作家庄司薫氏との出会い
庄司薫氏との出会いは、今をさかのぼること約30年前、中学3年生になる前の春休み、風邪で寝込んでいたぼくが、おふくろに本を買ってきてくれと頼んだことに始まります。
ぼくの母は世にいう教育ママタイプではなく、職も持っていたため、退屈そうにしているぼくを気の毒に思い、必死で本屋の棚を探したのでしょう、その晩に「赤頭巾ちゃん気をつけて」という、やがて中学3年生になるぼくにはいたって幼稚な(と、その時は思った)タイトルの本を買ってきてくれたのです。
帯に『芥川賞受賞』と書いてあるその本を読み出したぼくは、簡単な言葉で書いてあるにもかかわらず、なかなか内容が理解しにくいその本に夢中になりました。それはそうでしょう、「赤頭巾ちゃん気をつけて」は当時、受験生のバイブルとまで言われた高校3年生を主人公にした小説で、作者の庄司薫氏が、10年間にわたり『青春とは何か』を考えぬいて上梓した作品です。風邪でもうろうとした中学3年生には理解できるはずがありません。しかし、その後、30年間の付き合いになろうとは、その時は考えてもみませんでした。
この部屋は、いまだに庄司薫氏の本を読み続けるぼくの、個人的な意見、そして彼の消息をお伝えするページだとご理解ください。
散歩学派 おおはし
庄司薫の出版作品です
もう一冊「家族としての犬と猫」という本がありますが、ついに2年前に手に入れました
No. 19 | 2003/02/23 | テレビ「白鳥の歌なんか聞こえない」再放送を目指して (その2) |
No. 18 | 2002/11/10 | テレビ「白鳥の歌なんか聞こえない」再放送を目指して (その1) |
No. 17 | 2002/10/15 | 庄治薫の本棚2002年10月 |
No. 16 | 2002/10/10 | 中公文庫、赤・白・黒・青 いっせいに復刊 |
No. 15 | 2002/06/19 | 家族としての犬と猫 |
No. 14 | 2002/05/11 | 薫クン歳時記 |
No. 13 | 2002/03/19 | 枕草子 |
No. 12 | 2002/01/14 | 庄治薫いろはカルタ |
No. 11 | 2001/07/20 | 庄治薫氏の結婚秘話 |
No. 10 | 2001/07/10 | 古本屋探検 |
No. 9 | 2001/07/07 | 庄治薫の本棚 |
No. 8 | 2001/07/06 | 30年後のファンレター |
No. 7 | 2001/06/21 | 映画「白鳥の歌なんか聞こえない」の感想 |
No. 6 | 2001/06/21 | 映画「赤頭巾ちゃん気をつけて」の感想 |
No. 5 | 2001/06/21 | 僕の大好きな青髭の感想 |
No. 4 | 2001/06/21 | 白鳥の歌なんか聞こえないの感想 |
No. 3 | 2001/06/21 | さよなら怪傑黒頭巾の感想 |
No. 2 | 2001/06/21 | 赤頭巾ちゃん気をつけての感想 |
No. 1 | 2001/06/21 | 薫クンシリーズについて |
Ohashi's Site はフレーム画面で作られていますフレームが表示されない場合はこのリンクをクリックして下さい