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初夏の万座〜川原湯温泉(その2)

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予定よりちょっと早めに今回の宿・川原湯温泉山木館に到着しました。ダム計画で現在も温泉宿として営業しているのはわずかに数件。町の寂れ具合は最初、ちょっと不安に感ましたが、宿に入ってみると風情があって、静かで良い感じです。「ああ、温泉に来たよなあ」って感じです。

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山木館前の崖にある看板。ダムが完成するとここまで水没するのだそうです。屋根の高さから数メートル上くらいです。
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ロビーの奥にある囲炉裏部屋からは夜には、エサを求めてやってくるムササビが見られるそうです。(写真はイメージww。)芽吹きの時期と言うこともあって、残念ながら、宿泊した夜はムササビを見ることはできませんでした。次回に期待しましょう。今回はGWということで、部屋も満室でしたが、ゆったりした時間を過ごさせてもらいました。お部屋にも板の間に囲炉裏があって、広くて趣のある良い部屋でした。(ホームページで紹介されている部屋です。)

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明るいうちに、温泉街の散策に行きました。しばらく歩くと、共同浴場「王湯」があります。入り口には源頼朝ゆかりのお湯らしく、笹竜胆の家紋が描かれています。見かけ2階が番台、降りるとお風呂、という変わった構造。

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温泉街の一番上には川原湯神社と、源泉があります。源泉では温泉卵を作ったり、足湯が楽しめます。(けっこう熱いです。)

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温泉街の真ん中、ちょっと下ったところにまた違った共同浴場「笹湯」があります。10人くらいが入れる感じのお風呂です。あと、山側に聖天様露天風呂というのがあるそうですが、雨が降ってきたので寄らずに宿へ帰りました。

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山木館の露天風呂。水車があって、ゆっくり回っています。雨音を聞きながらのお風呂も風情があって良かったです。
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山木館の夕食と朝食。子供もほとんど同じメニューです。山菜の天ぷらなど、地元の食材を多く使ったお料理で、おいしく季節の味を頂きました。朝食の栗おこわは特においしかったです。

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現在の川原湯温泉はあと2,3年で移転するそうですが、移転先のインフラ整備や地割りに未だ不透明な部分があり、不安を抱えながらの営業だそうです。いろいろと失うものばかりが気になりますが、ゆっくりさせてもらって、良かったです。できることならもう1回行きたいです。

AlJazeera English
"Japan turns to building amid economic gloom"
インタビューを受けていらっしゃるのは山木館のご主人です。出典:八ッ場(やんば)あしたの会

川原湯温泉駅と日本一短いトンネルを見て帰路につきました。川原湯温泉駅は水没しますが、日本一短いトンネルは水没しないそうです。川原湯温泉駅はSuicaは使えません。

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