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フカセ釣り 荷物の収納・整理術
フカセ釣りにはいくつの荷物を持って行きますか?荷物が多くなれば持ち運びも大変ですし、磯歩きや渡船でも危険が増します。確かに荷物の多さはフカセ釣りの宿命かもしれませんが、工夫して効率的に持ち運ぶ方法を考えてみましょう。
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フカセ釣りの荷物
フカセ釣りにはロッドケース、バッカン(エサ入り)、クーラー、タックルバッグ。4点セットが標準でしょうか。しかし荷物が多いと船の乗り降りに時間が掛かる上に、人の手も借りねばならず大変です。
最小限の荷物にまとめることも腕の見せ所ですね。
タックルバッグは必要か?
タックルバッグは道具がたくさん入るのが災いし余分な荷物を持ち込む原因になってしまいます。本当に必要な道具は限られているはず。またタックルバッグも2kgくらいあるため、それだけで結構な重さの荷物になります。
道具を減らすためタックルバッグは家に置いていきましょう。限られた収納に道具を収めるコツを考えます。
ロッドケースの収納力
ロッドケースはリールを付けたまま収納できるケースが便利。これに替えのスプールや杓も中にしまいます。またポケットも案外容量があり折りたたみのタモ枠、雨具なども入れることができます。
必要な道具を選びロッドケースに収納してしまえば、タックルケースを減らすことができます。
セミハードクーラーを使いこなす
セミハードクーラーは、道具入れとクーラーを兼用できる便利なバッグです。シマノでは『磯クール』、ダイワでは『クールバッグ』という商品名です。
断熱材が入っているのでクーラーとして使え、内部も丈夫なので魚を入れても傷つきません。保冷力は専用のクーラーボックスには及びませんが、夏以外なら十分使えます。
収納力も多く、大きなポケットに加え、同一メーカーのバッカンがすっぽり入る寸法に設定されていますので、これにエサを入れたバッカンを収納すれば更に荷物の個数を減らすことも可能になります。
バッカンを入れて残ったスペースに氷や食料・飲料を入れて持ち運びます。帰りはエサのなくなったバッカンへ獲物を入れて、クーラーの中に。大物・大漁ならバッカンを外に出して3点で。
フローティングベストも収納に
フローティングベストには大きなポケットが付いていますので、小物やガン玉はこの中に収めておきます。ピンオンリールにラインカッターやガン玉外しも付ければ便利。
ウエストポーチも身につければ、こちらも収納として活用できます。
背負子の活用
どうしても荷物の個数が多くなる場合、背負子を使って荷物をまとめる方法があります。背負えるため持ち運びもしやすく移動も楽になります。
また地磯歩きの必需品でもあります。軽いほうがいいので、余計な装備が付かないシンプルな物がおすすめ。
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季節ごとに、フカセ釣り持つ荷物の例をまとめてみました。ここから釣りのスタイルに合わせ自分なりの収納方法を探してみてください。
夏場の磯釣り
7月〜9月の暑さの厳しい時期にはクーラーボックスの保冷力が重要。またエサ取りの多い夏場は、マキエをケチるわけにはいきません。
バッカンはエサでいっぱいになってしまいますし、クーラーに氷もたくさん必要になります。タックル類はロッドケースに、エサやバッカン周りの小物をバッカンとクーラーボックスに収め、3点の荷物でまとめます。
ロッドケース
ロッドケースの中に磯竿2本とリール2つ、替えスプール。玉の柄。そして杓を2本収納。ポケットにタモ枠、マゼラーや雨具など。
バッカン
オキアミ2〜3枚と集魚材2個。水汲みバケツ、エサケースなどバッカン周りの小物。
クーラーボックス
氷と食料、飲料水。その他バッカンに入りきらなかった小物を。
春と秋の磯釣り
気温が落ち着いている3月〜6月と10月〜11月は、セミハードクーラーが活躍します。
エサ取りがまだまだ多いこの時期はマキエもたくさん必要になりますので、これらを一点にまとめると、クーラーは相当な重さになります。持ち運びのしやすいよう、背負子を活用すると動きやすくなります。
ロッドケース
ロッドケースには夏場と同じく、中に磯竿2本とリール2つ、替えスプール。玉の柄。そして杓を2本収納。ポケットにタモ枠、マゼラーや雨具など。
セミハードクーラー + バッカン
バッカンにオキアミ1〜2枚、集魚材1〜2個、バッカン周りの小物も。これをクーラーの中に収納。バッカンを入れたクーラーの隙間に氷、食料、飲料水など。
冬の磯釣り
11月下旬〜2月の気温の低い時期は、クーラーと氷が必要なくなります。エサ取りも落ち着いてきますので、軽めの装備で済ませます。
ロッドケース
ロッドケースには夏場と同じく、中に磯竿2本とリール2つ、替えスプール。玉の柄。そして杓を2本収納。ポケットにタモ枠、マゼラーや雨具など。
バッカン
バッカンにオキアミ1〜2枚、集魚材1個、水汲みバケツやバッカン周りの小物も。
ドンゴロス (クーラーは持ち帰り用に氷をいれ車中に置いておく)
行きは食料や飲料水をこの中へ。気温の低い冬場に氷は不要なのでドンゴロスを海水で濡らし、釣れた魚は気化熱で冷やします。
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