デジタル邪馬台国

3.箸墓の幾何学

(1) 3DCG箸墓
(2) 太陽の道
(3) 周髀算経
(4) 「三角縁」神獣鏡
(5) 特殊器台+神獣鏡
(6) 空白の三輪山麓
(7) 心の御柱
(8) 酒船石

概要

箸墓は径百余歩という『魏志倭人伝』の記載と一致し、卑弥呼の墓の可能性が考えられます。ここでは、箸墓の3DCGモデルを作成し、他の前方後円墳と異なった独特の形態について考えます。小川光三氏の農耕カレンダー説を紹介し、さらに、前方部の特殊器台に三角縁神獣鏡をセットして使った可能性について考察します。この場合、箸墓東方の井寺池のある台地が太陽観測にはふさわしく、箸墓とはまず第一に農耕のためのカレンダーとして使われた装置であり、政権はこの先進の農業技術を秘密にしたと考えます。
また明日香村に現存する酒船石が日没の観測台であった可能性について考え、現在崇神天皇の磯城水籬宮と伝えられる志貴御縣社に置いてあったものだと推定します。

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