直線上に配置





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 9月の栽培実験日記
     





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9月は外栽培です

 9月は夏越しで弱った株の「回復誘導期間」です。
 水は十分に与えます。棚の遮光は照度<10000lxを維持します。 
 月末には『苗』に肥料を与えられます。
(今年は少し遅らせないと・・)
 固形肥料を春の半量、薄い液肥を1回/週与えられます。
 『開花株』に薄いリン/カリ肥料を1~3回/月与えます。
 窒素成分を多く含む肥料を与えると色彩が濁ります。
 涼しくなると害虫が動きだします。病気も発生します。
 500~1000倍に薄めたハイタ-を月に2~3回、鉢に潅注&散水して
 害虫と菌類を抑制しています。
 殺虫殺菌剤は併用していません。 ナメクジは「物理的に遮断」しています。



2024/09/01~09/30

 日時

09/01
(日)

09/02
(月)

09/03
(火)

09/04
(水)

09/05
(木)

09/06
(金)

天気





外気温




雨/時々止む
段々と降り出す雨
傘を忘れずに

30/23



晴れ/時々雲
変わりやすい空
傘がお守り

34/24



曇り/時々晴れ
変わりやすい空
傘があると安心

29/23



晴れ
晴れて日差し強い
暑さ対策を

33/22



晴れ
晴れて日差し強い
暑さ対策を

34/23



晴れ
晴れて日差し強い
気温差に注意

34/24

棚温度
最高/最低/ミスト


30/23/-
真夏日


32/24/-
真夏日


29/24/-
夏日


31.5/22/-
真夏日


32.5/23/-
真夏日


33/24.5/-
真夏日


水やり



あまざらし

あまざらし
夕方にミストで
葉水


朝夕にミストで
葉水

朝夕にミストで
葉水

朝にミストで
葉水
夕方に散水


朝夕にミストで
葉水

薬剤/肥料


100倍希釈の
ハイタ-散布
1時間後ミストで
洗浄
-
-
-
-
-
メモ蘭

9月に辿りつき
ました 何とか夏を
乗り切れたか
現状、リカステは
ヘロヘロです

43252


これからポツポツ
枯れるのが
でてきます
弱い株が淘汰
されます




まだ暑いけど
何とか
なるでしょう
今年の夏越し
実験が終わり
ます



毎年この時期の
リカステを見ると
嫌になります
「ボロボロ」で
「ヒョロヒョロ」
です



寒蘭に花芽らしい
のが見えて
きました
暑いけど夜温が
下がってくれば
花芽が動きます



昼間は暑い
けれど夜温が
下がってきたので
もう安心・・
と思っていたの
ですが・・・





 日時 09/07
(土)

09/08
(日)

09/09
(月)

09/10
(火)

09/11
(水)

09/12
(木)

09/13
(金)

天気





外気温



猛暑
お出かけは
暑さ対策を万全に

36/24
棚の外は猛暑


晴れ/時々雲
急な雨に注意
熱中症対策を

34/24



猛暑/時々雲
うだる残暑で
週のスタート

35/25



曇り/時々晴れ
スッキリしない空
蒸し暑い

33/26



猛暑/時々雲
晴れて厳しい
残暑

36/25
棚の外は猛暑


曇り/のち晴れ
夏のような
空と暑さ

36/27
棚の外は猛暑


曇り/少しお日様

天気急変に注意
暑さ厳しい

34/25

棚温度
最高/最低/ミスト

32/24/25
真夏日


32/25/26
真夏日
熱帯夜


32/25/26
真夏日
熱帯夜


31.5/26/26
真夏日
熱帯夜

32/25.5/26
真夏日
熱帯夜

34/28/27
真夏日
熱帯夜

33/25/27
真夏日
熱帯夜

水やり


朝に葉水
夕方に散水
ミスト冷却は
12-17


朝に葉水
ミスト冷却は
12-17



朝に葉水
ミスト冷却は
12-18



朝に葉水
夕方に散水
ミスト冷却は
12-18


朝に葉水
ミスト冷却は
12-18



朝に葉水
ミスト冷却は
12-20



朝に葉水
ミスト冷却は
12-17
夕方に弱雨
散水はなし

薬剤/肥料

忌避剤交換
寒蘭と春蘭に
1000倍希釈の
ハイタ-潅注
-
-
-
-
-
-
メモ蘭
ミスト止めたら
途端に弱い種類
にダメ-ジが
でました
少しの間再開
します
残暑が厳しい


