2002年6月19日

家族としての犬と猫

庄司薫・編(新潮社)

10年来捜し求めていた本を手に入れることができました。
これは、最近知り合いになった方が電脳古本屋を探してくださったおかげです。
とにもかくにも、これで庄司薫氏の名前で出版された本はすべてそろったことになります。

とはいえこの本、実は「庄司薫・編」となっているところがみそで、実はアンソロジーです。
というわけで、目次をご紹介いたします。

家族としての犬と猫■目次

家族としての犬と猫について

庄司 薫

一匹の犬が二匹になる話

マルセル・ベルジェ(森 鴎外訳)

母親

ガブリエル・ルイヤール(堀口大學訳)

美しき犬・愛猫

室生犀星

ポチ

二葉亭四迷

畜犬談

太宰 治

雑種の犬

遠藤周作

ピエロ

ギ・ド・モーパッサン(青柳瑞穂訳)

お富の貞操

芥川龍之介

白い犬

永井龍男

安部公房

猫踏んじゃった

吉行淳之介

犬・猫

ジュール・ルナ―ル(岸田國士訳)

交尾

安岡章太郎

お犬さまの天国

開高 健

猫の教訓

オールダス・ハックスレー(柳瀬尚紀訳)

不老長寿

庄司 薫

猫の墓

夏目漱石

犬死でない死

五木寛之

猫に呼びかける

トーマス・エリオット(北村太郎訳)

 

例によって、本の画像です。

 

散歩学派 おおはし