さようなら、ありがとう、倉敷チボリ公園(その2)
夜になると、公園全体がライトアップされてまた美しい景色を見ることができます。寒くても、ただ歩いているだけでも、なんだか幸せで、ちょっと寂しい気分になりました。チボリ公園の照明はどれもよく考えられていて、デザインも素敵です。一番多く見かけるのが丸い螺髪(らほつ=仏像の頭みたいなの)の形の照明で、チボリクーペルと言うそうです。緑、白、赤、黄、青がありました。一つ一つは小さいけれど、たくさん集まって、美しく優しく輝いていました。
夜になって再びチボリバルーンに乗ってみました。チボリバルーンの上から見る倉敷チボリ公園。とてもきれいです。週末ということもあって、名残惜しいのか、閉園時間まで多くの人で賑わっていました。
クリスマスにあわせて、ショーが催されていました。エントランスと広場には大きなツリー、チボリバルーンにも特別なクリスマスデコレーションの施された観覧車がありました。ちょっと割高ですが、乗ってみました。
いよいよ閉園の時間になってしまいました。開園から11時間、まだ名残惜しいような気がします。エントランスのツリーを見て、ゲートを後にしました。何度も何度も振り返りながら、倉敷の駅へ歩いていきました。
倉敷駅から見たチボリ公園。この灯りをもう見ることはできないと思うと胸の詰まる思いです。年明けから遊具の撤去が始まり、その後一括して中国の企業に売却、跡地の利用は具体策はまだ決まらないまま。ダメダメの行政を批判することは簡単ですが、ここには大型テーマパークでは絶対に味わえない楽しさがありました。最後まで美しく手入れされ、素敵な1日を過ごさせてくれたことに心から感謝したいです。
さようなら、ありがとう!倉敷チボリ公園♡