水を制限して
秋根の発根を
「促したい」の
ですが・・
暑すぎるので
当分×です



去年も涼しく
なったのは
20日過ぎから
今年も同じ
このままだと
リカステの栽培
できない


歯医者さん
定期健診
11:00

いつまで暑い
いい加減に
してください


去年は20日
過ぎに涼しく
なりました
今年も同じ
我慢しかない




この暑さが続くと
9月の管理方法
を変えるしかあり
ません
我慢できない
暑さです



暑さが治まり
ませんが
流石に彼岸
まででしょう
出口が見えて
きました
も少し我慢



 日時
09/14
(土)



09/15
(日)


09/16
(月)
敬老の日

09/17
(火)
中秋の名月

09/18
(水)


09/19
(木)
彼岸の入り

09/20
(金)


天気





外気温



晴れ/のち雲
厳しい残暑
熱中症対策を

34/25



曇り/のち雨

折りたたみ傘が
必須

30/26



曇り/時々雨

衰えない暑さ
傘があると安心

33/26



猛暑/時々雲
厳しい残暑
対策を万全に

35/25
棚の外は猛暑


晴れ/時々雲
日差しが届いて
厳しい残暑が続く

34/27



曇り時々猛暑
にわか雨の可能性
厳しい残暑

35/28
棚の外は猛暑


猛暑
厳しい残暑
熱中症対策万全に

35/27
棚の外は猛暑
棚温度
最高/最低/ミスト

32/25/27
真夏日
熱帯夜

32.5/26.5/27
真夏日
熱帯夜


32/25.5/27
真夏日
熱帯夜


34/25.5/27
真夏日
熱帯夜


33/27/26.5
真夏日
熱帯夜


34/28/26
真夏日
熱帯夜


34/27/26.5
真夏日
熱帯夜

水やり


朝夕に葉水
ミスト冷却は
12-17


朝に葉水
夕方に散水
ミスト冷却は
13-17


あまざらし
夕方に葉水
ミスト冷却は
12-18


朝に散水 夕方に
ミストで葉水
ミスト冷却は
12-18


朝夕に葉水
ミスト冷却は
12-17



朝に葉水
夕方に散水
ミスト冷却は
11-18


朝夕に葉水
ミスト冷却は
11-18



薬剤/肥料

-

春蘭と寒蘭に
1000倍希釈の
P系液肥を潅注
リカステに
1000倍希釈の
ハイタ-を散布


〇〇庁様
涼しくなるのだな
外すとリカステに
怒られますよ
信用なくすぞ
「いつまで暑い
んだってね


追加でもう一度
1000倍希釈の
ハイタ-散布
鉢下の受け皿に
ブライトを追加



-
-
-
メモ蘭
彼岸の中日
まであと7日
やっと我慢
終わります





「いつまで暑い
リカステに 病気は
ハイタ-で治す
「あと6日我慢」
それで涼しくなる
に修正しました
3日伸びました


オ-バンの交配株
に花芽が出てます
スキンネリ-の
交配株はヘロヘロ
来年どうするか
考えないと



暑いけど
頑張って作業
しました
この時期までの
猛暑は厳しい




涼しくなる
予定日を

22日に変更
したけれど
気象庁さん
それでいい



涼しくなる予定日
だったのに
棚の外は猛暑日
あと2日
これ以上は待て
ません
宛て 気象庁殿


暑さの影響は
累積です
ここ数日の
残暑は厳しい
あと2日頑張れ
A様H様Y様W様
夏越せてますか



 日時
09/21
(土)

09/22
(日)
秋分の日

09/23
(月)
振替休日

09/24
(火)

09/25
(水)

09/26
(木)

09/27
(金)

