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バッカンの選び方(磯釣りの道具選び)
磯釣りの基本はマキエワーク。バッカンは単にマキエを入れるだけでなくとても大切な役割があります。磯釣りにおすすめなバッカンのサイズや選び方を解説します。
周辺の便利グッズも合わせて紹介しますので、これからフカセ釣りなど磯へ立つ方の参考になればと思います。
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バッカンの選び方
バッカンとは丈夫な樹脂の素材で作られたエサ入れです。マキエが欠かせない磯釣りには必需品。使いやすさは
タイプにより異なりますので、選ぶ際には注意が必要です。
バッカンは単なるエサ入れではありません。特にフカセ釣りはマキエワークが釣果を左右するほど。ですからエサの撒きやすさは大切な要素です。たかがエサ
入れと思わず、しっかり選んで快適な釣りを楽しんでください。
バッカンのサイズ
バッカンのサイズは横幅(長いほう)の寸法で表されます。36cmとか40cmという具合です。バッカンのサイズと容量をまとめてみます。
バッカンサイズ表
サイズ |
容 量 |
用 途 |
40cm |
オキアミ3kg×2〜3個
集魚材×2袋 |
磯で半日から1日できる量のマキエを入れられます。 |
36cm |
オキアミ3kg×2個
集魚材×2袋 |
磯で半日程度できる量のマキエを入れられます。持ち運びにも便利。 |
33cm |
オキアミ3kg×1〜2個
集魚材×1袋 |
半日足らずのマキエの量。堤防のウキ釣りなどに。 |
磯でフカセ釣りをするには36cmくらいが容量や携帯性もちょうどよくおすすめです。
気温の高い夏場でなければセミハードクーラーと組み合わせて使うのも便利です。バッカンとセミハードクーラーが同一のメーカーでしたら、すっぽり収まるよう大きさが設定されています。
同一メーカーでなくとも寸法が合えばOKですので、購入の際は確認しておきましょう。釣行後の空いたバッカンに、釣れた魚などを入れてクーラーに収めれ
ば荷物が一つ減るので、便利に使えます。
バッカンを選ぶコツ
丈夫なバッカンを選ぶ
バッカンの用途はマキエを入れるだけではありません。マキエを杓ですくってエサをまとめる時にバッカンの壁に杓を押し付けマキエを固めます。バッカンがフニャフニャだと、マキエがまとまらず遠投がききません。安物は素材が薄く、このような傾向にあります。また折りたたんであるものは
携帯に便利そうですが、折癖が付いていてマキエをまとめにくい。選ぶ際は自立したしっかりした素材のものを選ぶようにしましょう。
蓋付きが便利
バッカンには蓋が付いたものと付いてないものがあります。蓋が付いていれば雨の中の釣りでもマキエに入る雨水を防げるため安心です。また解けたオキアミ
を入れて釣行する場合、汁の飛散で他の道具が汚れるのを防げます。
マキエを撒く時には蓋が邪魔にならないよう、丸めて横に止めるよう配慮されているので、バッカンは蓋付がなにかと便利です。
余計な装備は要らない
バッカンには蓋やハンドルのほか、肩掛けのベルトや小物を入れるポケットが付いたものもあります。便利なようですが、マキエのためのバッカンには不要な
装備です。
バッカンはマキエで汚れるので、釣行後は洗う必要があります。余計な装備が付いていたら洗いにくく、隙間の汚れは取りにくいので匂いの原
因にもなります。
杓立てやサシエ入れもバッカンに取り付けるので、余計な出っ張りは邪魔になります。バッカンは蓋とハンドルが付いていれば十分です。
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バッカン活用法
バッカンを便利に使うために。バッカンと一緒に使う道具を紹介します。エサ入れ以外にも使えるバッカンの便利な利用方法も併せてどうぞ。
バッカンのお供に
エサバッカン
サシエを入れる小さいバッカンです。後ろのフックをバッカンに引っ掛けて使います。エサバッカンには蓋が付いていて、サシエを日焼けや雨水から守ってくれます。蓋にくぼみがあり、上にサシエを小出しにできるものや、スノコが付いていて
余分な水分を切れるものもあり、配慮のあるサシエバッカンを選びたい。
また大きさもいろいろあります。中に仕切りがあり種類の違うサシエを分けて入れられるものなどは好みで選べばいいでしょう。サシエの取りやすさも手返しに影響しますので、これも併せて買っておきましょう。
杓立て
杓立てとはマキエを撒く杓を立てておく細長い入れ物です。これも後ろにフックが付いていて、バッカンに引っ掛けて使います。杓立てには水を半分くらい入れておきます。杓を濡らしておくとエサ離れがよくなり遠投やコントロールが付けやすくなりますのでマキエを巻いたら杓はここへ立て置くことで常に杓を濡らしておくことができます。
単に杓を入れておくだけでない重要な役割があります。またバッカンのメーカーとお揃いの杓立てはデザインも統一され見た目もなんだかかっこいい。こだわりを見せても面白いかもしれませんね。
尻手ロープ
フックの付いた伸縮性のあるロープです。片方を杓の柄の後ろに取り付け、もう片方をバッカンのハンドルやファスナーなどに取り付けておきます。手が滑って杓を落としても、このロープがあるので海に落としたりするトラブルを防げます。
少しマキエが撒きにくくなるかもしれませんが、大切な道具をなくさないための保険と思って付けておけば、助かることも多々あります。
マキエミキサー
オキアミと集魚材を混ぜたり、凍っているオキアミブロックを削ったりするときに使います。オキアミと集魚材はしっかり均一に混ぜておきましょう。
マキエミキサーは直接マキエワークに関係しないようにも思いますが、混ぜムラやダマがあっては、撒きにくくなったり水の中で思うような流れにならなかっ
たりするので、しっかり混ぜるようにしてください。
バッカンの小技
道具入れに
バッカンは丈夫な素材で汚れも落としやすい便利な入れ物です。エサ入れとしてではなく、タックルケースとして使っても大きさや耐久性に不足はありません。そして軽い!!荷物の多い磯釣りや移動の多いルアーフィッシングにも、バッカンの利用はオススメです。ただエサ入れとの兼用は匂いの事もありオススメできませんが(^^;)
折癖の取りかた
道具入れや、濡れ物入れなどとして車のトランクに積んでおくのにも便利なバッカン。このようなバッカンは少しランクを落としてバーゲン品でも使えますね。しかし安いバッカンは折りたたんで積まれているので、買ったばかりでは折癖がついてしっかり立ちません。形を直してもすぐに折れてしまうのが悩み。
そこで折癖のついたバッカンは、風呂の残り湯を中に入れて折り目を延ばし、一晩おいてください。(水の重みでへじゃげないように壁につけたり抑えをしてやることをおすすめします)朝になって中の水を捨てたら、付いていた折癖がなくなりスッキリ!!
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