
病気は予防が大切、それでも発生したら「カビキラ-」で治療します。
![]() 病気と害虫はこれで解決 |
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「病気は予防が大切、治療で治りますが傷は元にもどりません。」 蘭栽培で厄介なのは軟腐病(病因は土の中にいる常在細菌 Erwinia Cartorora) 炭疽病(病因は炭疽病糸状カビ菌)、害虫ではスリップス(吸汁、病気を伝搬させる) なめくじ(食害、傷口からの細菌の侵入)など。 これらはキッチンハイタ-で「消毒」(年1回)と「予防」(月数回)で解決出来ます。 頻繁に消毒して無菌化するのは好ましくありません。 生態系のバランスを整える「予防」が大切です。 まず「予防」すること、それでも病気が発生したらカビキラ-です。 「消毒」 「年に1回、100倍希釈のキッチンハイタ-で消毒しましょう。」 夏越ししたリカステはカビ菌、細菌、害虫が繁殖しています。 葉のカビは見た目より広範囲に繁殖しています。 10~11月が適期です。「秋の植え替え時」が好機です。 用意する物 キッチンハイタ-、ジョウロ(5リットル)、柄杓、マスク、ゴ-グル、ゴム手袋など 消毒方法 ジョウロを水でほぼ満杯にします。 キッチンハイタ-50ml(キャップ2.5杯分)を加え柄杓などで混合します。 これで次亜塩素酸ナトリウム600ppmの溶液が得られます。 「ジョウロ」で鉢底から溢れるまでで潅注します。 バルブと葉(表裏)にも散水します。 10~20分後に水で洗い流します。(洗い流しの要否は未確認です) これで鉢にいる害虫、その卵、幼虫、蛹、軟腐病を起こす細菌、炭疽病を起こすカビ菌などを 消毒できます。 鉢の中は多種類の菌と微生物がバランスして生息しています。 頻繁に消毒をして過度に無菌化すると鉢内の生態系が崩れます。 なので消毒は夏越しで菌類の勢いが強い秋に1~2回がお勧めです。 マスク、ゴ-グル、ゴム手袋などで保護しましょう。 「予防」 「月に数回、1000倍希釈のハイタ-で予防しましょう。」 予防目的には「界面活性剤」を含まないハイタ-を使用しています。 用意する物 ハイタ-、ジョウロ(5リットル)、大さじ、柄杓、マスク、ゴ-グル、ゴム手袋など 予防方法 ジョウロを水でほぼ満杯にします。 ハイタ-5ml(大さじ1杯分)をいれます。 柄杓などで混合します。 これで次亜塩素酸ナトリウム60ppmの溶液が得られます。 「ジョウロ」で鉢底から溢れるまで潅注します。 バルブと葉(表裏)にも散布します。 1000倍希釈のハイタ-は洗い流ししなくてOK。 1年間実験しましたが薬害は出ていません。 鉢の中は多種類の菌と微生物がバランスして生息しています。 バランスが崩れ病原性のErwinia Cartorora、炭疽病糸状カビ菌、スリップスの幼虫 などが勢いを増すと病気が発生します。 「予防」(月数回)で生態系のバランスを保ち「軟腐病と炭疽病」を防ぎます。 マスク、ゴ-グル、ゴム手袋などで保護しましょう。 「治療」 「病気を見つけたらカビキラ-で治療しましょう。」 まず、100倍希釈のキッチンハイタ-で株全体を消毒します。 「ジョウロ」で鉢底から溢れるまで潅注します。 バルブと葉(表裏)にも散布します。 100倍希釈のキッチンハイタ-に鉢全体を10~20分浸漬するのもOKです。 株全体を消毒してから、患部にカビキラ-(原液:5000ppm)を噴霧します。 病気が出ている部分より広めに噴霧します。 10~20分後に水で洗い流します。(洗い流しの要否は未確認です) これで完治しますが傷は元にもどりません。罹患した部分は枯れます。 正常な部位(バルブ、根、葉、花芽、新芽など)に障害はでません。 マスク、ゴ-グル、ゴム手袋などで保護しましょう。 「カビキラ-のうんちく」 次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)は 水酸化ナトリウム溶液に塩素ガスを吹き込むと生成します。 