天気




外気温



曇り

雨具があると安心
蒸し暑い

32/26



雨/のち雲

季節を変える
強い雨

28/22



晴れ
秋の空気
お出かけ日和

29/21



晴れ
晴れ少し雲も
穏やかな天気

28/19



晴れ/のち曇り
日差しが届く
服装で調節を

29/20



晴れ/時々雲
日差したっぷり
厳しい暑さ戻る

32/22



雨/曇り/晴れ

雲が目立つ空
雨具を持って

30/23

棚温度
最高/最低/ミスト



30/27/25
真夏日
熱帯夜


28/25/-
夏日
風強し遮光ネット
を下ろして防風


28/22/-
夏日

28/21/-
夏日

28/20/-
夏日

31/22/-
真夏日

28/23/-
夏日

水やり


朝夕に葉水
ミスト冷却は
12-18


あまざらし




朝夕に葉水




朝夕に葉水
ハイタ-を潅注



朝夕に葉水




朝夕に葉水




あまざらし
夕方に散水



薬剤/肥料


春蘭と寒蘭に
1000倍希釈の
P系液肥を潅注


午後に雨が
止んだので
忌避剤を交換
しました
-

リカステと
春蘭と寒蘭に
1000倍希釈の
ハイタ-を潅注
&散布

-
-
-
メモ蘭
明日は
涼しくなる日
外れたら






涼しくなった日

風が蒸し暑い
のを吹き飛ば
してます




涼しくなったので
らんの家に行って
照度とか調べて
場所をセット
してきます




貸温室は65%
遮光です
の日の照度は
20000lx↑でした
遮光を増やして
7000lx↓にしま



涼しくなった
暑かった
長かった
厳かった
しんどかった




棚温度が30℃を
切ってきました
これで安心です
そう思っていた
のにぶり返す
みたい



涼しくなれば
植え替えです
今は暑くてでき
ません
今年も鉢増し
で対応の予定
です



 日時
09/28
(土)

09/29
(日)

09/30
(月)





天気





外気温



曇り

お出かけOK
昼間は汗ばむ暑さ

30/23



曇り

傘をお伴に
ジメジメ暑い

27/22



曇り/のち晴れ
折りたたみ傘が
あると安心

29/22





棚温度
最高/最低/ミスト

28/23/-
夏日


26/23/-
夏日


27/22/-
夏日






水やり


朝夕に葉水



朝夕に葉水



朝夕に葉水







薬剤/肥料


春蘭と寒蘭に
1000倍希釈の
P系液肥を潅注

-
-




メモ蘭
気温が安定して
きました
「やっと」です
寒暖差がでて
きたので
花芽が見えて
くる頃です


涼しくなると害虫
が動きだします
今年は
まだ「いない」
まだ暑いのか
忌避剤が効いて
いるのか


明日から10月
やっと秋に
なります
暑かった
長かった
厳かった










































春~秋栽培の温度履歴

栽培棚で管理しています。 04/17~**
最低気温が10℃を超えると外栽培です。今年は4月17日でした。
最高気温が30℃を超えると夏栽培です。ミストが活躍します。
遮光を6月15日に夏仕様にしました。遮光を7月5日に真夏仕様にしました。
「梅雨入り」は6月21日でした。去年より15日遅い。「梅雨明け」は7月21日でした。
去年の梅雨明けは7月20日でした。今年は梅雨が14日短かい。
今年は7月4日で液肥を止めて夏栽培に入りました。
7月5日にミスト冷却実験をしました。効果大です
「季節が変わる」と感じたのは8月26日です。涼しさを感じたのは8月30日です
涼しくなったのは9月22日です。


  Key 最高棚気温 (℃)  最低棚気温 (℃)   棚(ミスト時)鉢温度 (℃)      
 栽培地9月の過去気象過去デ-タ- (大津1991~2020年)
 平均気温23.3℃ 日最高気温28.1 日最低気温19.6 平均風速1.6 日照時間172.0Hr 降水量172.0mm




   


直線上に配置



以下は編集用です。


肥料袋は「いまいち」かも。 (2024/09/01)

2鉢炭疽病カビ菌に罹患していました。 
オレンジ色の部分は炭疽病カビ菌の胞子嚢です。
放っておくと胞子を飛ばして広がります。肥料袋の下で繁殖していました。
ハイタ-がかかっていた部分は殺菌できています。(白く変色)



肥料袋と詰め込み過ぎで枯れるまで判りませんでした。  (一つ賢くなりました  )
罹患した個体は100倍希釈のハイタ-に浸漬後に腐ったバルブを切除しました。
枯れた個体は消毒して廃棄、ジヨロで100倍希釈のハイタ-を全体に散布しました。
使った道具は全て100倍希釈のハイタ-に浸漬して消毒しました。
気温が下がりだす頃に病気がでます。要注意です。



花芽の付き方&花芽はいつ付くのか (うんちくです)

