目標の半分でした。
原因はナメクジに依る食害と遮光不足なのが判明しました。フラスコ苗は光に弱いことが判明しました。

2019年の研究テーマと結果
引き続きフラスコ苗を育成する。→育成中。単鉢に上げました。
もう1〜2リカステ(交配)に挑戦する。→2種類交配しました。ラボでフラスコ作成中

2018年の研究テーマと結果
フラスコ苗を育成する。→10フラスコ育成中。単鉢に上げました。
自分だけのリカステ(交配)に挑戦する。→2種類交配しました。ラボでフラスコ作成中

2017年の研究テーマと結果
フラスコ苗の育成方法を検討する。
植え込み材料の適性を調べる。→ 植え込み材は「みずごけ」、集合植えが良い結果でした。
納豆菌の効果を検証する。→納豆菌の効果を確認しました。

2016年の研究テーマと結果
バイオゴ−ルドの効果を検証する。
洋蘭を趣味にする先達の方から発酵酵素肥料バイオゴ−ルドが洋蘭栽培に著効があるとの情報を得ました。
実際に使用されている方の株を拝見しましたが、バルブが巨大で花芽が多数ついていました。
2016年は効果を検証します。
実験結果
バイオゴ−ルドの効果が確認できました。
置き肥と薄い液肥を通年与えると生育&花付きが良くなりました。
成長期にモルコ−トを併用すると成長が促進されました。

2014〜2015年の研究テーマと結果
鉢内環境を整える。
洋蘭液肥の灌注→灌水→殺菌剤の灌注→灌水→石灰水の灌注→灌水→殺虫剤の灌注→灌水→洋蘭液肥の灌注
のサイクルで鉢内の糸状菌、細菌、微生物、線虫、虫の駆除&pH調節で鉢内環境を整えることを検討します。
実験結果
1/1000倍マラソン乳液に浸漬しても成長期、開花期を通じてリカステに障害がでないことを確認しました。
1時間浸漬しても大丈夫でした。実験数は400以上です。
マラソンに浸漬して害虫を駆除すると株の成長が良好になる傾向が見られました。
1/1000倍ダコニ−ルを灌中すると成長阻害、開花期では花芽が落ちる、ステムが伸びないなどの弊害がでました。
引き続き、用量と用法について検討を続けています。

2013年の研究テーマと結果
花を大きく、鮮やかにする。
何回も失敗している大鉢作りに挑戦します。
やはり根の伸びが却って悪くなりました。
大鉢に合った水の与え方を工夫する必要がありそうです。

2012年の研究テーマと結果
石灰水の投与方法を検討する。
実験例を増やす。
実験結果
夏場4回/月、冬場2回/月、投与して薬害は認められない結果でした。
全持ち株で実験して2011年と同等の効果を確認しました。
フラワートップとの併用で花芽&新芽分化促進効果が認められました。
石灰水と併用することで夏場の施肥が可能になりました。

2011年の研究テーマと結果
軟腐病に対抗できる方法を・・・・。
方法
石灰水を投与する。
実験結果
予防効果と治療効果が認められました。
発根促進効果、根腐れ防止効果、成長促進効果が認められました。
リカステへの毒性は認められない結果でした。
鉢についた藻が駆除されました。
反省:実験数が少ない。

2010年の研究テーマと結果
「温室なし栽培」で年末にリカステを開花させる。
方法:7月中旬から生育の良い株にフラワートップを施肥して花芽分化を促進させる。
実験結果:夏場にフラワートップを与えて開花を促進させることは可能でした。
反省:夏場にフラワートップを与えるのは無謀でした。
2010年夏の猛暑も重なり、かなりの株を失いました。






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