2NaOH+Cl2→NaClO+NaCl+H2O 強力な酸化漂白作用と腐食性がある「取り扱い注意」の劇薬です。 アルカリ性で酸と反応して塩素ガスが発生します。 ウイルス、細菌、カビ菌に著効があります。作用効果は広範囲かつ即効性です。 もちろん、炭疽病菌などの糸状菌も「イチコロ」です。 カビキラ-はNaClOを5000ppmとNaOH&界面活性剤を含有します。 ドラッグストアで入手でき噴霧タイプなので扱いやすい商品です。 ミストを吸入すると呼吸器に障害が出ます。 泡立たせることでミストの発生を防いでいます。 これをリカステに噴霧すれば病原性の糸状菌や細菌、害虫は「イチコロ」で駆除できます。 浸透力が凄いのでカビ菌の根まで「イチコロ」です。 罹患部位は病因の死滅とともに枯れます。初期なら「変色&ちじみ」で済みます。 罹患していない&傷がなければカビキラ-は反応しません。 カビキラ-は軟腐病と炭疽病などの特効薬です。 害虫とその卵も強力な侵透力と酸化漂白作用で絶滅できます。 人に対しての蓄毒性はありません。 「界面活性剤のうんちく」 カビキラ-とキッチンハイタ-に配合されている界面活性剤(アルキルアミンオキシド)は噴霧した時に 泡立たせてミストの発生を防いでいます。 それ以外にもう一つ大切な役目があります。 細菌やカビ菌、微生物や害虫は表面を脂質で覆って外からの攻撃を防御しています。 カビキラ-とキッチンハイタ-に配合されている界面活性剤は表面を覆っている脂質を除いて 次亜塩素酸ナトリウムが浸透し易くしています。 「消毒」と「治療」は効果の強い「界面活性剤入り」を使用します。 「予防」はハイタ-を用いて蘭表面の脂質を落とさない様にしています。
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| 春蘭に炭疽病カビ菌の胞子嚢を見つけました。急激に症状が進み枯れるとかはないけれど、放置すると「バルブが腐り」 株の勢いが無くなる」などで強健な春蘭でも数年で株が「ダメ」になります。 リカステが罹患するとバルブを短期間で腐らすなど大敵です。 市販の殺菌剤では薬剤が浸透しない内部にまでカビ菌が入り込んでいてなかなか根治しません。(写真3枚目黒い部分) 広がり方はカビ菌の侵潤による広がりと、胞子による周囲への拡散があります。 写真1枚目が炭疽病で腐ったバルブと胞子嚢です。鮮やかなオレンジ色の部分が胞子嚢です。 治療は (1)バケツに100倍に希釈したハイタ-を用意して鉢全体を暫く浸漬する。 (2)取り出したらカビキラ-を全体に噴霧して30分放置する。カビキラ-の強い浸透力が炭疽菌を失活させます。 (3)ピンセットで胞子嚢と腐ったバルブを取り除く。取り除いた物は100倍に希釈したハイタ-内に破棄する。 (4)再度カビキラ-を噴霧して30分放置してから水(シャワ-)で鉢全体を洗浄する。 (5)カビキラ-を噴霧した黒い部分が褐色になれば炭疽病カビ菌は死滅しています。 この処理で正常な部分&新芽や花芽も影響を受けません。実験ズミですが、なにかあっても「クレ-ムはなし」です。 ただ脂質が除去されるので暫く農薬の散布は不可です。農薬が効きすぎて薬害がでることがあります。 |
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| 図-1 炭疽病に罹患した状態 | 図-2 治療して2週間後 |
| 疽病カビ菌に罹患した部分は色素が沈着して黒く変色します。(図-1) ハイタ-とカビキラ-で表面に出ているカビ菌と胞子嚢を滅菌してから取り除きました。 袴のしたに隠れている菌を再度カビキラ-で殺菌して2週間後の状態です。(図-2) |
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| カビキラ-を噴霧した黒い部分が褐色になれば炭疽病カビ菌は死滅しています。 再発予防に石灰水を塗布しました。新芽も伸びてきました。(白矢印) |