春に伸びてきた新芽は中心のバルブになる部分を左右に3枚ずつの袴が覆っています。
袴の下にそれぞれ1つの活性点があります。左右合わせると6個あります。
活性点は花芽か新芽に分化します。外側ほど花芽になります。
株に力があると活性点は複数個に分化します。→多輪になります。
小苗では普通左右に1芽ずつの花芽が付きます。残りは消滅します。
新芽は3枚目の袴の下の活性点から分化します。花芽と新芽に分化する事もあります。
なので
花芽は新芽が出てきた時に既に付いて(用意されて)います。



白矢印 1枚目の袴(繊維部分だけ残っている)
黄矢印2枚目の袴 茶矢印 3枚目の袴 赤矢印 花芽
白〇 新葉 赤〇 3枚目の袴 黒〇去年の葉

写真は GS573オ-バン×チタメロディ-
このクラスなら親爺の棚でも(9/15)に花芽が見られます。
サンレイとかショ-ルヘブンとかスキンネリ-の交配種はヘロヘロです。
それでも涼しくなれば持ち直して花芽を付けます。(おそらくですが)





  ほぼ「うんちく」です
リカステの夏越し対策
 

  (1)根を伸ばすのが大切です。
  ポイントは
  植え替は秋、根鉢を大きく崩さない。
  ハイタ-で鉢内環境を整える。
  伸びかけた根にダメ-ジを与えない。
  以下は「うんちく」

  『植え替は秋、根鉢を大きく崩さない』
  リカステの適正生育温度は15~30℃です。
  「温室&山上げ」なら休眠期がなく根は年中伸びます。
  「室内&外栽培」では夏と冬に休眠します。
  春先~梅雨明けまでと9月から11月までが成長期です。
  春に植え替えると「伸びかけた根」へのダメ-ジで「根張り」が遅れます。
  根張り不足で水揚げができず夏越しが困難になります。
  『ハイタ-で鉢内環境を整える』
  鉢内はカビ菌、細菌、害虫とその卵で汚れてきます。
  植え込み材の経年劣化で鉢内が酸性に傾きます。
  対策として2年に1回 植え込み材を全交換してきました。
  少なくない根へのダメ-ジは甘受するしかありませでした。
  ハイタ-で解決しました。


  (2)気温、遮光、通風の対策。
  ポイントは
  リカステは弱い光を好みます。強い光は×、枯れます。 『 これ重要 』
  強健種の親株なら<10000lux
  スキンネリ-の交配種(親株)なら<7000lux
  幼苗なら<5000lux
  フラスコ苗なら<2000lux
  弱い光に長時間あてるのが〇
  因みにリビングは<2000luxが快適です。
  「根張り」ができていて遮光が適切なら
  気温が35℃でも枯れません。成長は鈍ります。
  蒸れるのを嫌うので風は〇です。
  以下は「うんちく」
  
  リカステは「きれい」だけれど夏栽培が難しい。
  それは貴方の株が『 大輪のピンクかセミアルバ 』だからかも。
  『 大輪のピンク&セミアルバ 』の作出にスキンネリ-が必須です。
  スキンネリ-は『暑さに弱い』のでその交配種も暑さが×です。
  夏に強いのは
  大輪花より小輪、中輪
  ピンク/セミアルバより黄/赤です。
  なので「大輪の黄色」と「赤花」を交配しています。
  耐暑性のある大輪の黄弁/赤リップを目指しています。

 (3)病気と害虫の対策
  殆ど「うんちく」
  リカステが病気に罹患し易いのは水を好むから。
  病気の原因のカビ菌と細菌&害虫は水が無ければ死滅します
  乾物が腐らないのは乾燥しているから。木乃伊が腐らないのも同じ。
  乾燥気味に管理するカトレア、デンドロに病気が少ないのもそれが一因。
  「株が濡れている」「暑さで弱っている」「カビ菌/細菌&害虫に勢い」
  この条件が重なると病気が発生します。どれかを取り除く必要があります。
  リカステは乾燥に耐えられません。枯れてしまいます。「乾燥は×」です。
  なので涼しくするかカビ菌/細菌&害虫の勢いをなくすかです。
  
  「山上げかエアコン」で涼しくする。
  「涼しくする」→「自生地の環境」に近づけるで〇です。
  それができないなら
  「暑くて、株が濡れていても」→「カビ菌/細菌&害虫」に勢いがなければ〇です。
  山上げしなくてもリカステは元気になります。→ここでハイタ-の出番です。
  菌が全滅は△、抑えるのが〇。
  どれくらい・・・。   
  月に2回、夏場は3回、1000倍希釈したハイタ-を鉢に潅注、ジョロで散布すれば
  病気は殆どでない。これで適正レベルか実験中です。

 


    ミスト冷却実験結果 (2024/07/05) 
 
リカステの棚は全体を遮光ネットで囲っています。 『 風良く通ります 』
床面は不織布を張りっています。
その上にナメクジ避けのギミックを設置しています。
鉢はその上に置いています。
上部の遮光ネットは2段になっていてミストをネットの隙間に噴霧しています。
こうすることで風に乗ってミストが域外に拡散するのを軽減させています。
ミストはネットの隙間からリカステに降り注ぎます。
残りはネットに付着して水の膜になります。
上下左右のネットと濡れたリカステからの蒸発潜熱で空間とリカステを冷やします。
この仕様でミスト冷却の効果を検証をしました。

気温35℃の時にミストが直接かからない空間の温度は30℃でした。(冷却効果-5℃)
ミストがかかっているリカステの表面温度は24℃でした。(冷却効果-11℃)

 『 安心してください 』 ミスト効いてます。    
            



 
 
「マンションのベランダで栽培しているのでミストは×」でも                                       
  『夏越しは何とかなります 』   (2024/07/22)
正確にはスキンネリ-とその近縁以外なら幾つか方法があります。

(1)リカステが日射で熱くなるのを防ぎます。
広めに遮光ネットで覆い強光と熱を防ぎます
遮光ネットは銀色のタイプが光を反射するので好ましい。
遮光ネットは2重、重ねるのではなく少し隙間を空けます。

(2)蒸発潜熱で冷やします。
床面に発砲スチロ-ル板(厚さ:20~30mm)を敷きます。
日曜大工センタ-販売されています。
その上に人工芝(100均で売っています)を敷きます。
人工芝の上に不織布シ-ト(100均で売っています)を数枚重ねて敷きます。
押さえつけて人工芝に食い込ませて水を含む層を作ります。
水を含むものであれば良く、用意できればシ-ト状のスポンジが好ましい。
リカステの鉢ケ-スをこの上に置きます。
吸水層に水を「たっぷり」と含ませて蒸発潜熱で温度を下げます。
月に数回1000倍希釈のハイタ-でリカステと共に消毒すれば
病原菌/気害虫の発生が防げます。
「うんちく」
吸水層に含まれる水の1%が蒸発すれば残りの水が5.44℃下がります。(計算上)
送風機で風を送れば冷却効果が高まります。

(3)根を冷やします。
リカステは暑さを嫌います。なかでも根がダメ-ジを受けやすい。
外気が35℃↑でも根の温度が30℃↓なら夏越しできます。
暑くても根を守れば枯れません。
硬質黒プラ鉢にバ-ク植えなら
不織布に包んで半サイズ上のカトレア鉢に入ます。
これで蒸発潜熱で鉢内の温度を下げられます。
不織布で包むだけでも効果が期待できます。
不織布で包んで鉢ケ-スに入れて隙間に不織布を詰めれば更にOKです。
廻りが水で濡れている限り30℃↓が保てます。

(4)水の与え方。
水は夕方に大量に与えます。
真夏は鉢内の温度が上がります。
なので夕方に水で鉢内の温度が下がるまで潅水します。
鉢底から出てくる水が水温に下がるまで潅水します。
朝に水を与えると鉢内に残った水の温度が上がり根を傷めます。
朝は噴霧での葉水に止めます。


これで安全に夏越しできるのですが開花は3月頃になります。
花芽は株が成長期から休眠期になるときに分化します。
平地では晩秋です。開花は花芽が分化して4~5ヵ月後です。
なので
年末~1月の開花には「山上げかエアコン」が必要です。
親爺も年末~年始の蘭展用に少し山上げサ-ビスを受けています。

蛇足ですが
「平地栽培、山上げなし、エアコンなし、ミストなし」の条件でスキンネリ-と
その近縁種の夏越し→開花は難しい。良い方法があれば教えて下さい。

          


  夏越し中です。 (2024/08/19)
夏を乗り切った株は葉の「みどり」が濃くなってきます。
淡い黄緑からみどりになり柔らかくヘナヘナだった葉が硬くなってきます。
大きさも随分と大きくなります。
これは根が伸び始め水を葉に供給できる様になった証です。
この状態になれば無制限に与えていた水を少しづつ絞り始めます。

お盆過ぎに枯れます
何とか暑さが峠を越したと思う頃に枯れます。
開花サイズはまず大丈夫ですが小苗とフラスコ苗は要注意です。